日本語を書けるようになるには

 

留学生の中には大変流暢に日本語を話す方が多くいます。

でも、そういう人の中でも、誤りが少ない日本語を書ける方はかなり少数です。

日本語を書くための勉強法として、いろいろなタイプの日本語を大量に読むのはよい方法ですが、それだけでは不十分です。

時間はかかりますが、定期的に一定の分量の日本語を書いて、それを添削してもらうのが上達の近道です。

中央ゼミナールは、このようなご希望にも応えることができます。

 

もし、あなたが大学院進学を目指すのであれば、専門分野の論文を体系的に読むことをお勧めします。

もちろん、ゼミなどでも論文を読んでいるでしょうが、それだけでは足りません。

専門分野ごとに必読文献を紹介した『○○研究案内』といった解説書がありますので、それらに基づいて着々と読み進めるとよいでしょう。

よく言われることですが、ある論文の参考文献に示された論文を芋づる式に読んでいくのも伝統的な方法です。

ある分野に関して、多くの論文を読んでみると、ほとんどの論文で参考文献として挙げられている論文があるのに気づくでしょう。

その論文は必読文献です。

 

これら一連の論文読解は、後に大学院受験のため「研究計画書」を書くときに役立ちます。

たくさん論文を読んでいくうちに、だんだんと先行研究としてどんな事柄が取り上げられたのかが分かってきます。

それを出発点として、自分が研究すべき方向が見えてくることが多いのです。

これをやや小規模に実施すれば、卒業論文のテーマを探すこともできます。

 

それから先は、たとえば、資料を一当たりしたら、卒業論文や修士論文の一つの章でもよいので、実際に論文を書いてみましょう。

それをゼミで発表したり、原稿をゼミ生や先生に読んでいただき、添削してもらう。

このような過程を何度も繰り返すことによって、日本語の論述力は格段に向上します。

卒業論文や修士論文を一気に書こうとしても、なかなか困難です。

長期的に計画を立てて、一章ずつ足場を固めるように書いていくことをお勧めします。

日本人でも同じですが、一人では研究を進めることはできず、指導教員を始め多くの人の支援が必要です。

あなたに熱意があれば、協力を惜しまない方が必ず見つかるはずですよ。

 

最後に、お知らせです。

中央ゼミナール(JR中央線高円寺駅そば)では、留学生向けの大学院進学説明会を実施しています。

毎週火曜日の午後5時から6時まで開催していますので、都合のよい日程にご参加ください。

基本的な進学情報の提供から個別の相談まで、出来る限り応じますので、まずはお気楽に。