アンダー・ザ・ブリッジ1

アンダー・ザ・ブリッジ1

また間が空いてしまいました。
赤い実です。
まず最初にお知らせです。
先週末から、新入生対象の説明会が始まっています。
編入ってどういうもの?
何を勉強すればいいの?
中ゼミって何してくれるの?
という疑問の答えがみつかるはずです。
4月まで毎週日曜日(例外あり)に実施されるので、
是非一度足を運んでみてください。
また、3月18日(日)には
「春の進学ナビ」
があります。
専門分野ごとに分かれて、
編入や大学院試験を突破した先輩方から、
貴重な経験談やアドバイスを聞けるチャンスもあります。
気軽にお問い合わせください。
さて。
タイトルでも挙げた「アンダー・ザ・ブリッジ」。
訳すと「橋の下」→「橋下」。
ということで大阪ネタを書こうと思ったのですが、
それは次回に回し、一部の人には結構熱烈に支持されている
「荒川アンダーザブリッジ」という漫画(アニメ・実写化も)から
まずは入りたいと思います。
既に詳しいストーリーをご存知の方もいらっしゃると思いますが、
その名の通り、舞台は東京荒川の橋の下=「荒川UTB」。
一般的な言い方ではおそらく「ホームレス」と名づけられるであろう人々が、
現実にはありえない大規模なコミュニティを形成して自給自足の生活をしています。
そこへ、超エリート道を突っ走ってきた主人公がひょんなことから加わることになる。
その主人公の生きる上で譲れない指針が
「他人に借りを作るな」
ということ。
そもそもそれを遂行しようとしたがゆえに、
ここの生活に入ることになったのですが、
入ってみたらそんな悠長なことは言っていられない。
そこからおもしろくも切ない「非現実的な」ストーリーが展開されていくわけです・・・
とは言え、私も途中までしか知りません。すみません。
でも、その途中までの段階で考えさせられたのは、
コミュニティとは!!
ということです。
荒川UTBに集まるのは、
個性と言うにはあまりにもぶっ飛んでいる人々ばかりですが、
でも、それぞれがそれぞれの「役割」を担って、
まさに
「生きて」いる。
自分がいなくては成り立たないコミュニティを知っていて、
自分が支えられているコミュニティの大きさを知っている。
それぞれが安らげる場所があって、
可視化しそうなほど強いつながりがある。
その中に受け入れられていく、
と同時に目の前の事態を受け入れていく主人公の姿は、
まさに「社会的包摂」とは何であるかを知っていく過程であると言えます。
そしてその過程の中で
「他人に借りをつくらない」ことの無意味さを、
まさに体得していくのです。
他人って、借りってなんだよっ!
というわけです。
後半のストーリーを知らないまま言うのもなんですが、
個人主義と自己責任が蔓延し、
他者との境界の明確化に忙しい現代人にとって、
思った以上に重要なテーマを投げかけている漫画だと思います。
「アンダー・ザ・ブリッジ2」へ続く・・・次回はいよいよ「大の陣」。

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