大都市の地下鉄

最近では、北京や上海でも地下鉄の整備が進み、路線の数も増えてきました。

自動車やバスなどの路上交通の混雑や渋滞を緩和し、環境対策を進めるためにも、より一層の拡充が望まれます。

 

ところで、皆さんは東京の地下鉄を利用していますか。

もし、頻繁に利用し、スムーズに乗換えている方がいれば、それは東京の公共交通の「通」ですね。

東京都民や近郊住民でも、乗換に戸惑う人は多くいます。

かくいう私もその一人です。

特に新しい路線から古い路線に乗り換える時(およびその逆)には、かなり注意をしても、たいてい大回りしないと乗換のホームにたどり着けません。

往きは大丈夫でも、帰りにまごつくことが多く、進行方向が変わるだけで何か錯覚を起こしてしまうのです。

私自身は、普段はそれほど方向音痴ではないと思うのですが。

 

このように戸惑う原因の1つは、東京の地下鉄は路線数が多いということです。

東京メトロと都営地下鉄だけで、13路線あり、駅の数は285駅にも達します。

これだけ、路線数と駅の数が多ければ、迷うのもある程度は仕方ないという気がします。

もう1つ戸惑う要因は、両地下鉄以外に、多くの地上を走る鉄道が地下鉄に乗り入れていることにあります。

本人は地下鉄に乗っていたつもりでも、ふと気が付くとどこかの地上を走っているということは、まれではありません。

しかも、地上の鉄道と地下鉄との相互乗り入れ区間は、毎年のように増えているので、私自身も詳しい現状や将来の計画を把握できていません。

そうはいっても、地下鉄(および相互乗り入れの鉄道)は大変便利な交通手段です。

留学生の皆さんも少しずつ使い慣れていけば、いずれ「通」になれますよ。