やさしさの精神病理。

こんにちは。
季節もすっかり秋めいてまいりました。
寒くなってきましたからね。
みなさんも風邪には気を付けてくださいね!
そろそろコートを着たいenuです。
寒がりなんです。
さて。
秋といえばなんでしょうか。
食欲の秋。
スポーツの秋。
睡眠の秋なんてのもあるかもしれません。
秋は涼しくて何をやるにしてもいい気候ですね。
その中でもやはり注目は読書の秋。
みなさんは本を読んでいますか。
時には心理学の専門書や論文だけではなく、
新書などを読んでみるのも気分転換になりますよ。
私が先日読んだのは
「やさしさの精神病理」(大江健 著)
です。
従来は「やさしさ」という言葉は連帯感を示すキーワードとして機能していました。
また,相手の気持ちを察し共感することで,お互いの関係を滑らかにするものでした。
一方,現代の青年に見られると言われている新しい「やさしさ」は,相手の気持ちに立ち入らないことでお互いの関係を保つというものです。
傷つけないように深入りを避けるやさしさ。
「落ち込んでいる友人に対して気を遣うのはその友人に失礼だ」だから「そっとしておこう」
「つらかった出来事を愚痴ったらうっとーしいと思われる」だから「相談はしない」
どうでしょうか。
皆さんはこんな経験ありませんか?
それとも落ち込んている友人をなぐさめますか?
つらかった出来事を相談しちゃいますか?
やさしさとは一体何なのか。
この本を読みながら考え込んでしまいました。
皆さんのやさしさはどんなやさしさですか?
青年期の対人関係に興味を持っている方はぜひ一度読んでみてください。
(スポーツよりも読書の秋)enuでした。

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