建築士の受験資格

2020年2月12日

理系人を目指す皆さん。こんにちは。

一級建築士と二級建築士の受験資格が大幅に緩和されることが決まっていますが、新しい法令の施行日が来年の3月になったようですね。

具体的にここで述べることはしませんが、ざっくりいうとこれまで受験資格として求められていた「実務経験」が不要になったんです。(免許を取るのは「実務経験」後)

実務経験に相当するものとして、大学院修士2年の中でのインターンシップを充てることも可能でしたから、これまでの資格取得までの最短パターンは、

建築系学部卒業(4年)→修士(2年)→修了の次年度に受験して合格→資格取得へ

というものでした。つまり就職する段階で(もちろん就職活動をする段階でも)資格を持っていないし、取れるかどうかは就職した後の国家試験次第だったわけです。

今後は、受験資格は建築系学部卒業となりましたので、修士在学中に合格だけしておいて、修士2年修了(実務経験2年に相当)した時点で免許をもらうというパターンが生まれることになります。たとえば修士1年で試験に合格していれば、修了と同時に免許をもらえることが確約されるので、就職活動も楽に行うことができそうです。

受験資格緩和が来年3月ですので、次回の建築士受験者は増えるかもしれませんね。