時間と気合いを大切に

4か月半の受験勉強を終え感じることは、時間の有効利用と気合の大切さです。私は9月に中ゼミに入り、編入試験の勉強を開始しました。英語の勉強をするのは何年かぶりでした。英語は得意だったけど、大学受験時はセンター試験の問題ばかり解いていたので、和訳を本格的にしたことがありませんでした。また本格的な論文は書いたことがなかったし、社会学の知識も全くありませんでした。
私はバイトで生計を立てていて、10月に資格試験、10~11月にかけては教育実習があり、また通信制大学のスクーリング授業があったりと時間がなかなかとれませんでした。横浜や大磯から高円寺に直行したことも何回かありました。結局模試も受けられませんでした。
私は勉強を始めた時期が遅く、また時間も十分に取れなかったので、なるべく時間をつくって有効利用するようにしていました。予備校に行くときの電車の中は英単語小テストの勉強、帰りは授業の復習。11月ごろからはテレビもほとんど見ていないし、出願の書類を書くのも煩わしいというくらい、時間に押されていました。過去問をコピーする時間ももったいないと感じるほどでした。人と関わっていない時間は、寝るときと風呂に入る時間以外すべて勉強しているか、『ターゲット1900』のCD を聞いていたといっても過言ではありません。WALKMANと『ターゲット1900』のCDがなかったら、多分合格できていないだろうと思います。
9月~10月は予備校のある日は7時~3時半まで仕事をし、そのあと予備校に行ってました。教育実習期間は、日誌や実習案、編入の勉強に追われ本当に辛かったです。12月に入り、バイトの時間を5時間に減らしてもらい、ようやくある程度まとまった時間が取れるようになりました。正月の6日間の休みは、12~13時間ぐらい勉強しました。休憩として英語のCDを聞きながら家事をするという、かなりひどい生活を送っていました。早稲田は英語で足切りがあるらしいと聞き、1月はほとんど英語の勉強しかしませんでした。
勉強法については、受験の達人である先生に聞くのが一番良い!いろいろな先生に聞くといろいろな方法があり参考になります。
千頭和先生に紹介してもらった『英文解釈教室・改訂版』をやり始めて、はじめはすごく難しくて、まったくできませんでした。しかし、しばらくすると、明らかに英語の構文がとれるようになり、授業の課題の構文が単純に感じるようになりました。この本で勉強して本当に良かったです。
また荒木先生には、私の場合特に単語をやるべきだということや、また復習ノートの作り方を教えてもらいました。教わったとおり、授業の復習ノートを作ったので、直前に効率よく復習することができました。単語力は絶対に必要。わかる単語が増えるに従い、明らかに英文を読めるようになっていきました。試験直前には、『ターゲット1900』の小さく書いてある部分も暗記していました。また、冬期講習の早稲田対策は、とって本当に良かった!コピーする過去問は解説がついていないけど、冬期講習でやった分はもらえたので、本当に助かりました。
また河合塾の『英語長文22選』『やっておきたい英語長文700』などの問題集も自分で選んで購入し、問題を解く、音読する、要約する、など何度も繰り返しました。授業をただ受けるだけでは、十分ではないと思います。
論文に初めて取り組む人には、模範解答の丸暗記から始めるのをお薦めします。論文の型が身につくし、用語の使い方もわかるようになります。過去問は10月ごろに解き、まったくできなかったため、自分の状態に気付いて焦って勉強しました。そこからは基礎的な問題を多くこなすようにしました。11月末の早稲田対策論文講座では過去問がまったく解けず、泣きそうな状態だったけど、12月あたりから、なんとなく解けるようになってきました。赤田先生、斎藤先生、大量の添削を本当にありがとうございました。志望理由書や面接対策、後期の授業期間が終わってからの論文指導などは、佐藤先生や龍崎先生にお世話になりました。自分の論文はひどすぎると思っていたけれど、「良く書けている」といっていただき、自信がついて英語に時間を使えました!志望理由書は先生に添削していただき、みるみるうちに充実していきました(笑)。また自分の近況などを聞いてもらって、精神的に救われました。本当にありがとうございました。
そしてついに本番。英語は、終了直後にいくつも間違いに気付き、絶望的な気持ちになりました。論文では、2題ともうまく書くことができず、問題選択に30分ほどかかる事態に陥り、また「終わった…」と感じました。しかし、結局選択問題2を選び、とりあえずあきらめないで解きました。選択問題の1は、直前の早稲田応援講座で、斎藤先生が出した課題とすごく良く似ていた!…が、英語で頭がいっぱいだった私は、模範解答ももらわず、復習もきちんとしてませんでした。斎藤先生、ごめんなさい。
面接では、最後は時間が余った感じがありありとしていて、パラパラ書類をめくり、「英語は難しかったですか」と聞かれ、そのあと面接官が「もし万が一受かったら…あっ!」と口を押さえていて、「絶対に落ちた」と思いました。帰り道は絶望感でいっぱいで、ものすごく足取りが重くて、早稲田駅では入る改札を間違えました。そのあと中ゼミに寄った帰りは、ぼーっとして家と反対方面の電車に乗りました。中ゼミで筑波の問題をコピーし、社会学の本を買い、早稲田はあきらめて次に備えようと勉強していました。しかし頑張りきれず、合格発表まで泣いてばかりで自己嫌悪の12日間を過ごしました。しかしあきらめをつけるために合格発表を見ると、なんと合格していました!初め本当に信じられなかったけど、だんだん嬉しさがこみ上げてきました!
私は人生で初めて予備校に通いましたが、予備校の力を実感しました。やはり情報の量が凄いし、周りに先生や友達、頑張って勉強している人がいるので、やる気がでます。また私は「入れたらいいな」とかではなく、「絶対に入る」といつも思って勉強してきました。それだけ試験後の絶望期間は本当に辛かったですが、今は本当に嬉しいです!皆さんも中ゼミのアドバンテージを十分生かし、強い気持ちを持って頑張ってください!

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