ホームページ万能ではない大学編入の情報収集

 世の中、インターネットが万能と思いこんでいるフシがあります。確かに、インターネットのおかげで、編入に関する情報収集もずいぶんラクになりました。でも、使うのは機械ではなくて人間のはず。インターネットに振りまわされるのではなく、時と場合に応じてうまく活用できるようになりたいものです。
 実は中ゼミのスタッフの間でも、試験要項がアップされるまで何回でも同じ大学のホームページをチェックする若手?(でもないか)グループと、いつ試験要項ができるのか、電話で聞いちゃったほうが早いと考えるおばさんグループに分かれます。
 私はホームページで痛い目にあっています。編入試験って、欠員募集で実施するところが多く、全くホームページに情報を載せない大学もあるんです。数年前の秋、私は大学編入のガイドブックを作るにあたり(ご多分に漏れず)せっせと各大学のホームページを片っ端からみていました。そこで中央大学をチェックしたら、経済学部と商学部は編入試験について、すでにアップされていましたが、法学部については何もありません。当時、中央大学法学部は3月に試験を実施していましたから、まだこれからだろうと思っていました。
 その後しばらくして法学部志望者との面談があり、志望校選択の相談をしていました。他にどこが受けられるか聞かれて、私が「中央大学は?」と聞いたら、なんと「もう出願期間が過ぎたはずです」との回答。慌てて資料ロッカーを確認したら、すでに試験要項が入っていて、確かに出願は終わっていました。プロとして恥ずかしかったですね。これも中央大学法学部がホームページに何も載せていなかったせい(と苦しい言い訳)です。それに、いきなり試験を5ヶ月も前倒ししないで欲しいし。取る気がないんだなとつくづく思います。
 ホームページを見るとその大学が編入試験に積極的かどうかわかります。編入試験を実施しているのに何も載せない大学があるかと思えば、試験問題をダウンロードできるところもあります。項目はあっても受験資格さえ載せてないところも珍しくありません。結局は電話で確認しないと、らちが明かないことがたくさんあります。総合大学で学部ごとに試験を実施するケースでは、学部でも対応が違うわけです。中大は経済学部や商学部は、編入定員を設置して積極的に編入生を受け入れています。でも、法学部は未だに大学2年生は受験できず…、学士や短大卒業者のみの受け入れです(何とかして下さい)。そこで気付くべきでした。
 ところで、せっかくアップされている編入試験の情報が誤っているということも、何度か経験しました。それも東京の人気大学でも何度か…、それも受験資格やその年の実施学部学科がまちがっているという致命的ミスが…。試験要項と食い違っていることに気付き、ある大学にはわざわざ電話してHPの間違いであることを確認しましたが(こちらは教えてあげたつもり)、数ヶ月後にまだ間違えたままアップされていることを知って、ちょっとがっかりしました。もっとも、こちらもパンフレットの誤植は朝飯前ですから(すみません)、人のことは言えませんし、所詮人間のやることだから…とは思いますが。でも、有名私立大学と中ゼミが一緒ではね(ごめんなさい。開き直ったと怒らないで)。実際、最後は試験要項頼りです。でも、これがまた、何が言いたいんだかわからないこともあるし…。あ、このあたりは愚痴です。ついでに言ってしまうと、誤植で困ることもあります。
 おやおや、例によって話がダラダラ長くなりました。この続きはまた次回に。