大学編入試験で白紙答案が…

 昨日はある短大の大学編入ガイダンスで、お話しをさせていただきました。講演が終わると、学生の皆さんは出席カードに感想を書いて提出します。それを見せていただいたのですが、概ね好評。今日からでも編入のために勉強を始めたいというものもいくつかあり、ホッとしました。ところがその中に1枚、こんなものが。「口であれやれ、これやれ、というのは簡単。努力しないと受からないなんて悲しくなる」 すごく素直な感想なんだと思います。「自分にとって役に立つ内容か」という質問に、唯一悪い評価がついていました。でも、同時に、私の話をしっかり聞いてくれていたんだな…と思うような内容でした。
 とはいえ、努力しなければ受からない、それは事実ですし、それを知っていただくことが、私の役割なのだと(イヤな役目ですね(=_=))思います。とは言いつつも、このような感想を目にして実は私もちょっとショックでしたが。
 中ゼミの学生からも、「勉強の習慣がなかったので受験勉強はきつい」という言葉を聞くことがあります。そこで連想したのが、前々回の、青山学院大学経済学部転部と大学編入に関する話です。転部に合格した学生の感想に、次のように書かれていました。「一般入試よりも平易、けれどもまともな答案を書ける受験生が少ない」 これ、読んでいて矛盾していると感じませんでしたか。易しいのにまともな答案を書けないなんて。
 実はこれは大学編入試験の特徴でもあります。中ゼミを訪問する大学の先生も口にしますが、「大学編入試験では答案を見れば勉強したかどうかがわかる。白紙に近い答案も結構ある」
 実際、試験会場では、試験途中で出ていってしまう人、寝ている人…などがよくいるそうです。学生の話では、周囲の人の答案を見ると白紙の人も中にはいた…なんてことも。
 それではなぜ、こういうことが起こるのでしょうか。次回はこの話をしたいと思います。え、なぜ、今日ではないのか…ですか。すみません。今、次年度のパンフレット作成やこれから大学編入を受験する学生の面談(一番大切な仕事)で忙しくって(-_-;)。ちょっとだけお待ち下さいね。