受験前、不安でいっぱいだった時に先輩の受験体験記を読んで励まされたように、この体験記が少しでも皆さんの息抜きや今後のやる気に繋がれば嬉しいです。私は看護師としての経験を積み、看護編入学試験に挑戦しました。自分の受験番号を見つけた時、嬉しさがこみ上げたのと同時に安堵感につながりました。受験までモチベーションを保つのが難しいと感じることもありましたが、投げ出さずに地道に頑張ってきて本当に良かったと思えた瞬間でした。中ゼミの先生方や家族のサポートがあったからこその結果であり、感謝の気持ちでいっぱいです。
私が初めて編入を考えたのは何年も前で、非常に漠然としたものでした。そして自分の学力では実現出来ないのではないか、家庭もあるので優先することも多く難しいなどと初めから諦めが強く、何年間も重い腰を持ち上げられませんでした。しかしいくつかのきっかけを経て、編入学試験への意識が徐々に変わり始めました。最初のきっかけは、数年前に看護師対象のアメリカ留学に参加した際、私よりずっと年上の世代の方が看護学生として生き生きと勉強している姿をみて、学ぶのに年齢は関係ないと気付かされたことです。私は何もしないうちから無理だと諦めていたのですが、学ぶことは悪いことではない、少しでも早い方が良いはずだと思考が変わっていったのです。
次に、家族に背中を押してもらったことです。試験勉強や入学後の生活を考えた時、私には1歳の子供がいるので誰かのサポートなしでは難しく、家族がサポートしてくれたことは非常に恵まれた環境でした。それからインターネットなどで筑波大学や予備校の情報収集を始めました。しかし自宅から都内までは遠く、子育てをしながら毎週予備校に通うのは難しいこと、自宅から通学可能で学費のことを考えると筑波大学のみに絞らなくてはいけないこと、短期間であっても努力次第で合格可能なのかといったことが悩みでした。そんな中、筑波大看護編入の合格実績や編入情報をたくさん持っていて、通信でも受講が可能な中ゼミをホームページで見つけました。早速宍戸先生と面談し、看護編入の情報、受講計画の提案、合格実績、私と同じように子育てしながら通学している方や通信生も合格を手にしているといった話を聞いて、ようやく編入試験合格への希望が見えてきました。
通信サポート生として10月から長文和訳添削、直前は過去問添削コースを受講し、モチベーションをあげるためにも2月のプレ学期(医療英語)には通学しました。普段は自宅で自分との孤独な戦いでしたが、プレ学期では同じように頑張っている他の生徒さんを見て、私も頑張ろうと良い刺激になりました。また編入ガイダンスにも参加し、「たとえ今は結果として出ていなくても、諦めずに最後まで勉強することが大切だ」と合格者から聞き、それを呪文のように自分に言い聞かせて勉強しました。勉強方法は、子供が寝た後の2時間と、限られた時間を利用しました。筑波大だけの受験であったので焦りはありましたが、試験の傾向をつかみ、的を絞った教科の勉強が出来たことは良かったと思います。英語は長文和訳添削を受講し、その他に自分では「ターゲット1900」で英単語を暗記し、[Student Times]で長文に慣れるようにしました。そしてプレ学期でのターゲット英単語テストで8~9割取れるように努力し、プレ学期後も自宅で英単語のテストを夫に作成してもらって解いていました。専門科目(看護学)は看護師国家試験の過去問6年分と筑波大の過去問を繰り返し解きました。小論文は全く勉強していませんでしたが、医療のニュースを日ごろからチェックして、自分の考えを持つように意識しました。論文(英語)は、今年は字数指示ありの問題も多く、自分の意見を書かせる最後の問題が焦りに繋がったので、実際に書いて小論文対策をしておけば良かったと思いました。私が本気で勉強したのは、4月頃からと言って良いと思います。ここからは子供を夫や他の家族にみてもらうことも多く、図書館で勉強することが多かったと思います。しかし息抜きに友人と会ったりもしていましたし、家事や育児の時間も良い気分転換になりました。5月からは志望動機の添削や面接練習なども入ってきて時間が取られ、他の勉強時間の確保が難しくなってくるので早めの対策が安心かと思います。志望動機の添削では、大学側が求める学生を踏まえたうえで、より具体的で相手に伝わりやすい文章になるよう添削していただき、言い回しなど自分では考えられなかったアドバイスを受けることが出来ました。面接練習は一度だけ足を運び、宍戸先生と練習しました。筑波大学の傾向や強調するべきポイントを教えていただき、言い方ひとつで言葉の印象が変わってくると感じました。練習を褒めてもらえたこともあり、その後は自宅で夫に面接官になってもらい、入室から退室まで最低10回は練習したと思います。厳しいシチュエーションを想定して練習していたこともあり、本番では緊張もさほどせずに自分の意見を落ち着いて話せたように思います。しかし面接官からの質問は、期待した内容ではなかったため、自己アピールが出来たのか不安がありました。しかし、宍戸先生から聞いていた変わった質問内容についてはそのまま聞かれたので、本番で助かりました。退出前には、誰よりもこの大学で学びたいと強く思っていると一言加えました。
私にとって今年の受験が最初で最後のチャンスで、来年は受験出来ないことを夫と約束し、家族にも協力してもらった以上、絶対に合格してみせる!合格以外はないと自分に何度もプレッシャーを与えながら、時には不合格を想像して涙が出そうになる日もありました。しかしこれが怠けがちな私を奮い立たせることができたのだと思います。こうして家族や友人に合格宣言してみるのもいいのかもしれません。私は模試の成績は決して良くありませんでしたし、勉強以外にもやらなければいけないことがあったのは事実です。何でここまでして頑張っているんだろうと、ふと客観視してしまうこともあり、辛く苦しい時期もありました。しかしとにかく「自分の力は最大限に出し切って、後悔だけはしない受験にする」ということだけは強く決めていました。このように最高のコンディションでの受験になるように対策を考え、体調管理や試験会場でのイメージトレーニングをしました。当日は最低限、とにかく解答欄は全て埋めること。正確に記入することを頭に置いていました。点数が取れたという自信は全くありませんでしたが、私の実力は出し切ることが出来たので、2日間に渡る受験は達成感のあるものでした。
入学してからは、色々な授業に参加したり、国際交流の場に足を運んだりとチャレンジしていきたいと考えています。これから受験される皆さんの中には、学生で実習や仕事をしながらの方もたくさんいるでしょうし、お金と時間を費やして本当に合格できるのだろうかなど不安な思いがあるかと思います。このような私でも合格を手に入れることが出来たので、皆さんも必ず実現出来ると信じて最後まで頑張ってください。これからの自分次第で必ず変われます。心より応援しています。
最後に、宍戸先生や他の先生方、中ゼミスタッフの皆様に心から感謝を伝えたいです、本当にありがとうございました。
