外部の方のインタビューに答えて

 先日、G+(ジータス)というケーブルテレビ局のインタビューを受けました。プロ野球読売巨人軍のゲームを放送しているところです。ケーブルテレビは以前にも取材を受けましたが、その時は記者さんが一人で来てインタビューしながらカメラを回してましたから、全然緊張もせずペラペラしゃべりまくり。しかも、実際に放送されたことも某講師から聞くまで知らなかったという始末。
 でも今回はカメラクルー2名含む4名で見えたため、かなり緊張しました。テーマは団塊世代の進学について。これから団塊世代が一挙に定年退職を迎えます。その後の過ごし方として、大学・大学院進学を選択した場合の留意事項などについて、お話ししました。自分の人生を豊かにするための選択肢としての進学、大学名や就職のことを考えずに自分が本当に関心を持っていることを学びたい、これからの人生設計の核になる部分を作りたい…、ステキですね。自分がそういう年齢になったときに、そういう余裕があるかどうかため息です(オッと余計な独り言)。
 昔とは異なり、今、大学院に行く方は、多くがキャリアチェンジやキャリアアップが目的です。たとえばロースクール・臨床心理士指定大学院・MBAなど。団塊世代が大学院に行くときは、そのような傾向に一石投じることになるのではないかと、楽しみです。たとえば宗教について勉強したいとか、文化人類学に興味があるとか。また、ボランティアを念頭に社会福祉や国際関係を勉強する方、以前から好きだった文学や歴史をやりたいという方など、バラエティに富んだものとなるではないでしょうか。
 さて、テレビ撮影の数日後、今度はyomiuri weekly の取材を受けました。テーマは社会人女性と大学院進学。今、どうして大学院なのか、大学院を目指す女性には何か特徴があるのか…などについて、お話ししました。興味があったらご一読を。11/27日号です。
 記者の方と話しながら思ったのですが、同じキャリアチェンジでも男性と女性ではやはり違うなと。男性は社会的ステータスをあげることが大きな目的になっているような気がします。特にロースクールやMBAなどに興味を持つ方が多いですね。でも、女性の場合は、まず自分がどう生きるかを考えて、その延長線上に大学院進学があるのではないでしょうか。ですから臨床心理士指定大学院の志望者が多いのではないかと思っています。
 どう違うのかと言われると難しいのですが、女性の場合は、周囲の目もさることながら自分が納得できる自分になりたいのではないでしょうか。自分とはどういう人間なのかという自己探求が根本にあるようにも思います。男性の目は、社会における自分の評価を高めたいと外に向いており、女性の目は自分自身を深めて自分が評価できる自分になりたいと、内に向いているように思えるのです。
 ところでケーブルテレビの放送はとうとう自分では見ず終いでした。テレビに出るようなご面相ではありませんし自分では見たくもない、目の毒と言われないかと心配です。いわば自己封印してるわけで、嫌なことから目をそむけている感じ。人生を豊かにするためにもうちょっと自己探求すべきかな?
 他の予備校は、そういうときは、ホームページで宣伝している! とスタッフに叱られて、ここでひっそりと、ぶつぶつつぶやいてみました。