編入試験で誤植は珍しくない…

 昨日は書いていてちょっと熱くなっちゃいました。最初は編入での学生受け入れを提言した大学審議会の答申の話まで、長々と説明していたんですが、さすがに途中でカットしました。話も文体も、つい、固く、何だか偉そうになってしまったんで…。
 編入で大学生を受け入れてくれない大学について思い浮かべると、編入受験生応援魂がメラメラと燃えてしまいます。今まで多くの方のがっかりした顔を見てきましたから…。もっとも、東大や早慶がまともに編入を実施するようになったら、編入業界に大手予備校が次々と参入してきて、弱小予備校としてはトホホ…かもしれません。
 さて、ちょっと話を戻しましょう、前々回で最後に誤植について触れました。
 昨年はある国立大学法学部の編入試験で、問題冊子の乱丁、問題文の誤植など、受験生にとっては合否に影響しかねないミスがありました。大学側も気付いていなかったようで何も事前説明がなかったとのこと。それでなくても受験生は試験本番は舞い上がっています。状況を把握できたときには、もう、時間が足りず…という人もいたようです。
 実は編入試験では、試験問題に誤植があることが珍しくありません。一般入試とは異なり、編入試験は受験生がごく少ないですし、ミスがあっても新聞に公表されることはありません。だからミスがあってよいということではもちろんありませんが、作成した問題を充分に時間をかけて複数の教員が検討したり…、ということはしていないのでしょうね。別にそのために隠しているわけではないでしょうが、編入試験では試験問題を非公表とする大学がたくさんあります。
 編入試験で誤植は珍しくない…受験生はそれを頭に置いておきましょう。そうすれば、いざという時に落ち着いて対応できます。もっとも、正しいスペルなのに似ている違う単語の誤植だなんて思いこんでしまっては困りますが…。
 以前、中ゼミで英語講師採用試験に利用していたある大学の編入試験の過去問題にも、誤植がありました。welfare state(福祉国家)とヒトラーのwarfare state(戦争国家)の対比の話なのですが、実はwarfareがwelfareになっているんです。誤植に気付くかどうかもポイントだなんてそのまま使っていたんですが、今考えるとずいぶん意地の悪い話でしたね。
 今日は編入・転部コ?スの説明会や、校内生・校外生の個別面談で、バタバタした1日でした。この続きはまた次回に。(明日はお休みなのであさって以降になります。)