社会人コース合格者インタビュー

法政大学キャリアデザイン学部社会人入試合格

落合 由美子さん

法政大学キャリアデザイン学部合格おめでとうございます。今日はまだ4月で、大学への通学はまだこれからですが、まずは法政大学はいかがですか。

実は大震災の影響で入学式がなくなりました。オリエンテーションもなくなって、ガイダンスもまだ、週に1回、2回程度でとびとびですし、2年生以上はほとんど来ていないようです。1回、クラスの基礎ゼミがあった程度なので、まだ実感が湧きません。時間割が決まらないと仕事のスケジュールが立たないので、これから仕事のほうをどのようにしていくか、暗中模索の状況です。

若い学生とはうまくやっていけそうですか

サークルの勧誘などは私にはビラは渡しにくそうで、ちょっと寂しさを感じましたが、徐々に知り合いができてきました。ただ、年が違う人と一緒にやっていけるかどうかは、少々不安です。予想よりきゃぴきゃぴしている印象で(笑)。

1年生はまだ張り切っていますから(笑)。1,2年と3,4年で校舎の違う大学では、女子学生の雰囲気はずいぶん違うと聞きます。他の学年の学生が登校するようになれば、また印象が変わるかもしれませんね。一緒に入学した社会人とはいかがですか。

キャリアデザイン学部に今回一緒に合格した社会人の方とは、すでに知り合いになりました。一人は中ゼミ生ですし、人間環境学部に合格した中ゼミ生とも顔見知りになりました。中ゼミが親身にやってくれたとおっしゃってました。

ありがとうございます(笑)。一緒に入学された社会人の方の年齢はどのくらいですか。

20代と40代が一人ずつ、30代が2人です。受験生16名で合格が4名ですが、全員入学しました。

4倍の試験でしたね。4人のうち3人は不合格になるわけですから難しい試験ですが、合格の決め手は何ですか。小論文はいかがでしたか。

あまり小論文には自信がなかったです。中ゼミでの評価は悪くありませんでしたが、自分ではまだまだ不満で、このレベルで本当にいいのだろうかって。逆に面接は宍戸先生と準備して、何回も練習したんですが、よかったと思います。実は私は前年も受験して失敗したんですが、その時に比べて雲泥の差でした。

今振り返って、前年はどこが足りなかったのでしょうか。

前年は中ゼミには相談に行っただけで、あまり準備もしないまま受験だけしてみようとチャレンジしました。そういう状況ですから面接についても全くシュミレーションをしないまま受験したんです。ですから質問されたときにとっさに答えが一言くらいで終わってしまって。説得力のある回答ができませんでした。本当に普通の会話になってしまったんです。絶対に入りたいという気持ちが相手に伝わらなかったと思います。それに比べて今年は、面接官の方が私の意欲の高さに圧倒されている感じでした。

本番の面接はどのように行われましたか。

面接官は2チームに分かれていました。実はチームによって厳しさが違い、かなり圧迫面接のケースもあったようです。どちらにあたるかはわかりませんから、厳しいことを前提に準備した方がよいと思います。本番はしっかり姿勢を正して、先生とも目線をあわせました。

それでは、今回、どうして大学に行こうと思われたのか、教えてください。

理由は何点かあります。まず、以前、病気で大学を中退したことが心残りだったこと。自営業で経済的、時間的余裕ができたこと。仕事を通して、これからの自身の人生設計に切実に悩んでいる人が多いことを実感し、もっと、ニーズにあったスキルを身に付けて、体系的なことを提供したいと思ったこと。社会人になって生涯学習的な学び、コミュニティ、NPO、ビジネスに関心を持ち、仕事の幅を広げたいと感じていることなどです。

法政大学のキャリアデザイン学部を選んだのはどうしてですか。

最初は心理も考えていましたが、中ゼミに相談に来たときに、宍戸先生に勉強したいことを話したら、それならこういう学部があると教えていただきました。自分でも調べてみて、ぜひ、この大学で学びたいと決意しました。今ではキャリアデザイン学部だからこそ大学に行きたいと思っています。

お仕事はどういうことをなさっているのですか。

カウンセラーとして、様々な方の相談に乗っています。先が見えず、行き詰まっていて転職や自分の適職に悩む人が多いです。もう一度、大学に行きたいという相談にも乗ったりしています。その中で、自分の中にあった大学に行きたいという思いが引き出されてきたり、意欲や刺激になったのかもしれません。

それでは具体的な対策を教えていただきたいのですが。小論文からお願いします。

中ゼミに通学して、課題は仕事でなかなか提出できないこともありましたが、授業には休まずに出席しました。おかげで小論文のかたちは身に付いたのですが、もっと知識を増やしたいと思いました。そこで、雇用、コミュニティ、教育などについては、新書をなるべく、読めるだけ読みました。それから新聞は切り抜きをして、時間があるときは要約練習をしたり感想を書いたりしました。過去問題は中ゼミにたくさんあるので、答案を作成して小論文の先生にみていただきました。

本番は自信を持って臨めましたか。

自分ではまだまだ良いものが書けるのではないかと、いつも思っていて不安でした。

それでよかったかもしれませんね。満足していたのでは伸びませんし。それに、案外、書ける人ほど、「もっとよいものが書けるのではないか」と思うものです。それでは、面接対策はいかがですか。

宍戸先生と何回も練習したことに加えて、いろいろなスタッフに模擬面接をやってもらえたことがよかったと思っています。初対面の先生に鋭い突っ込みをされたことは、まだ印象に残っています。

厳しいスタッフにあたりましたね。どのような状況でしたか。

自分のアイデンティティに関わることで、ディベートのようになったことがあったんです。でも、世界観が広がったようにも感じました。大学での4年間でもいろいろとたたかれるのではと、怖いと思いつつも期待感があります。からを破ってこそ、新たな世界が広がりますし、それが大学へ入学する理由でもありますから。

他には何かありますか。

模擬面接の状況を録音して後から何度も聞き返して、聴き取りにくい、早口になっている、言い回しがおかしいなどをチェックして直すように心掛けました。それから面接問答集を作って、徹底的に覚え込みました。それがあってこそ、応用もできると思いました。

それでは出願準備についてお願いします。

まず、高校に電話して手数料を振り込んで、必要な証明書類を送ってもらいました。一番困ったのは推薦書です。会社に勤めていたら上司だと思いますが、そういう人がいなくて悩みました。結局、知り合いに書いていただいたのですが納得できない部分もあって。宍戸先生に推敲していただいたんですが、受かるためにはよかったと思います。履歴書も不安でした。仕事もいろいろ変わっていましたし。宍戸先生に客観的に見ていただき、自分はいいと思っていたところについてアドバイスを頂いて、参考になりました。志望理由書は納得できるものができあがるまで、何回も宍戸先生と面談しました。

受験にあたってメンタル面はいかがでしたか。

昨年は怖いくらい仕事が順調で、とにかく忙しくて、一杯一杯でした。本の執筆を依頼されたり、カウンセリングも予約が集中して。仕事も勉強も寝る時間を削ってこなしていました。栄養ドリンクを飲んで乗り切りました。飲みに行くこともなく、友達とも会わずに。とにかく時間がなくて。小論文が書けない不安もありましたし、ストレスを発散することもできなくてつらい時もありましたが。その中で、宍戸先生との面談だけが癒しであり、支えになりました。

あとは勉強をやることが不安の解消でした。不安を感じたら勉強して。今思うと、忙しいのがかえってよかったかもしれません。その状態を乗りこえたことが自信になりましたし、ちょっと、大変な状況にある自分に酔っているところもあったかもしれません(笑)。

一番つらかったのはいつですか。

特に不安だったのは直前でしたね。かなりストイックになって、張りつめてキリキリしていました。その後がないということがモチベーションになったとも思います。

ご家族の方は支えてくれましたか。

実は家族にも黙って孤独な受験でした。合格したときには親もビックリしましたが、とても喜んでくれました。

受験が終わって今はいかがです。

リラックスしています。プツンと切れたような状態です。大変な一年でしたが感慨深いです。あの時、中ゼミで宍戸先生に相談してよかったです。「今やっておけば」の一言が大きかったですね。受験をやめるのは簡単ですが、続けるのは大変なことで、後ろを押してもらえました。

これからの大学生活については、何とかなるという楽天的なところもあります。18歳に囲まれた36歳ってどうなのか、うまくなじみたいという意欲を持っています。社会人の方もいるので横の繋がりも構築したいですね。仕事の幅を広げるためにもそれがほしいと思います。

これから受験する方に伝えたいことはありますか。

最後まで諦めないことです。私は面接の本番ギリギリまで面接問答集をみていましたし、筆記試験の時は問題用紙が裏側にして机上に置いてあるのですが、少しでも設問が透けてみえないかという(笑)、執念を持ってやりました。一方で、当日、若い男性の方が結構受けていましたが、みなさん、空き時間にボーっとしていて。結局、そういう方は落ちていますね。

それから面接では志望理由を絶対に聞かれるので、きちんと自分と向き合って、明確にしておくことです。面接対策ということだけではなく、自分が4年間を大学で過ごすモチベーションになります。挫折しそうになっても、だから大学に来たんでしょと頭に入れておければ。

何かゲン担ぎはしましたか。

1回目の受験の時はやりました。自信がなかったんだと思います。それに頼るだけではダメです。今年はやりませんでした。

卒業後の抱負を聞かせてください。

まず大学に通学してみてからのことですが。今持っている意欲としては、まず、目標としてキャリアカウンセラーなどの資格をとって仕事に生かすこと、キャリアデザイン学が面白ければ大学院にも行きたいです。今の仕事だけではなく、NPOやコミュニティビジネスと広げていきたいと思ってもいます。中ゼミに相談に来るまでは心理学を掘り下げたいと考えていましたが、今はさまざまなことにどん欲に取り組んで、世界観を広げていきたいと思います。受験してよかったです。電車に乗るのも久しぶりで、それだけでも今までより行動範囲が広がった感じです。(笑)

今日は本当にありがとうございました。大学生活で多くのものを得られることを願っています。

(聴き手 宍戸部長)