アメリカ・フランス・社会学。

アメリカ・フランス・社会学。

お久しぶりです。赤い実です。
みなさん、試験が佳境ですね。
東京都内はもちろん、
地方にも当たり前のように行っている状況だと思います。
授業にも出て、地方へ行き、試験を受けて・・・
ハードな日程をこなしている皆さんを見て、
すごいと思うと共に、たくましくなったなあ、
と親のように見ていたりします。
授業などではもちろん、
志望理由書の作成や面接練習で少しでも関わったスタッフは、
どんな状況だったか、ずっと気にかけています。
手応えや結果次第では報告しづらいこともあると思いますが、
試験が終わったら是非一度顔を出してくださいね。
さて、アメリカを中心としたデモが長期的なものになっていますね。
それに合わせてアメリカのメディアの報道の仕方に変化が出ています。
はじめは、社会の秩序を乱すものとして逮捕者の数などを中心に報道していましたが、
拡大するにつれて、デモに参加している若者の視点に立った報道が増えてきたそうです。
社会学的なテーマとしてメディアに注目している人もいると思いますが、
メディアによって構築されるステレオタイプが存在するのと同じように、
人々の行動がメディアの姿勢を変えるということもあるのですね。
故に、メディアに携わる人間は、
メディアの持つ影響力を踏まえた姿勢を求められることになるわけです。
さて②、レオン・ブルムという人をご存知でしょうか。
高校などで世界史に触れた人であれば聞いたことがあると思いますが、
フランスの政治家で首相も3度務めています。
特に1936年に成立したの人民戦線内閣時のはたらきは有名です。
彼が行ったことの1つに、労働者の有給休暇制度を整備したことが挙げられます。
これは同時に労働時間を制限し、労働者の環境を整えることでした。
この結果、王族や貴族などの特権階級の人々だけが過ごす場所であった保養地・ニースが、
一般民衆も休暇を過ごす場所となりました。
働き方の問題は、現代社会においても重要なトピックです。
それは同時に「いかに上手に休むか」ということでもあるわけですが、
そのことを本気で考えることが、日本人はどうも苦手なようです。
(「日本人」とくくってしまうのは乱暴ですが・・・)
働き方は社会学的にも重要なテーマとなります。
ちゃんと休んでこそ、
しっかりした仕事もできる!
みなさんはどう思いますか?

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