心が折れても頑張った

 私が数学の先生に興味を持つようになったのは、高校生の時でした。当時はあまり意識はなく絶対になってやるというほどでもなかった私は数学科の他に情報科も受験しました。多くの大学では、情報科でも数学免許を取得できるのは、今の時代パソコンを使えないといけない時代だからです。しかし私の入学した大学の情報学科では数学免許どころか普通科の高校、中学校の免許一つも取得できなかったのです。なので私は一般就職を考え始めました。しかし情報系の企業には、あまり興味が持てず、勉強もあまり楽しくありませんでした。それとは逆に、選択科目で講義を受けた微分・積分や線形代数学はとても面白く、自ら進んで勉強していました。さらに大学の友達や高校の友達にも数学を教えるようになって、その人たちが私の説明で分かってもらえる喜び、分かってもらった時の笑顔などで教える楽しさを学びました。私としてもより数学を知りたいという思いが強くなり、ここで数学科の大学編入を決意しました。

 大学編入するために大学の先生の紹介で知ったのが「中央ゼミナール」でした。唯一編入の対策を行っている予備校でした。私はすぐ夏期講習の説明会に行きました。私はここで頑張ろうと決めました。粕谷先生と出会い、私の夏休みが始まりました。

 まず最初に江川先生の数学の授業を受けました。しかし、全く理解できず、初日に心が折れて、2日目に粕谷先生と面談したのは今でも覚えています。もう一度心を入れ替えて私なりに教科書を参考に勉強し、その日にやったことを復習して授業に臨むにつれて先生が言っていることを理解することができ、数学を完成することができました。

 物理の授業でも石川先生に勧められた参考書を徹底的に練習し、苦手だった物理を克服できました。

 面接練習でも粕谷先生をはじめとして多くの先生と練習して慣れることができました。特に粕谷先生の面談は厳しく、とてもためになりました。こうして色々な人に支えてもらい見事合格できました。お金を出してくれた親、勉強を教えてくれたり、面接練習をしてくださった先生方、共に勉強を頑張った友達、すべての人に感謝です。中央ゼミナールに来て私の人生は大きく変わりました。ありがとうございました。私の夢となった数学教師になって3年後いい報告ができるよう頑張ります。

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