日本の食堂

日本の食堂の中で、1番値段が安いのはどこでしょうか。

正直なところ、現在私もその答えを探している途中です。

 

かなり安いレベルに入り、かつ栄養のバランスがよいと思われるのは、大学の学食です。

多くの場合、学食は店舗の賃料が免除されたり、安く設定されたりしているので、学外の食堂に比べると値段を安めに設定しています。

もちろん、学食自らの経営努力によって経費削減も行われています。
たとえば、ホウレンソウはよく用いられる食材ですが、日本の商社が大学の学食と組んで、タイなど海外で生産指導をしつつ、収穫したもの冷凍して輸入しています。

これは、個別の大学学食の取り組みではなくて、連合してコスト削減と食の安全確保に邁進した成果です。

最近は、多くの大学で学食がリニュアルされ、より明るくかつ清潔になっているように見受けられます。
なお、東大本郷と東京工業大学の学食では、イスラム教徒向けのハラル食(イスラムの教義に則り、調理された食事)を提供しています。

あなたがイスラム教徒でなくても、もし興味があれば、一度試してみてはいかがでしょうか。

結構、メニューの種類も多いので、楽しめますよ。

 

また、学食以外では、日本の大都市であれば、各国料理を楽しむことができます。

中華はもちろん、フランス・イタリア・スペイン・ロシア・ドイツといった大所の西洋料理の店はたくさんあります。

インド・タイ・ベトナム・インドネシア・ネパール・トルコといった国々の名菜も味わうことができます。

あまり数は多くはありませんが、スウェーデン・ポルトガル・ハンガリーなどの料理店を探すのもそう難しくありません。

 
さらに、日本料理も奥深いものです。

寿司や天ぷらは、世界的に有名になってきていますが、それ以外にもおいしい料理が、町のあちこちに隠れています。

留学生の皆さんも、是非、自分の足であるいは友達とともに、おいしい店を見つけ出し、味わってください。