中ゼミの力を借りて合格できた

私が初めて中ゼミを訪れたのは、大学2年の4月でした。大学に通い1年が経ち、毎日を目標もなく過ごしている時でした。その時は、取りたいと思い始めた学芸員の資格が現在の大学で取れないと知ったことや、住んでいる場所でできることが限られ多少がっかりしていたところがありましたが、編入について真剣に考えていた訳ではありません。

 そんな時、東京に行った帰りに「話だけでも聞いてみようかな」と思い、中ゼミに立ち寄ってみたのです。ふらっと入ってみると赤田先生とバッタリ。流れで面談をすることに。赤田先生は、行きたい大学や、なぜ編入したいのがさえ決めていない私に様々な話をしてくれました。編入をするために必要な準備や、どんな勉強をすればいいのか、私のしたい勉強ができる大学の提示など。その提示された大学がレベルの高いイメージのある大学ばかりで驚いたのを覚えています(笑)。しかし、熱心に私の話を聞きアドバイスをくれる先生の姿勢に感動し、編入することを決意しました。

 それからバイトをし、通信サポート生として入学したのち夏期講習に参加しました。通信の教材は7月には届いていましたが、ほとんど手を付けずに夏休みに突入した気がします。結局本格的に勉強し始めたのは、夏休みからです。夏休みに入り初めて、同じ目標を持ち勉強に励む人を目の当たりにしてこのままでは駄目だと感じました。それからは、合格者を囲む会での先輩のお話で、ニュースや新聞の記事をまとめた方がいいと聞いたら自分も実践してみたり、研究テーマに関係のある資料館に足を運んでみたり、大学の学部が編入先と同系統だったので役に立ちそうな授業のノートをまとめ直してみたり、役に立ちそうと思ったことはとりあえず実践してみました。

 また、はじめは試験に英語が必要な大学と宇都宮大学の2校を受けようと思っていました。しかし、夏休み中盤に宇都宮大学だけに絞りました。第一希望の宇都宮大学より第二希望の大学のレベルのほうが高かったということと、英語を捨て専門の勉強に専念できるからです。でも、今考えれば英語から逃げただけだったのかもしれません。

 それでも、自分なりに「宇都宮大学合格」を目指し、大学2年の夏休みを過ごし、あっという間に、受験日当日。高校・大学と、まず落ちることのない推薦入試で進学してきた自分は緊張で胸いっぱい。宇都宮大学行きのバス停に並ぶスーツ姿のライバルがすごく賢そうに見えました。そして、小論文と面接が終わり、ほっとする一方、ミスが頭に残りボーっとしながら電車で帰りました。

 受験を振り返ってみると、正直、中ゼミの授業でも志望理由書の作成時にも自分の知識の無さやふがいなさに泣きそうになった時もありました。それでも、そんな時に編入のことを話せる、相談できる家族や友人がいたことはラッキーだったと思っています。やっぱり受験は一人では戦えません。特に、大学に通いながら編入という特殊な受験を受ける人は大学の友人には打ち明けにくく、孤独になることが多いように感じました。そういう不安や悩みを吐き出せたということが、ストレスに埋もれず受験を乗り越えられた一番の要因だと思います。

 そして今回の結果は、やはり中ゼミの力を借りられたからこその結果だと思います。特に志望理由書では柚留木先生のアドバイスに助けられました。宇都宮大学の面接は志望理由書に沿って質問されるので、志望理由書の出来は非常に大切なのです。先生は内容の薄い私の志望理由に、的確にアドバイスをくれ、なんとか形を作ることが出来ました。

 中ゼミの先生方、様々な手続きをしてくれた事務の方、編入に際して関わった全ての人に感謝しています。本当にありがとうございました。これから受験を受ける方も、中ゼミを信じて頑張ってみてください。本気で頑張ったら、無駄だった…と思って受験を終えることは無いはずです。皆さんが素敵な結果を手にいれられますように。応援しています。

タイトルとURLをコピーしました