効率的な短い受験生活

3か月弱。わたしの受験準備期間は限られていました。8月下旬にアメリカの短大を卒業して帰国、その年の受験を目指し9月中旬から中ゼミに通い始めました。しかし、受験科目である法学の勉強は初めてで編入試験は未知のチャレンジでした。それでも年内に2校合格することができたのは、中ゼミに通って効率的に勉強することができたからだと思います。以下、わたしの3か月の受験生活についてお話します。

法学部を目指していたわたしは、法学概論、憲法、法学時事、政治学に加え、法学部の添削英語と社会系添削英語の6つのクラスを受講しました。どのクラスも4月から受講している人が多く、また授業も前期からの流れで行われているため、後期生である私は大きな不安を感じていました。案の定、法学系のクラスでは授業内容を全く理解できず、返却される課題文のコメントには日本語の間違いの指摘も多く、日に日に焦りや不安が募っていきました。唯一自信のあった英語でさえ、意味は分かるのに日本語が出てこない、和訳をすれば違和感のある日本語になってしまう、といったことが追い打ちをかけ、最初の1か月は試練の毎日でした。

そんな中、先生方のアドバイスもあって、できないことをするより地道に基礎を固めたほうがいいと思い、授業の予習復習に加えて法学定義集やターゲットの英単語や熟語を覚えることに重点を置きました。また、授業でわからないことや疑問があれば先生に必ず聞くようにし、それでもわからないことがあれば、法学部生である兄に教えてもらいました。そして、10月中旬に初めて先生に「ひょっとするとこのままいけば受かるかもしれない」と言われ、11月にかけて課題でも少しずつではあったけれど評価も上がっていきました。

初めての受験前には緊張というより漠然とした不安があり、先生とたくさん話して試験に臨みました。その後1週間おきに2校を受験しましたが、途中具合が悪くて机に向かえない時期がありました。そんなときは、小論文を書いたり新しいことを覚えようとしたりするのではなく、今までの課題の解答例や定義集、ターゲットに目を通しました。

結果、1校は不合格となったものの第一志望の大学を含む2校に合格することができました。正直、結果が出るまでは生きた心地がせず、年明けに受験できる学校を探したり浪人したりということも考えていたので、合格が分かったときは涙が出るほどうれしかったです。お世話になった先生方も9月や10月頃は年内の合格は厳しいのではと思っていたそうで、私もこの3か月は常に焦燥感がありました。しかし、受験前や受験中にいつも先生方は前向きになれるようなアドバイスや言葉をかけてくださいました。そして3か月の間に仲良くなった中ゼミ生と励ましあったり、一生懸命なクラスメートの姿を見たりして、私も受験を乗り切ることができました。今は、あこがれの大学で法学を学べるうれしさと、ここからがまた新たなスタートなのだという身の引き締まる思いでいっぱいです。3か月弱という本当に短い期間でしたが、とても充実した受験生活でした。中ゼミの先生やスタッフの皆さんには本当にお世話になりました。本当にありがとうございました。

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