「逃げるは恥だが役に立つ」とエスノメソドロジー

「逃げるは恥だが役に立つ」とエスノメソドロジー

こんにちは、まりもです。

すっかり寒くなってきましたね。

最近では面接練習が増え、受験本番の緊張感を味わっています。

 

さて、そんな受験生の皆さんには申し訳ないですが、

このごろはまってるのが「逃げるは恥だが役に立つ」です。

 

 

一見ユルいけど、モノローグがロジカルで、

ドライに「親密な関係」を描こうとする「逃げ恥」は、

ドラマ版エスノメソドロジーの実践といえるかも!

 

エスノメソドロジーとは、ニッポニカによると、

 

「生活する人々の

日常的営為と常識的諸活動に注目して、

自明性を解明する」こと。

 

つまり、わたしたちがあたりまえの秩序だと思っていることが、

どんな仕組みで成り立っているのか、を明らかにすることですね。

 

「逃げ恥」では、「親密な感情」をベースにした結婚生活を、

「契約」をベースにした結婚生活におきかえることで生じるおかしさがたまりません!

 

今週の予告でも

「出しましょう親密感!」「かもしましょう新婚感!」

って、

ふつう、親密感も新婚感も、「隠したくても出ちゃうもの」であって、

「むりくりだすもの」じゃないですよ~~!

 

この他にも、休日に来客があるときは、雇用主である(仮)夫が

「休日出勤になりますが、よいでしょうか。」

 

職場ではふつうの会話も、

家庭ではなんだかずれて聞こえるという不思議さ。

 

こうしたシーンは、

「親密な感情」をベースにした結婚生活が、

いかにあいまいなまま進行しているのか、を

逆照射していますよね~。

 

と、このドラマ、日常的に営まれる行為や常識的な活動のもつ変さ、

についても思いを巡らせることができる

エスノメソドロジードラマともいえるんですよ。

 

あと、社会学的なおもしろさもさることながら、

オタク度の高い演出もたまりませんよ( ̄ー ̄)ニヤリッ

 

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