求む!臨床心理士

 時事通信発
「仕事のストレスが原因でうつ病などの精神疾患になったとして、2009年度に労災認定された人は234人に上ることが14日、厚生労働省のまとめで分かった。このうち、自殺の認定は63人。前年度より3人減ったが、同省は「精神障害で病院にかかる人が増えたこともあり、依然として高い水準」としている。集計によると、精神疾患の労災申請は前年度比209人増の1136人。初めて1000人を突破、過去最多を記録した。遺族の申請は9人増にとどまり、本人申請の増加が押し上げた形だ。認定されたのは同35人減の234人で、これまでで3番目に多い。年代別は、30代(75人)、40代(57人)、20代(55人)の順で、これらの年代で全体の約80%を占めた。職種別では「商品販売従事者」が最も多かった。」
 関連情報として、昨年度、働き盛りの40代の増加幅が最大になりました。うつ病や自殺増加の背景には、経済状況や日本特有の労働観、死生観などの構造的な問題があり、抜本的な解決策を出すのは困難かもしれません。そうした厳しい現実の中、心理の専門家として一人ひとりと向き合い、職場のメンタルヘルスを担う臨床心理士が求められています。 福来悶

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