中央ゼミナールと高円寺

 先日、中央ゼミナールの面談室でのことです。隣で入学相談していた方が、「中央ゼミナールって高円寺と京都にしかないんですか」との一言。思わず、苦笑してしまいました。
 当中央ゼミナールは、昭和39年に開校し、その後、東京都の認可を得て学校法人立となり、さらに専修学校としても認められました。中央ゼミナールという名前は、当校の登録商標にもなっています。
 しかし、実は中央ゼミナールという名前の予備校は、全国にいくつかあります。当校以外の中央ゼミナールは、○○(地名が入る)中央ゼミナールという名称になっており、いずれも大学入試を専門としていましたので、特に問題はありませんでした。しかし、いつからか、大学入試から当校と同じく大学編入や大学院入試主体に変更する中央ゼミナールがでてきて、混乱の元になっています。
 電話で、そちらの予備校に関する苦情を受けることもありましたし、当校と間違えて、そちらの予備校に入学するケースも実際にありました。おそらく、今も多くの方が勘違いされているかもしれません(-_-;)。
 きちんと、○○中央ゼミナールと名乗って頂ければよいのですが(当方から何度も申し入れてはあります)、最近、ブログ、ツイッターなども、どんどん更新されているようで、そちらには中央ゼミナールとしか書かれておらず、間違える方が増えているように感じます。勘違いした問い合わせが何件か来ているため、心配しています。
 45年前の転部(大学夜間から昼間に移る試験)から始まって、全国に先駆けて大学編入指導を開始した中央ゼミナールは、残念ながら東京・高円寺にしかありません。お間違いのないよう、お願いします。当校にも通信サポートコースがありますので、関西の方にもぜひ、ご利用いただきたいと思います。
 さて、中央ゼミナールのある高円寺というと、東京では知っている方も多いでしょうが、他道府県にお住みの方にはどういうところだかイメージしにくいと思います。先日、『有吉くんの正直さんぽ』という番組で高円寺が取り上げられたので、チャンネルを合わせてみました。と、初っぱなに中ゼミが映ってビックリ! 中ゼミを背にこれから散歩を始める2人がしゃべっている構図でした。有吉くんの最終的な結論は、「高円寺は(個性派だらけで、)一度ではわからない街」。
 高円寺はバンドマンや芸術家志望の方、それに古着屋が多いことで知られています。古くはよしだたくろうに「高円寺」という歌がありました(これを知っていると本当に古い…)。それから『まるちゃん』のさくらももこさんが上京してきて初めて住んだ街が高円寺で、この時のことを書いたマンガを読んだ記憶があります(これでも幼稚園生の頃からのマンガ好き)。
 村上春樹さんの『1Q84』は主人公が高円寺のアパートで暮らしているという設定です。登場する公園は中ゼミのすぐそば、また、中ゼミのある一角も登場します。もっとも主人公は高円寺から代々木の予備校に通うのですが…^^;。しかし、なぜ、作家は高円寺にこだわったのでしょうか。
 まあ、一度、高円寺に来てみて下さい。中ゼミで説明会に参加してから高円寺あたりをぶらぶら散歩も、楽しいかもしれません。