新年。

新年。

明けましておめでとうございます。赤い実です。
2012年が始まりました。
みなさんはどうか分かりませんが、
私には21世紀になったのがつい最近のことのように思えるので、
それが12年も経ったというのはなかなかに衝撃なのです。
果たして世界はより良くなっているのか―。
その問いにはっきりとイエスと答える人は何人いるのでしょうか。
年が変わったのを機会に、
新たなスタートを切ることはいいことだと思いますが、
それは決して前の年のことが「ナシ」になることではないわけです。
時間はずっと続いていますし、
越えなければならないもの、解決しなければならないものは、
常にあるのですね。
去年、特に3.11を境に、
私たちはさまざまなモノや事象を、
慎重に懐疑的に見ていかなければならないということを思い知らされました。
その感覚は、年が変わっても持ち続けなければならない。
と私は思います。
うやむやにしてしまうことへの怒りや危機感を、
しっかりと表に出していかなければならない。
風評被害―確かにあります。
でも、風評かどうかを判断することが出来ない限り、
何も変わらない。
原発の問題ー収束などしていません。
人々の命を何と思っているのか疑いたくなる、言葉尻だけの操作で、
重大な責任をどこかへ紛れ込ませようとしている。
他にもまだまだあります。
信頼とは。
人のつながりとは。
社会とは。
そういったことを考えるとき、
社会学は強い武器になってくれる気がします。

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