フェア。

フェア。

こんにちは、赤い実です。
麦秋(ばくしゅう)という季語があります。
「秋」という字で思わず秋の季語と考えてしまいがちですが、
実は旧暦の4月、現代の今頃の時期を指すそうです。
なぜ「秋」かというと、秋=実りという意味で、
ちょうど今頃が麦の収穫時期であるために、そう、呼ばれるそうです。
あまり日本ではお目にかかることのない実った麦畑を、
日本の季語を通じて想像できるのはなかなかおもしろいものです。
個人的には「ばく」という音から
「麦芽」→「ビール」と連想してのどが渇くのですが・・・
さて、サッカー・ジャーナリストの大住良之さんの記事を読む機会がありました。
5月7日に行われたJ1の大宮対新潟の試合である記録が出たそうです。
ファール判定がゼロ。
一般的に1試合各20ずつ計40くらいファールを出すのが平均なので、
いかに「クリーンな」試合だったか分かります。
ここで大住さんは問いかけます
「クリーンな試合であればフェアな試合と言えるのだろうか?」
それについてはっきりとした答えを出してはいませんが、
1965年のヨーロッパにおける「もっともフェアといわれる試合」を例に挙げ、
サッカーの「フェアさ」とは双方の試合への臨み方で決まるのでは、と結んでいます。
どちらかというとスポーツの観戦には興味が無く、
新聞のスポーツ欄も大体は飛ばしてしまう私ですが、
興味深く考えさせられた記事でした。
フェアとは一体、何でしょうね。
いろんな場面で問われる「フェアさ」について、
これを機会に考えてみようと思いました。

コメントは受け付けていません。