編入学という道

 私が編入学を決意したのは1年生の後期でした。もともと第一志望の大学ではなかったので入学後も「本当は浪人したほうがよかったのではないか」、「いや。でも浪人したところで第一志望に必ず合格するとは限らないし…」と自問自答の日々をすごしていました。そんなときに「編入学」という入学方法があることを知りました。私はもう一度挑戦するチャンスをもらえたと思いました。もちろん合格する保証も大学入試のときと同様ありません。しかし、何もしないで目の前にあるチャンスを見過ごしてしまったほうがより後悔が残ると思いました。そしてその思いを強く思ったときから私の編入合格への日々は始まりました。

 まず、編入学とはただでさえ情報や経験者が少ないという中で独学で合格をいただくことは私の力では難しいと思いました。そこで編入学合格での実績・歴史ともにある中央ゼミナールで教えていただくことにしました。

 中ゼミでの授業は論文の書き方や単語帳の作りかた(心理学専攻でした)など丁寧に教えていただきました。論文の書き方では、まずフォーマットを教えていただき、その後実践、そして、振り返りがあります。この振り返りが大切だと思います。先生に添削していただいたところを修正する。この作業を繰り返し行うことでだんだんと自分のものになっていくと思います。また先生の模範解答もじっくり読んで、見て、模写してみるということも何回も行っていました。次に単語帳作りですが、先生の単語帳を参考に私は作っていました。また、先生との面談もとても重要だと思います。先生と面談をすることでやる気がチャージされ、俄然勉強に身が入りました。何か不安なことが発生したときにはそのつど相談されてみることも大切だと思います。そして二次面接の対策も様々な先生方が丁寧に対応してくださいました。面接は頭でシミュレーションをしてもやはり実践をある程度積まなくては難しいと思います。面接の経験が少ないためか、私は最初のうちは途中で言葉が詰まってしまったり、早口になってしまったり、ボロボロな状態でした。しかし先生方のアドバイスをもとに少しずつ修正していき、自分の思いを相手に自分の言葉で伝えることが出来るようになりました。

 長々とお話しさせていただきましたが、まとめをさせていただくと、「合格」は中央ゼミナールの先生方のご指導がなければ見ることができなかった文字です。またいつも応援してくれた家族の存在も私にとって大きな支えでした。いまこうして合格体験記を書くことができるのも様々な方々の支えの上に成り立っています。そのことに感謝して新しい学びの中で成長していきたいと、そう、思っております。

 先生方、本当にありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました