大学編入~合格に近づくためにメンタル管理と体調管理を

 大学編入試験もまっただ中、連日、学生からの報告に一喜一憂しています。すでに、どこどこ大学○○学部△△学科が4名合格を出して、4人とも中ゼミ生! というような話が飛び交っていますが、一方で、全員が合格しているわけではないのも事実です。
 私が担任になっている看護3年次編入の志望者は、今年、8割を大きく超える率で国公立に合格しました。でも、とても残念ですが、全員合格ではありません。もちろん、仕事や学校が忙しかった、いろいろな状況から受験校を絞らざるを得なかった…など、結果を出せなかったことにはそれぞれ理由があります。でも、他の学生が受かっているだけに、自分が合格できなかったことはどんなに辛いことだろうと思います。
 友達が受かったのに自分は駄目だった…。でも、これはどの受験生にもありうることです。このような状況の中で一番心配なのは、不合格にショックを受けて何も手につかなくなってしまうことです。過去には体調を崩してしまった人もいました。また、「私はどうせだめなんだ」と思いこんで受験を諦めて自分の可能性を閉ざしてしまう人もいます。受験生、それも中ゼミ生がそのような状況になってしまうのは、とても残念なことです。
 ここで大切なのは失敗を次の成功につなげることです。冷静に、英語、専門、面接の状況を見直して、自分に何が不足しているのか確認し、次に備えます。もちろん、中ゼミ生であれば中ゼミスタッフに相談してほしいと思います。
 人のことだから簡単に言えるんだと思われるかもしれません。でも、毎年多くの中ゼミ生が、最初の失敗から諦めずに合格しています。体調を崩した人もです。しかも、むしろより難しい大学に受かることが少なくありません。そのような先輩達に続くには、冷静に自分を見つめ、メンタル面を管理することが大切です。確かに難しいことではありますが、その先に合格があります。
 お勧めしたいのは、ある意味、鈍感になることです。悩んでも仕方ないことは悩まない、考えてもどうにもならないことは考えない、前向きなことだけイメージして勉強に取り組むことです。
 受験前は、不安でどうしても眠れないこともあります。そういうときはベッドの中で英単語を覚えましょう。きっと、眠れます。不安から目をそらしてもよいのか…。よいのです。時間は限られています。やることはやって、マイナス思考からは目をそらしましょう。「もっと早くから英単語を覚えておけばよかった」と悩んでいるその時間に、一つでも単語量を増やす努力をしたほうが、合格に近づくのですから。
 今、中ゼミの中を歩いていると、マスク姿の学生が結構います。風邪の予防です。急に寒くなった今は、特に必要なことですし、学生の受験に対する前向きな姿勢が感じられます。学生の頑張りを感じさせてくれるマスク姿が、私は好きです。悩む時間があったら今何をすべきか考えましょう。マスクをするのも合格へ向けての行動の一つなのです。