今の自分が、未来の自分を変える

 3年次編入を決意した皆さん、合格体験記を読んでくださって本当にありがとうございます。私も先輩方の体験記を読むことでモチベーションを維持していました。少しでも皆さんの力になり、編入において参考になれば幸いです。
 まず、私は今まで一度も第一志望に合格したことがありません。それは高校受験、現役での大学受験そして浪人での大学受験です。今までの自分は「今が楽しければそれでいいや」という思いで過ごしてきました。いつも失敗してから後悔をします。私は、現役の時も浪人の時も特にやりたいことがなかったため、父親の勧める大学と学部をそのまま受験していました。結果はもちろんどちらとも不合格。遊んでばかりで、ろくに勉強もせず受かるはずがありません。また、浪人すれば現役の時だめだった国立大に入れるだろうという安易な気持ちがそもそもダメでした。浪人でも失敗した私は、単身赴任の父が住んでいる沖縄の大学へと入学することになります。浪人すれば国立大に入れると思っていたので、私立大も偏差値に関係なく適当な大学しか受けず、沖縄の私大しか受けませんでした。しかし、センター利用かつ興味のない法学部、さらに全く思い入れのない大学だったので入学した当日に大学をやめようとさえ思いました。特に1年の時は本当にひどかったです。母に毎日のように大学の愚痴を言い、あの時ああすれば良かったこうすれば良かったと後悔の言葉をつらつらと述べていました。今思うと、本当に申し訳なかったです。
 このままぼんやりと人生終わるのかな…なんて思っていた時、ふと高校時代の担任の先生が言っていた3年次編入という言葉を思い出しました。試験があるにせよ、難しいにせよ、自分の人生を変えることのできるチャンスがあるなら使わない手はない!と思い、さっそくネットで探し始めました。その時に出会ったのが中ゼミです。確かな合格実績。他では絶対手に入らない圧倒的な受験情報の量。そして、私が最も惹かれたのが通信添削があるということでした。沖縄には編入のための予備校などあるはずもなく、どうすれば良いか途方に暮れていたので通信のある中ゼミを見つけた時は本当に感動しました。4月に入会し、教材は5月の下旬に届きました。教材が届くまでの間、私は専攻を何にするか考えたり、どこの大学を受験するか絞っていました。その時から自然と自分の中で第一志望が信州大学に決まっていきました。信大は現役の時も浪人の時も密かに憧れを抱いており、山が好きな私にとって気になる大学の一つでした。しかし、当時は受験できるレベルではありませんでした。そのため、自分にとって編入試験で信大を受けるなんてハードルが高く、賭けに近かったです。では、なぜそんな私が合格することができたのか。正直なところ、分かりません。しかし、思い当たることはいくつかあります。それをこれから書いていくので、ぜひ皆さんも参考にしてみてください。
†自分のやりたいことを見つけたことで、編入する目的や理由が明確になった。
†あれこれと手を出さずに、中ゼミが示したことだけをとにかく何度もひたすらにやった。
†受験に関係ない内容でも大学の授業には必ず出席し、他の時間を英語や専門の勉強に充てた(単位は確実に取る必要があるから)。
†通信サポートコースでも模試は必ず受験し、復習して頭に入れるよう心がけた。
†イライラしたり、不安になったりしたときは深呼吸して「感謝・謙虚・誠実」と自分に言い聞かせていた。
†勉強するときは勉強する、遊ぶときは遊ぶ(ちょうどこの頃、『君の名は。』が流行っていたので、2回見に行きました笑)。
 こういった些細なことではありますが、意識を変えて今までの自分とは違う勉強法で受験勉強をしてきました。
 第一志望の大学に合格できたのも、そもそも受験資格があって実際に受験できたからです。私は、9月の初めに出願に必要な「単位修得見込証明書」というものを学務課に申請に行きました。すると、過去にこういった様式はないから作成することはできないと言われました。自分は一体何のためにここまで編入の勉強をしてきたのだろう。出願は来週、試験は来月だというのに…まさに「絶望」という言葉しか浮かびませんでした。ここまで着実にきて、直前でこんな問題に直面するとは思いもしません。ですが自分としてはやはり第一志望をあきらめるつもりは全くなかったし、今までの積み重ねを無駄にしたくないという気持ちの方が強く、とにかく何度も学務課に行って説得を繰り返しました。するとようやく証明書を発行していただくことができました。この期間は受験できるか、できないかということで頭がいっぱいで全く勉強に集中できなかったです。所属している大学にもよると思いますが、皆さんには私と同じような思いをしてほしくないので、事前に学務課に行って確認することをお勧めします。
 あと最後になりますが、受験は本当に何が起こるかわかりません!!!何しろ、今までメンタルが弱く、勉強に対するやる気が全くなかった私がずっと憧れていた国立大学に合格できたのですから。TOEICのスコアも575点とかなり悪いです。また、専門試験の用語説明ではほぼ初見。時間に追われ、途中で終わってしまった問題もありました。終わったことはもうどうしようもないと切り替え、最後の面接に挑んでも若干圧迫面接だったためうろたえました。それでも自分がいかにこの大学、この分野で学びたいかということを熱くアピールしました。とにかく質問が多く、かなり細かく問われたので最後は疲れて返答がしどろもどろになっていたと思います。現に、聞かれたことは覚えていても自分が最後の方に何て答えたのか覚えていません。こんな感じなのでもう二度とここに来ることはないだろうと思いました。まさか5日後に合格通知が届くとは知らずに…。次の大学に向けての勉強に取りかかろうと思っていても、結果が分かるまでは何も手につきませんでした。食欲もなく、体重が5kgも減りました。学校が終わり家の中に入って母に突然「おめでとう!」と言われた時は、信じられない気持ちと嬉しい気持ちとほっとした気持ちと、とにかく今までの色んな思いが一度にあふれて、気づいたら泣きながら母と抱き合っていました。あの日のことは一生忘れないと思います。
 今は母から料理の仕方を学んだり、父とこれから住むアパートのことを話したりと毎日が充実しています。信州大学に入学しても、様々なことにチャレンジしていきたいです。通信サポートコースでは、赤田先生に社会学の過去問添削や志望理由書作成、さらに面接練習で大変お世話になりました!!!お陰様で合格することができました。本当に感謝しています。また、中ゼミのスタッフの皆さんもありがとうございました。何から何まで親身になってくれる中ゼミのような予備校は他にないと思います。すでに中ゼミに出会った皆さんはラッキーですよ!未来の自分は今の自分しか変えることはできません。あきらめずに自分の行きたい大学に向けて突き進んでいってください。人生を逆転させましょう!!みなさんの健闘を祈っています。

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