大学へ編入した中ゼミOBの受験体験記から

 すっかり前回更新から時間が経ってしまいました。その間、中央ゼミナールでは大学編入フェアがあり(たくさんの校外生に参加していただき、ありがとうございました。)、夏期講習の準備と受付開始、それに公開模試の実施、さらには間近に迫った筑波大学その他の受験対策で面談づけになっていたり…忙しかったです。と、まず言い訳をして。
 今日は、前々回の続きのはずでしたが、朝から読んでいた中ゼミ生の合格体験記があまりに印象的で…。最近、体験記を書いてくださる中ゼミ生が減ってしまい、残念なことに数が集まらないのですが、その中で投稿してくださった方たちはなかなかの文章上手で驚きました。毎年みている私が言うのですから間違いありません。何千字にも及ぶ大作がたくさんあって、どれも読み応えがあります。おもしろかったり、楽しかったり、なるほどと感心したり、ほろりときたり…。
 中には中ゼミの講師から発せられた声を神の降臨と呼ぶ人がいたりします。もっとも以前も、体の大きなA先生を天から舞い降りてきた天使…と書いた方がいましたっけ。
 今日はその中からいくつか紹介しましょう。ただし、ご本人達の了解は得ていませんので、本当に部分的に。冊子になって中ゼミ生に配布できるのは、8月以降です。
 まずは厳しい指摘から。結果を出しているからこそ言えることばだと、受け止めてください。
 「暇さえあれば携帯を見たり、ゲームをするような人は、携帯を解約、ゲームは売るなどすべき。できないのなら、受験失敗は確実」
 「今までの頑張りは、あくまでも“自分なり”のものでしかなかった」
 「私に限らずこういったOB・OGの体験記を鵜呑みにしないで下さい。大事なのは、合格者の真似をすることではなく、合格者の体験を客観化して自分なりに咀嚼することです。勉強法なんて自分で見つけるものです。むしろ批判するぐらいのバイタリティを持って欲しいと思います。」
 続いて、多くの学生を合格に導いてきた中ゼミの英語講師、千頭和先生に触れたものを。合格体験記で最も多くの学生が感謝して名前をあげる先生です。先生の厳しい指摘を受け止め、乗りこえたところに合格があります。
 「最初の授業は、千頭和先生の添削英語社会系時事BSであった。あの衝撃は今でも忘れない。今まで疎かにしていた英文の構文把握が最も重要であることをとても分かり易い説明と美しい板書で教えていただくとともに、自分の基礎力の無さを痛感した。次週に返却された初回答案の点数は20点で、先生のコメントは「ヤマカンが多すぎます」であった。まだまだ法政は遠いと思うともに、絶対に合格してやるという強い決意をした」
 次は対極的な二つを。中ゼミが楽しかった人、苦痛だった人、どちらもがんばってくれました。
「「周りが遊んでいる間に勉強するなんて大変」とよく思われるが、私は、中ゼミに来て授業を受け友達と話し、編入試験の勉強をしている間が一番充実していて楽しかった。」
「受講科目の多さ、周りの意識の高さ、そして何よりも毎日中ゼミのなかで缶詰めになるという現実を目の当たりにして、正直辞めてやろうと思ったことが何度もあった。中略 1年間囚人になった気持ちでやり続けるということが大事だと思います。そうすれば自然と友達ができ、毎日が充実してくると思います!」
 他に印象に残ったのは、「模試がCでショックだった」 「彼女の在籍大学が自分よりずっと偏差値が高かったから編入を決意した」などなど。模試はついこの前の日曜日にあったばかり。Cなら十分可能性はあります。専門科目の勉強は1ヶ月で全然違うので。英語も辛抱強く中ゼミで勉強していれば、いつの間にか読めるようになります。安心してください。恋人の存在が編入試験受験の原動力になるケースは毎年あります。でも、編入をきっかけに別れてしまうことも(-_-;)。良くも悪くも編入は皆さんの人生の一部ですね。
 そして最後にモチベーションの上がるものを。
 「編入試験はある程度下克上が可能な試験だと思っています。なので、謙虚に焦らず失点を拾っていけば上位層を追い抜けると思います。同時に、ポジティブに挑戦していくことで可能性を広げられると思います。」
 その通り!合格の秘訣は人より頑張ることです!