春が。

春が。

こんにちは、赤い実です。
4月になりました。
新年度ですね。
東京でもやや遅めの桜が開花し、
春らしくなってきたようです。
春は何も、明るく穏やかな日差しだけに
象徴されるものではありません。
中国の詩人孟浩然の有名な漢詩「春暁(しゅんぎょう)」にもあるように、
春は意外と嵐の季節でもあります。
「春暁」では、夜に通り過ぎた春の嵐によって落ちた花のことを、
ぬくぬくと寝床の中で想像している様子が描かれています。
もちろん、中国と日本では季節の様子も幾分違っているとは思いますが、
春先の嵐が過ぎ去るごとに、「春らしさ」が増していくのは同じではないでしょうか。
春の花の代名詞ともいえる桜の花についても同じことが言えます。
桜の花芽は咲く直前ではなく、
前年の夏ごろに形成され、「休眠」という状態に入ります。
それから寒い冬を経験してはじめて開花に至ります。
つまり、しっかり寒い冬を経た桜はそれだけ見事な花を咲かせるというわけです。
私は別に根性論や精神論が好きではありませんが(むしろ嫌いですが)、
平坦で穏やかな道ばかりが続く環境にはあまり魅力を感じません。
なぜなら、世界とはそんなものではないからです。
 世界を知り、世界を理解し、自分がその一部としての実感を得る
このような生き方をするためには、
やはり、平坦な道だけでは無理でしょう。
他人がやらないことに興味を持ち、
踏み入れないエリアに一歩踏み出してみる。
そこには必ず「嵐」があり、
耐えるべき「休眠」があるはずです。
そしてその先には―。
春は色々なことを思います。
編入や大学院に興味を持ったら、
まずは中ゼミに来てみてください。
自分が求めているものが見つかるかもしれません。
社会学っぽくなくなってしまいました・・・。
次は社会保障と税について書く予定、つもり、たぶん・・・です。
タイトルを書いていて思い出しました。
春について書かれた作品の傑作は、
かえるの二人「がまくんとかえるくん」シリーズの
『ふたりはいつも』の中の「そこのかどまで」でしょうね。
子供の絵本だとあなどらず、
日本語版・英語版両方に目を通すことをおすすめします。
以上ですっ!

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