ふたたび、まりもです。今日2回目の登場です。
某A先生に「今日のノルマ、3ブログね☆」といわれ、がんばってます。
実は、社会学を知っているとより楽しめる本があることを知ってますか?
そんな本の中で、近年一番おもしろかったのが、
伊藤計劃(武蔵野美術大学美術学部映像学科卒業)『虐殺器官』です。
といっても、読んだのが2年前なのでかなりうろ覚えですが、
戦争請負企業パノプティコン社など、ネーミングにも社会学知識がちりばめられていて、
社会学を知っていると、よりいっそう楽しめます。
題名からしてもこわそう、痛そうですが、冒頭からほんとに怖くて痛かったです・・・が、
世界観に引き込まれて、読むのをやめられず、
ひたすら読み続けて2日で読破しましたよ。
(こんなに読み続けたのは、京極夏彦『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』以来・・・)
ちなみに続編の『ハーモニー』も傑作です。
若くして亡くなられたために、『メタルギアソリッド』のノベライズとあわせて3作品しかないのが
ほんとに残念ですね。