大学編入~筑波、明治、早稲田大学への出願迫る!④

 新年明けましておめでとうございます。今年もこのブログと中央ゼミナールをよろしくお願いいたします。
 今年受験を迎える方にとっては、精神的にも体力的にも厳しい1年になることでしょうが、それが合格したときの喜びを大きくしてくれます。今できることをしっかりとやっていきましょう。
 さて、年明けに行われる筑波・社会学類、早稲田・社会科学部、明治について、話を続けましょう。今日は試験の傾向を、英語を中心に。
 上記3大学のうち、もっとも英語が難しいとされるのは筑波大学です。どの専攻も基本的には専門英文の読解が中心になります。たとえば平成25年度(昨年)の問題を見ると、経済学は34行の専門英文全訳。もっとも、ここはまれに変わった問題を出すことがありますので(出題者次第)注意は必要です。社会学は英文の量は経済学の3倍で、設題が8問。日本語での説明問題や和訳が中心です。政治学は英文の量は経済学の2倍で設問は下線部和訳2題と、内容に関する日本語での説明問題が2題…で終わりかと思ったら、同じくらいの分量の英文を10行程度の日本語に要約する問題までありました。
 大学受験レベルの単語集に加えて専門単語をしっかり習得することが大切ですし、単に和訳するだけではなく内容をしっかり読解できるようにする必要があります。合格者の中には、専門知識や専門単語力があれば解けるという人もいるくらいです。
 中ゼミの専門分野別『添削英語』の授業が力を発揮する試験ですね。中ゼミで小テストに使う専門英単語集が役立ったという声も多いです。中ゼミ生はいままでやってきたことをしっかり復習すればよいということになります。合格者の自己採点は、最低で5~6割、最高で9割でした。
 次に早稲田大学社会科学部。例年長文の大問が2題、設問はそれぞれ4~5題で、ここ数年は日本語での説明問題が中心です。「早稲田にしては易しい」、「日頃から和訳練習をしていれば専門性もないので誰でも受けやすい」というのが受験生の感想です。しかし、受験者数の多さを考えると、早稲田にしては難易度が低めなだけに高得点を取る必要があるとも言えます。受験準備をきちんとしておけば誰でも7割取れる可能性がある、でもそれだけでは受からない、できれば9割以上取るつもりで8割は確実に…ということですね。
 もっとも、大甘な自己採点で7割だったけれども合格した! という中ゼミ生もいます。記述式試験での採点基準は、わかりにくいですね。いずれにしても、上位層は差がつきにくい試験なので、『英語は取りこぼさず、論文勝負!』というのが、過去の受験生のアドバイスです。
 最後に明治です。語学検定試験のスコア提出が必要な、国際日本は除きます。ということで文学部と情報コミュニケーション学部についてですが、長くなりましたので次回に!