合格したのは、一人の力じゃない

初めに、この編入試験は一人の力では決して成し遂げられなかったと思います。中ゼミの先生方やスタッフの方々、家族や友人の支えがなければ合格に至ることはできなかったと思い、多くの人々への感謝の気持ちでいっぱいです。
私は、短大を出てから2年間企業で働いていました。編入を決めた理由は、子ども達を支えることのできる教師の仕事をしたいと思ったことと、「大学」を卒業したかったことです。就職活動時に短大卒と大卒で給料の差があったり、採用試験を受けられない企業があったり、2年違うだけで、「なぜ差があるのだろう。」と考えてしまいました。こんな不純な動機も含めて、やはり大学へ行きたいと思い、3月で会社を辞めて短大時代に友達が通っていて勧められた「中ゼミ」へ通うことにしました。
私は家賃と生活費を稼ぐために、アルバイトをしながら中ゼミに通っていました。アルバイトと勉強の両立は思っていたよりも大変でしたが、他の子は大学へ行きながら中ゼミに行って勉強するという条件的には同じだったので、なんとか1年間生活できました。中ゼミの学費は2年間自分で貯めたお金で払いました。途中で自分は、友達はみんな働いているのに私だけこういう生活をしているのは社会的にマズイのでは・・と落ち込んだり、お金がなくて嫌になったりしましたが、中ゼミでは、年齢に関係なく仲良くしてくれた友達がいたり、高橋先生を始め多くの先生が励ましてくれて大きな支えになりました。中ゼミは予備校よりも学校に近く、学校より親密な面もあり居心地の良い場所でした。
勉強に関しては、大学入試を経験したことがなかったので、すべて基礎から始めました。特に数学は全くの初心者だったのですが、真木先生が分かりやすく教えて下さり、ひたすらチャート式の白の問題を解きました。過去問でだいたいのポイントや傾向をつかんで学習することも大切のように思います。もう一つ苦手な科目は小論文でした。何度書いてもなかなか上達せず、1か月前に本当に焦って相談したところ、高橋先生に読書を勧められました。読書は自分の論理力を高め、知識を蓄えるのにとても役立ちました。
試験は金銭的な余裕がなく、都留文の出題範囲が他の大学と異なっていたという理由で2校のみ受けました。しかも10月の愛知県立大学の試験では落ちてしまい、かなり精神的には辛かったです。なぜ落ちたかを振り返ると、英語力(特に単語力)が足りなかったこと、小論文のテーマが苦手な内容だったことが考えられます。結果的には、落ちたことでその後の勉強に身が入りました。編入試験を少し甘く見ていたのではないかと思います。11月からは、たまに息抜きもしましたが、かなり勉強した気がします。そのため試験当日は変な自信がついていました。1月下旬、ついに合格しました。
中ゼミでは、試験対策だけではなく、自分が何を勉強したいか、どう生きたいか、まで学べました。最初は本当に受かるのかとても不安でした。しかし、中ゼミを信じて勉強して本当に良かったと思います。試験勉強は孤独で、苦しいものでしたが、周囲の支えもあり、応援してくれた人々への感謝の気持ちでいっぱいです。

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