2020年度編入試験情報(法政大学)

 法政大学の2020年度編入試験ですが、大学のホームページに募集学科が発表されています(こちらから)。昨年は8月初旬までわからず、相談にあたってとても困りましたから、今年はずいぶん早いなと思ったら…、同時に変更点が発表されていたんですね。

 具体的には下記の一部学部学科で英語外部試験が導入がされていました。英語の筆記はなくなりました。

まず、経営学部です。

 ①経営学部全学科は、TOEFLiBT・ IELTS限定でスコア提出のみ。

→ちょっと驚きです。TOEICが使えないわけですね。ただし、TOEFLはスコアを出せばよくて、基準はありません。とは言え、TOEFLは受験料が高い、受験手続きもややこしいなど、受験するのもかなり面倒な試験です。でも、それだけに、特に今年に関しては、この試験のためにTOEFLに取り組むと、有利かなと思います。受験者が減ることも予想されますし…。このチャンスをつかむために、中ゼミでは6月12日からTOEFLの入門講座を設置します。詳細は下の方でご確認ください。

次に文学部です。次の3学科で、英語外部試験のスコア提出が必要です。 

文学部日本文学科は、英検・TOEFL・ IELTS・TOEICでスコア提出のみ。特に基準はありません。

→日本文学科ですからハードルは低いということでしょう。英検では合格不合格は問わないというくらいです。日文志望の人、チャンスが増えましたね。

③文学部史学科は英検準2級以上、TOEFL iBT40点以上、TOEIC685点以上でそれぞれ4技能。IELTS 他の試験でも可で基準あり   

→こちらも 英検 とTOEFLはかなりハードルは低いですね。史学科は西洋史専攻であれば、英語力は必要なはずですが…。日本史志望もいるからでしょうか。TOEICも4技能であることを考えると、高い基準とは言えません。

④文学部心理学科は英検準1級以上、TOEFL iBT62 点以上、TOEIC940 点以上でそれぞれ4技能。
IELTS 他の試験でも可で基準あり。

→心理は急にハードルがあがりました。TOEICは、4技能で1390点満点ですから、940点というと68%程度の得点になります。一方で、TOEFLの62点はTOEICに比べるとやややさしいというイメージがあります。                   

 実際、TOEFLの61点は英検では2級レベル、TOEICだと550点(ただし2技能)程度に相当するといわれています。今から始めるならTOEFLがお勧めです

当校では、上記の状況を踏まえて、TOEFL講座を設置します。6月12日(水)から始めて、10月2日(水)までの間で、12回です。時間は午後7時20分から9時までです。TOEFLについて一から説明します。ライティングなども基礎から指導しますので安心してください。途中1回、練習でTOEFLを受験し、法政の出願に間に合うように、10月3日以降にもう1回受験して頂くことが望ましいでしょう。   

ご相談はお気軽にどうぞ。

大学編入と新大学1年生

春先きの中ゼミへの来校者には、多くの高校生が含まれています。といっても高校生なのは3月までで、4月になれば大学1年生ですが…。
受験が終わって思うような結果が出ず、受かった大学にそのまま行って、内心、不満を抱きながらも、編入のために勉強するのはもうイヤだし、お金もかかる、絶対受かるとは限らない…、「しかたがない」とあきらめてそのまま卒業する…。多くの方がこのような道を通っています。それどころか、編入試験の存在すら知らずに終わる方もいるかもしれません。実際、編入試験にチャレンジするのは、現状に納得できない本当に本当に多くの方の中でもごくごく一握りの人たちです。
そのような熱意を持った新1年生のために、今日は2年次編入について説明したいと思います。

 2年次編入とは、大学1年修了見込み(30単位以上取得見込み)で受ける試験です。単位の規定は大学によって異なるので注意して下さいね。残念ながら3年次編入とは異なり、実施大学が少ないのです。それに一口に2年次編入といっても、実は大学2年修了(見込み)、あるいは大学卒業(見込み)でないと、受験できないケースもあります。編入って本当にわかりにくいんです。

 その2年次編入ですが 文学部や社会学部希望なら、法政と明治(文学部、情コミ)の併願、女性ならあわせて日本女子大学を受験するとチャンスが広がります。それでは法学部は?経済経営系は?…。

 この続きは、令和元年5月19日に中央ゼミナールで開催する大学1年生を対象とした編入説明会で…。2年次編入実施大学の一覧や過去問題の例なども、差し上げます。お気軽にどうぞ。

いよいよ新年度がスタートします!

14日は、中央ゼミナールで大学編入コースの開講式・総合ガイダンスが行われました。参加して下さったみなさん、本当にありがとうございました。


 ところが、これから受験生活が始まるスタート地点にあたるというのに、当日は厳しい激励ばかりで不安を感じた方もいらしたのではないでしょうか。


 でも、ここだけの話、一般入試の時よりも少ない勉強時間で(というより、大学・短大に行きながらですから、少なくならざるを得ないですね)、一般入試の時よりもレベルの高い大学に合格可能な大学編入は、本当にチャレンジしがいのある試験だと思います。今の自分に満足していない人にとっては…ということですが。

 私が学生の時にこういう試験があったら…。理系科目が苦手で国立大学受験を早々にあきらめましたから。遠い昔のにがーい思い出ですね(>_<)。英語と専門科目だけで国立大学やマーチが受験できるなんて、今の皆さんは自分で選択さえすれば、一般入試で終わらずに新たなチャンスがあるわけです。本当にうらやましい話です。


 大学・短大時代の1年間、自分のために勉強で頑張ってもよいのではないでしょうか。それが、あなたの新しいスタートにつながるのですから。

 でも、同時に受験勉強なしで受かる試験ではない、そのことだけは、開講式できちんとお伝えしたかったんです。一般入試で、もし失敗したのなら、それを繰り返さないためにも。

 おそらく、皆さんが喜んでくださったのは、合格者の体験談でしょう。「やればできる!」という手応えを掴んでいただけたのではないでしょうか。うるさそうなおじさんおばさんの言葉より、実際に合格した先輩の言葉が何よりも実感がこもっていたと思います。

 ということで、これから合格までよろしくお願いします。

大学編入あるある~編入のメリットは、学部学科を変えられること 

最近、入学相談にいらした方の中に、今大学で在学している学部・学科とは異なる分野への編入が、できないと思っている方が複数見受けられました。でも、それこそが大学編入最大のメリットです。


たとえば、理系の大学へ推薦で進学したけれども、ミスマッチだった…という方。現在の大学で所定の単位さえ取っていれば文系各学部への編入が可能です。中退していても同じです。所定の単位というのは編入を実施している大学・学部で異なりますが、出身・在学大学で卒業に必要な単位62を持っていれば、あるいは取得できる見込みで実際に取得すれば、編入試験を実施しているたいていの大学は受験できます。


単位認定も最近では60単位程度を一括あるいは包括で認定する大学が多いので、出身学部学科にかかわらず、2年間で卒業できるわけです。
もちろん、中には同系統でないと受験できない…というケースもまれにあります。文系からの理転には多少の制約もありますし、卒業に3年かかることもあります。でも、理系からの文転は多くは2年間で卒業できますし、さまざまな学部学科にチャレンジできます。
そのほか、大学3年生は3年次編入できるのだろうか…という質問もあります。受験資格は大学2年以上在学だったり、2年次修了ですから、それを満たしている大学3年生は、もちろん受験できます。
みなさん、意外に編入の入り口で迷ってしまったり、勘違いしてあきらめてしまったりしているんだなと、あらためて思います。これから何回か、こういうケースを取り上げて、説明していきます。

大学編入実施大学一覧

大学編入試験は、残念ながら、すべての大学学部学科が実施しているわけではありません。同じ大学の中でも実施状況が異なります。

それではどこの大学が実施しているのだろう…というときには、中央ゼミナール編集の『まるわかり大学編入データブック』をお読みいただけると、受験資格から合格状況まで、すべてわかります。まるわかりですね。

また、とりあえず一覧だけでもほしい…という場合は、中央ゼミナールのホームページに掲載されている大学編入試験日程表の9月発行分 をみていただくと、ほぼ、すべての大学が網羅されています。リンクを張っておきますので、ご確認下さい。この表だと、自分に受験資格があるかどうかがわかりませんから、同じく、中央ゼミナールのホームページにある大学編入実施大学リンク集などを活用して、具体的な内容を確認するとよいですね。

 リンク集は、大学のトップページに飛ぶ状態ですが、今、さらに編入の情報に近いところにリンクをはるように、準備を進めています。

 編入試験は情報戦でもあります。どこの大学が編入試験を実施しているのが、自分が受験可能なのはどこの大学か、試験内容は、試験の時期は…。編入に向けての第一歩として、まずは情報収集を!

ほかの大学編入予備校と中ゼミの違いは?

 時々、中ゼミは他の大学編入予備校とどこが違うんですか?と質問されることがあります。ちょっと答えに困るのは、他の予備校のことをあまり知らないからですね。

 中ゼミは全国でも初めて大学編入の予備校を作りました。もちろん、当時、参考にする予備校はありませんでした。一方で、他の予備校はコースを設置するにあたって、おそらく中ゼミのことを調べていると思われます。実際、中ゼミの説明会に他の予備校の人が来ていたとか、中ゼミに学生を入学させた…といった話を、真偽は定かではありませんが、耳にすることがけっこうあります。

 ですから、他の予備校との違いについて答えることはできませんが、大学編入予備校を選ぶ際に、チェックしてほしいことはあります。いくつかここであげてみましょう。

①毎回の授業で答案の添削があるかどうか
 大学編入試験は英語も専門科目も記述・論述が一般的です。授業を聴くだけでは本当に必要な力はつきません。インプットに加えてアウトプット、つまり答案作成が大切です。かつ、ベテラン講師に添削してもらえればベストです。復習にもなり、ただ、授業を聞くだけよりも知識が定着して自分のものになります。
 中ゼミでは英語も専門科目も小論文も、毎回の授業で答案を作成し、授業担当講師の添削を受けることができます。さらに、戻ってきた答案を復習して、講師に再提出できます。これが中ゼミ生の合格の力となっているのです。
 
②志望理由書や面接対策を何回でも受けることのできるシステムになっているか
 筆記試験でせっかくがんばっても、面接で泣くことがあります。面接は志望理由書を元に行われることが多くなります。甘くみないで準備するべきです。予備校が個別面談でしっかりサポートしてくれるのか、大切なポイントです。
 中ゼミには、法学、経済経営、社会学、人文、心理、教育、理系そのほか、各分野ごとに合計して約20人の指導スタッフがいて、受験生をサポートしています。編入では大手と言われ、面倒見が悪いと思われがちですが、逆に、個別面談の充実や面倒見の良さが何よりの自慢です。

③過去問題などの情報が充実しているか
 編入の対策では過去問題が非常に重要です。過去問を知らないで受験するのはあまりにリスクが高いと言えます。予備校として、どれだけ多くの情報をそろえているのかが、受験生に貢献するための必須条件です。
 中ゼミは私がコースを担当した30数年前から、全国大学の過去問題収集を始めました。
ですから、地方の知名度の低い大学の問題も公表していればあります。そもそも、前身となる転部科(大学夜間部から昼間部への転部)は50年前からやっているので、法政大学や明治大学の問題は昭和の頃からあります。加えて、学生が書いてくれた受験情報も中ゼミの宝です。過去問題収集には学生の協力が大きいです。先輩が残していった過去問題を活用してほしいと思います。

 私は入学相談では、ぜひ、他の予備校と比べて下さいとお話ししています。中ゼミは、全国のあちらこちらに校舎のある他の予備校と比べると、東京の高円寺という街にしかない小さなところですが(京都にあるところは全く関係ありません)、たった一つの校舎で多くの合格者を出してきました。学校法人であり専修学校の認可も頂いています。よかったら一度、ご来校下さい。建物が古くてがっかりするかもしれませんが、中身は充実しています。ご来校をお待ちしています。

2年目の学生について~在学生全体に占める割合と合格率 

中央ゼミナールには、前年に在籍し、翌年4月から再度入学する、つまり2年続けて入学してくれる学生がいます。中ゼミでは2年目生と呼んでいます。数的には、中ゼミの調べでは、大学編入コース在学学生数に2年目学生の占める割合は、2017年度が8.0%、2016年度が7.6%、2015年度がやや多くて12.2%です。

また、1年目も2年目も総合生という方ばかりではなく、この数には1科目から履修する単科生も含まれています。単科生には、次年度受験のために1年前から入学する学生も一定数います。ですから、2年続きで受験する方の率は、さらに低くなります。

もちろん、2年目生の多くは、前年受験して結果が出ず、再度チャレンジする方でしょう。中でも大学1年の時に2年次編入を受験し、2年目に3年次編入にチャレンジするケースが多いと思われます。

それではどうして2年続けて中央ゼミナールに入学してくれるのでしょうか。それは、1年目の受験の時に、もう少し中ゼミでがんばれば合格できたという実感があったからではないでしょうか。

たとえば、私が、担任としてみている看護編入。2年目生は毎年1人いるかいないかです。その少ない数の中で、1年目の一番最初に受験した筑波大学に不合格になって、その時点で受験をやめて、翌年もう一度筑波にチャレンジした方が4人もいます。どうしてなのか聞いてみると、みな、あと1年頑張れば、合格できると思ったからといいます。実際、そのうち3人が2年目で筑波に合格し、1人は名古屋大学(現在は編入なし)に編入しました。

それは看護系の3年次編入の話、大学編入コース全体での合格率はどうなのか…と、心配する方もいらっしゃるでしょう。

安心してください。この前お伝えした中ゼミ生全体の合格率よりも高いのです。たとえば、2015年度は58.3%、2016年度は66.7%が合格しています。例年の中ゼミ生全体の合格率が50%前後であることを考えると、よい数字ですね。といっても、そもそも、2年目生の数が少ないので、1人合格するかどうかで数字は大きく変わってきます。また、2年目に単科生の多い年も、合格率は下がります。

もちろん、2年続けてチャレンジするのは大きな決断です。それなりの覚悟が必要です。
それは私たち、受験生を支える側にとっても同じです。本当にその人にとって、受験生を2年間続けることがよいことなのか、考えさせられることもあります。それだけに、入学していただいたときは、今度こそ受かってもらいたいという思いを持ちながらの指導になります。前年の反省を踏まえて、毎回緊張して、取り組んでいます。今年、2年目生が筑波大学に合格してくれたときは、本当にうれしかったです。

2年受験を続けるかどうか、最後は本人の決断です。私に言えることは、1年目にも自分なりにがんばっていた人に、2年目のチャンスはほほえむということです。1年目に全く勉強せず、中ゼミへの通学も滞りがちだった、だから、新たに1年間頑張れば今度は合格できる…では、場合によっては2年目も同じことを繰り返す可能性があります。

しっかり自分を見つめ直して、決断してください。

大学編入~七夕(たなばた)模試

  中ゼミは今日は公開模試日。幸い天気にも恵まれ…というか、暑すぎるくらいですが^^;、これから多くの編入志望者が来校して、今年初めての模試に取り組むことになります。
 もっとも、すでに分野によっては編入試験本番が始まっています。国立理系では合格報告が届き始めていますし、管理栄養士志望者は昨日が相模女子大学の編入試験でした。看護3年次編入では7月13,14日に行われる筑波大学を皮切りに本格的に受験が始まります。おかげさまで先週の私は、連日模擬面接で多忙でした(^_^;)。
 加えて、当校で大学編入と並ぶ規模の心理系大学院・大学院入試コースでも、合格報告が届き始めました。特に大学院入試では有名大学に手が届きやすく、今は慶應義塾大学大学院への合格報告が、システムデザイン・マネジメント5名、メディアデザイン3名と続いています。
 いよいよ受験へ向けてムードも高まってきました。7月20日から夏期講習も始まります。体調管理にも気をつけつつ、夏を制して受験を征しましょう!

大学編入フェアのお知らせ

ちょっと遅過ぎた感がありますが(^^;)、明日、6月7日は中央ゼミナールで大学編入フェアが開催されますので、そのお知らせを。
年に一度のイベントで、大学も参加します。それに、私の入門セミナー・志望理由書セミナー、学部別ガイダンス、OBとの交流会など、盛りだくさんです。参加大学の過去問題を見ることもできますよ。
ただ、参加校の多くが女子大です。男性にとってはちょっと残念かも。でも、法政大学さんが昨年度の編入試験過去問題を閲覧用に提供してくださったので、各種セミナーと合わせて、ぜひ、ご利用下さい。
詳細は
 こちら

上智大学への大学編入試験(大学2年生は最後まで読んで下さい)

 中ゼミが毎年編集し、オクムラ書店から刊行される『まるわかり大学編入』。この本に掲載された資料に、『私立大学の編入試験実施状況』があります。私立は数が多いのでデータ資料は2種類あり、その一つの資料には、各大学の編入試験実施の有無が、学部学科ごとに記号で示されています。具体的には、数字(編入定員があってその定員数)、◎(若干名の募集だけれども毎年実施)、×(実施していない)などで表示されています。その中でもっとも受験生に情報を伝えづらいのが△印。これは欠員があるときだけ編入試験を実施する、欠員がないときは実施しないという欠員募集を指すのです。
 首都圏の人気大学でこのタイプなのが明治大学文学部、そして上智大学です。いずれも、6月にはいるとその年の編入試験募集予定学部学科がホームページに発表されるのですが、上智大学はすでに今年度の情報がアップされています。
こちら
神学部 神学科
文学部 哲学科、史学科、国文学科、英文学科、ドイツ文学科、フランス文学科、新聞学科
総合人間科学部 教育学科、心理学科、社会学科、社会福祉学科
法学部 法律学科、国際関係法学科、地球環境法学科
経済学部 経済学科、経営学科
外国語学部 英語学科、ドイツ語学科、フランス語学科、イスパニア語学科、ロシア語学科、ポルトガル語学科
理工学部 物質生命理工学科、機能創造理工学科、情報理工学科
 私の見落としでなければ、別途試験実施の国際教養学部、1年次入学の社会人入試を行う看護学部以外は、すべて試験があるようです。ホッとしました。
 上智大学は学生は学業が本業と厳しく考えているようで、過去に編入した中ゼミ生にしっかり勉強しない人がいたために、その学生の所属学科が編入試験の実施を何年か行わなかった(伝聞ですがあり得る話です)ことがあったと聞いているくらいです。(編入した方には、しっかり勉学に取り組んでほしいですね。後の方に影響の出ることもあります。)
 そういう上智大学ですから、受験生に求めるものも高いと言えます。
 まず、受験資格に語学検定試験の基準があること。これは学部学科で異なっています。詳細は次のとおりです。
2014年度編入学試験における外国語検定試験の出願基準
学部学科ごとにTOEFLInternet-Based(注1)TOEIC(注2)実用英語技能検定(英検)国連英検IELTS(注3)TEAP(R+L)の合計 の順
文学部
哲 45 500 2級 C級 4.5 110  史 45 500 2級 C級 4.5 110 国文 45 500 2級 C級 4.5 110
英文68 700 準1級 A級 5.5 145 ドイツ文(別途) フランス文(別途)新聞45 500 2級 C級 4.5 110
総合人間科学部
教育61 620 準1級 B級 5.0 130 心理45 500 2級 C級 4.5 110
社会68 700 準1級 A級 5.5 145 社会福祉45 500 2級 C級 4.5 110
法学部
法律68 700 準1級 A級 5.5 145 国際関係法68 700 準1級 A級 5.5 145
地球環境法68 700 準1級 A級 5.5 145
経済学部
経済68 700 準1級 A級 5.5 145 経営68 700 準1級 A級 5.5 145
外国語学部
英語83 800 1級* 7.0 175 ドイツ語68 700 準1級 A級 5.5 145
フランス語45 500 2級 C級 4.5 130 イスパニア語61 620 準1級 B級 5.0 130
ロシア語45 500 2級 C級 4.5 110 ポルトガル語45 500 2級 C級 4.5 110
理工学部
物質生命理工45 500 2級 C級 4.5 110 機能創造理工45 500 2級 C級 4.5 110
情報理工45 500 2級 C級 4.5 110
(注1)TOEFLのITP(Institutional Testing Program)は、出願要件を満たす試験として認められません。
 CBTとPBTも出願要件を満たすスコアとして認められます。詳しい出願基準については入試要項をご覧ください。
(注2)TOEICのIP(Institutional Program)は、出願要件を満たす試験として認められません。
(注3)IELTSはAcademic Moduleの成績のみ有効です。
(注4)2013年9月実施予定のTEAP(Test of English for Academic Purposes―アカデミック英語能力鑑定試
験)の結果を「外国語検定試験の基準」に代えることができます。
(注5)*は外国語検定試験の基準として採用しません。
(注6)外国語検定試験を要件とする場合は上表のいずれか一つを満たしてください。
 ただし、この基準をクリアしていれば、あとは筆記と面接(書類)で決まります。英検でも大丈夫なことから、確かです。
次に出願時に「修得済(見込み)科目の修得時の講義概要のコピー」を提出しなければなりません。「※講義概要等は入学後の単位認定でも必要です。」と記載されているとおり、この時点で何単位認定され、卒業に何年かかるか、受験者に連絡があります。逆に言えば、単位認定は厳しい。2年間では卒業できないケースがあるということです。
 さらに、志望理由書や学習計画書もかなりの分量で、準備に時間がかかります。特に学業計画書については次のような記載があります。
※この書類には「編入学後何年で卒業することを計画しているか」を記載します。そのため、志願者はあらかじめ、本学の「履修要覧(共通編 )( 学科科目編 )」と「 学部シラバス 」を参照し、入学後の学業計画を検討しておくことが必要です。
 中ゼミで志望理由書などを指導するときには、どの大学の受験でも必要な作業として取り組んでもらうことですが、大学側がこのように指示することは珍しいと言えます。それだけ面接に力を入れているということでしょう。人柄もみられると思って準備に取り組むべきです。
 さて、今回、上智大学の提出書類一覧をみていて一つ気づいたのは、以前、提出が必須だった高校時の成績証明書がいつの間にか不要になっていたことです。高校時代がどの程度評価の対象になるかはわかりませんでしたが、不登校の期間があった方もいますし、これから新たに頑張ろうという方もいる中、あまり、過去のことは…。少々ホッとしました。
 最後に出願資格。大学在学者の場合は、「出願時に60単位以上修得済みの者」とあります。実はここまで書いて私もビックリしました。昨年までは、「出願時に32単位以上修得済みの者」とあったのが60単位に変わっているからです。ここでいったん書き込みを中止して、実は今、大学に電話で確認したのですが、今年から変更予定ということでした。でも、一般的に大学2年生にとって60単位修得済みは現実的ではありません。セメスター制の大学で、履修の上限がなくて、最初から編入予定で前期にたくさん単位を取っていて…など、すべてのハードルをクリアできる人はわずかでしょう。京都大学経済学部が48単位修得済みを条件としているのですが、この数でもクリアできずに受験を断念する方は少なくないのです。
昨年のうちに資格の変更がはっきりしていれば、まだ、あきらめもつくと思いますが…。大学にはそのようなこともお伝えしましたが、すでにHPに載っていますので…。いずれにしても、上智大学の編入を考えていた大学2年生は、しっかりと情報収集してください。
なんだか、残念な書き込みで終わりになってしまいました。変更になったとお知らせすることができるとよいのですが…。