電気。

電気。

昨日は春分の日でした。
夜が優勢だった時期が終わり、
これからは少しずつ昼が長くなっていくことになります。
被災地のことを思えば、春の訪れは切実なものでしょう。
節電で寒かったり暗いのが当たり前の日々が長引くにつれて、
どれだけ無駄な電気や明かりを私たちが使っていたかを思い知らされます。
一方で、医療機器などを中心に、
電気の安定供給の重要性も改めて認識しました。
だからこそこの事態は、
単に東京電力の不手際だけで終わらせてはいけない気がします。
人々に欠かせないものを支えている場所が
別の人々の生活を追いつめるのはやはりおかしい。
「想定外」「予想以上」という言葉で済まされてはいけない問題が、
次から次へと浮上してきています。
責任は、もちろん問われるべきで、決して表面的なものであってはいけません。
糾弾や批判という派手な衣装で、
根本的な問題が覆い隠されてしまわぬよう、
しっかり目を開いて社会を見つめていきたいものです。
NS

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