本当に突き詰めていきたい分野

僕は現在機械系の学科に通っています。何故通っているのかと言われたら、それは自分でこの学科を選んだからにほかなりません。しかし、実を言えば入学した時からこの学科で良いのか疑問でした。「自分にこの学科が本当に合っているのか」や「本当にやりたいことは機械について学ぶことなのか」などという疑問がいつも頭の中にありました。それは大学での授業が始まった後、さらに強くなっていきました。毎日毎日「今やっている学問で興味のわきそうなものはない。僕は一体何をしたいのだろう」と自問自答を繰り返していました。今の大学の講義にC言語というプログラミング言語を使いコンピュータの構造を学ぶ科目があり、それを受講してみました。その時に本当にこれから突き詰めていきたい分野というのが、情報通信システム系の分野だと分かりました。

そして、ある日友達伝で大学3年生へ進級するときに大学から他の大学に移れる制度があると知りました。今通っている大学は前身が専科大学であるため、学科数は少なく専科大学時代の研究室が多いのです。その状況に正直嫌気がさしていなかったかと聞かれたら嘘になります。そこでどうせ分野を変えるのなら他の大学へ転入しようと思い、決意しました。

中央ゼミナールでの受験対策はとても質の高い授業ばかりでした。英語の添削は後で見返したら、なるほどと納得いく解説でしたし、石川先生の物理学も目から鱗の解答と解説でした。特にすごかったのは江川先生の数学でした。高校数学とは比べ物にならないほど抽象化され難解になった大学の「線形代数」と「微分積分」で入学時は得意だった数学が1年生の時にほとんどトラウマ化していました。それを江川先生は懇切丁寧に基礎からわかりやすく教えてくれました。どの科目を取っても自分が大学受験の時の塾などでの教え方の何倍も上手でした。また、授業だけでなく面接の対策も充実していました。僕は相当のあがり症なのですが、面接練習を繰り返すたびに先生がそのことに気付き、どうすればあがり症でも自分の思ったことが相手に伝わるのかを教えてもらいました。

公立大学への編入学受験期は夏季に行われることがほとんどということもあり、冬季に行われる受験よりは風邪等々への心配が要りませんでしたが、複数受験する分相当疲れるので体がもつかが心配でした。しかし、いざとなると集中して受験することができました。授業で教えてもらった知識を存分に発揮できたと思います。面接も想像していたより緊張せずに出来た覚えがあります。ただ、専門科目があまり芳しくない状態で受験した大学もありました。しかし、全体的にみると全力を尽くせたと思っています。結果も地元の国立大学のシステム工学科へ合格することができました。

今、僕は転入先の大学の授業についていけるように、資格を取りながら情報系の勉強をしています。今いる大学の授業も以前より楽しくなりましたし、すべてのことに前向きに挑めるようになったと思います。機械のことに対してはあまり将来に対する目標というものが無かったのに、情報系の知識が身についていくにしたがって自分の目標がはっきりしてきました。どれもこれも中央ゼミナールの講師の方々、およびスタッフの方々のおかげです。本当に感謝しています。ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました