大学編入~筑波、明治、早稲田大学への出願迫る!②

 昨日の続きです。
 まず、筑波大学社会・国際学群社会学類、明治大学各学部(理工学部除く)、早稲田大学社会科学部に共通する注意事項ですが、それはいずれの大学も出願にあたっても志望理由書が必要であり、きちんと準備する必要があるということです。
 早稲田大学社会科学部には志望理由書はない…と勘違いする方がいますが、単に、独立した志望理由書の用紙がないだけで、入学志願票に記載する欄があります。早稲田はこちら 明治はこちら
 いずれの大学も人気が高く難関です。取る人数が少ないだけに筆記の結果だけで合格できると安易に考えると、落とし穴になります。つまり、志望理由書、面接対策まで含めて完璧を期す必要があるということです。特に早稲田社会科学部のように、多くの方が受験して合格者はわずか…という大学については、ちょっとしたことが致命的になります。特に早稲田については、もう時間がない…ということであれば、やむを得ません。志望理由書を一通り用意した上で、面接対策でカバーすることになります。
 編入の目的は3年次から専門的に学びたいことを、それに適した大学で勉強することです。したがって、志望理由書や面接では、編入の目的について、どのような学習環境で何を研究したいのか、具体的に示す必要があります。
 その際に気をつけたいのは、これも今回あげたいずれの大学にも言えることですが、それぞれの学部(群)・学科(類)・専攻の特色をしっかり理解することです。早稲田大学社会科学部は、社会科学全般について多彩な学習ができます。筑波の社会学類も、専攻が分かれているとは言え、横断的に学べるところが魅力です。でも、それだけに、アピールの仕方によっては、それなら法学部に行った方が良いのではないか、ととられることもあり得ます。
 さらに、明治の国際日本学部、情報コミュニケーション学部、文学部の文芸メディア、心理社会学科などは、比較的新しくできた学部学科であり、どのような意図、つまり教育目標で設置されているのか、しっかり押さえ、それを踏まえて、志望理由を明確にする必要があります。
 加えて、入学年次を意識することも忘れないように。早稲田・社会科学は、社会科学全般を学ぶことができますが、1年から入学した人は最初の2年で幅広く学んだ上で、3年になると自分が専門とする分野を中心に演習などの授業を選択することになります。よくある失敗は、大学案内など、高校生に向けた情報をもとにして、大学1年から入学する人が書くようなことを書いてしまうというケースです。
 今回は、志望理由書を中心に書いてきましたが、明日はその他の疑問に答えていきます。