最後まであきめなかった

 私は元々大学受験をするはずでしたが、とある理由でそのまま推薦で入学にすることになりました。そのせいで学歴コンプレックスをかかえたまま、大学生活が着々と過ぎていき生産性の無い日々が1年程続きました。在学中に、TOEIC高得点をとるだとか公認会計士などの将来その資格さえあればある程度の人並み以上の生活が約束される国家資格の受験も考えましたが、途中で自分が本当に欲しいのは、知名度の高い資格ではなくやっぱり人に誇って言えるような学歴なのだと気づいたのです。そこから編入学という制度を見つけ、調べているうちに編入学は完全に情報戦であると感じました。まず受験者が少なく、その体験をネットで発信している人も相対的に少ないので予備校に入り、情報収集するのは必須だと思います。なにより、予備校に通っている人と完全に独学の人では、過去問の豊富さや、編入試験を知り尽くしている先生方から有効な参考書を教えてもらえる、等の点から独学の人と比べアドバンテージがあるのは一目瞭然です。そして数多くの予備校の内で中ゼミを選んだ理由はやはり、ベテランの教師が揃っている点とその両方の豊富さでした。

 ここからは具体的な勉強方法について書いていこうと思います。まず、勉強する上で勉強日記を書くことをおすすめします。私は毎日その日にやった単元や勉強時間、また受験日までの残りの日数と照らし合わせ、今の自分に何が足りなくて、何をすべきかを書くのを日課にしていました。4月から勉強を始め、最初は応用理工学類を受験しようと思い、数学、化学での受験対策をしていたのですが、受験人数が多く問題の難易度が割と高かったため、とにかく筑波大学に入りたかったので、5月中旬から数学を止めて生物にシフトし、生物資源学類を受験することにしました。生物資源学類は、毎年10名を固定でとり、割と受験者も少ないので、倍率も低めで私的におすすめです。

 私は受験したのが筑波大学だけだったので、科目は生物、化学でした。もし、2校以上の大学を受ける方でも受験科目は絞った方がいいと思います。科目が増えると当然一つ一つの教科にさける時間が少なくなるのでその分リスクが大くなります。

〈勉強内容〉

 化学に関しては、マクマリー有機概説、重要問題集だけで十分だと思います。それぞれを6回繰り返しました。マクマリーは特に、筑波ではよく出題される、配向性やIVTAC名、反応の中間生成物等を重点的にやると良いと思います。

 生物は、セミナー生物、エッセンシャルをやりました。エッセンシャルは大学範囲で分からない問題があったら随時、読むレベルでしか使っていませんが、セミナー生物は10回くらい解きました。信用できる参考書を自分が満足できるだけやれば良いと思います。両方とも6月から過去問題を解き始め、数え切れないくらいやりました。初めに過去問を見て、主な出題範囲を把握してから勉強することをおすすめします。余談ですが英語はTOEICの点数換算だったので、1ケ月ほど本気でやって435点から690点まで伸ばしました。リスニングを毎日し、公式問題集を4回くらいすれば割とすんなり点が上がると思います。

 最後に、編入試験はモチベーションをいかに保てるかにかかっていると思います。受験する人は皆同じ気持ちだと思うので、最後まで諦めずに頑張って下さい。中ゼミの先生方、本当にありがとうございました

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