運を自分で呼び

 私が編入試験のことを知ったのは大学一年の秋頃でした。ある日高校の友達と某公園で散歩をしていたとき、その友達がふと「あーもう今の大学家から遠いし、もっと家から近いところに“編入”しようかな一。」と言いました。当時の私は編入試験の存在など全く知りませんでした。しかも当時の現状に不満を持っており、本屋に行っては大学を卒業したら有名な大学院にでも行ってしまおうかとも考えていました。そんなときに友達から編入の話を聞いて私は「これだ!」とピンときて、すぐにインターネットで調べました。最初は別の予備校の説明会へ行きましたが、いまいち入る気にはなりませんでした。そこでもう一回調べたところ中央ゼミナールのことを知り、すぐに説明会に参加しました。歴史も長く、サポートも手厚い印象があり私は入学することを決めました。

【4月~7月】この時期、大学週5・バイト・中ゼミと本当に忙しい日々を送っていました。そのためなかなか自習の時間が取れなかったり睡眠時間が短かったりで精神的に追い込まれていました。添削英語では12点を取り、エッセイではBやCをうろちょろ、おまけに不器用人間(笑)といった感じで2013年一番のどん底な思いを経験しました。しかし、絶対に諦めませんでした。その諦めない原動力は大まかに2つありました。1つは一般入試での悔しさともう1つは自分で選んだ道なのだから投げ出したくないということでした。高校を卒業してから英語の先生のところに会いに行ったとき、あなたは大器晩成型だからと言われたのも思い出し、今回は絶対に結果を出してやると思ったのも力になりました。

【8月~9月】バイトを辞め、大学も夏休みに入ったためほぼ毎日自習室で朝の9時半~夜の8時半か9時まで勉強をしていました。今までできなかった分も取り返す勢いで自習に励んでいました。しかしこのままの調子で勉強していっていいのだろうかと毎日不安に思っていました。というのも、自分が伸びているという実感がなかったからです。悩むのは5分だけという先生の言葉を思い出して、悩んでいる場合ではないと考えながらただひたすら勉強しました。体調面では、夏なので体調が良くないときももちろんありました。夏はしっかりごはんを食べ、睡眠を充分にとることをオススメします。たとえうまくいかなくても諦めずに努力し続けることが重要だと気付いた時期でした。

【10月】大学は週3に減らし前期よりも時間に余裕ができました。そしてこの時期から添削英語の点数が安定してきたり、エッセイライティングの評価が良くなってきたりしました。まだまだ試験への不安もありましたが今までの努力が報われると信じ、絶対に周りを見返して自分の学びたい分野をやるんだという思いで過ごしました。

【11~12月】いよいよ試験本番。まずは聖心女子大学。英文なので共通と専門の英語を2つ受けました。筆記が終わったあと、自信がなさすぎてああダメかなと思いました。そう思う原因の一つとして、全学科共通の英語の方でリスニングがあるのですが、あまり正確に聞き取れなかったからです。落ち込みました。なんせリスニングが一番苦手だったので。ところがなんと一週間後に合格通知が家に届きました。驚きと安心の両方を味わいつつも次の東京女子大学に向けて好スタートをきれたことは良かったです。東女は絶対になんとしても合格したい学校の一つだったので、前日の夜はなかなか寝付けませんでした。そして試験当日、朝から電車が人身事故で、予定より少し遅れて会場に到着しました。(もちろん集合時間までには余裕で着きました。)何があるかわからないので早めに行動すると良いです。東女は一次の筆記試験で合格した人のみが二次の面接を受けられるというシビアな段取りでした。そして試験が始まり手ごたえがあるようなないような感じで、あっという間に終わってしまいました。正直自信は全然なかったので、もしかしたら落ちてるかもなぁと思いながら一次の合格発表までそわそわして待っていました。結果は…、自分の番号がありました。ええええ?! という驚きと嬉しさを感じつつ二次の面接へ突入。しかし中ゼミで何回も面接練習をしたにもかかわらずうまくスラスラと受け答えができなかったので、もうダメか…と思っていました。一週間後、ドキドキしながら大学のパソコンで、合格表を見たら、なんと合格していました。もう嬉し泣きしました。その後の明治学院も合格しており、まさか自分がこんなに受かるなんて…と、本当に驚きましたし、何よりもうれしかったです。

【英語】最後に私が実際に行っていた英語の勉強法について。授業中に先生がアドバイスしてくださった方法で復習し、授業でやったものは1週間以内にやるよう心掛けました。あとはなんといっても再提出です。添削英語やエッセイなどはほぼすべて再提出しました。また参考書は先生が薦めてくださったもの+α(自分で選んだもの)を使っていました。中学生の問題集からやり直し、徹底的に基礎を見つめ直しました。注意点としては、自分自身をごまかさずにやることです。参考書を2周やったからといって完壁とは限りません。なぜなら問題集の中身をすべて理解しなければ意味がないからです。ただの作業にならないように、どうしてそういう解答になるのかということを考えながら、意識的にやることがポイントだと思います。そして単語・熟語に関してですが、基本的には電車の中などの移動中に暗記しました。私の家から最寄駅まで約10分あるのですが、当時の私はその時間さえもったいないと思っていたため歩きながらぶつぶつと発音しつつ暗記していました。ですが危ないのであまりおすすめできません(笑)。あと自習するときはその日にやることを付箋に書いておくのもよいと思います。

【最後に】中ゼミでお世話になった先生方やスタッフの方々には本当に感謝しています。豊富な情報量、過去問、面談システムなどはとても役立ちました。どうもありがとうございました。これから編入に挑戦する人は、自分の人生は自分で変えるという思いでがんばって下さい。人生で無駄なことなんかありません、応援しています。

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