国内MBA大学院を受験しよう!

「MBA大学院を受験!」というと「海外に留学!」っていうイメージが強いですよね

でも、留学するには多くの費用がかかり、仕事も辞めなければいけない、言葉の壁が・・・といった様々なハードルが待ち受けています。

そこで、おススメしたいのが国内MBA大学院への進学の道です。多くの国内MBA大学院では、夜間や土日に授業が開講されているので、仕事と両立しながら学ぶことができます(もちろん通常の大学院のように全日制をとっている大学院もあります!国内MBA大学院の入試は日本語ベースです!)。

特に、

慶應義塾大学、早稲田大学、一橋大学、明治大学、立教大学、法政大学、青山学院大学

のMBAコースは大人気です。多くの社会人の方が、中央ゼミナールの講座を利用して進学を果たし、キャリアを積んでいます。

その他にも、虎ノ門大学院やグロービス経営大学院など「社会人の即戦力を養うための学び」に特化した学校もたくさんあります。

国内MBA大学院の受験を考えている方から、よくいただく質問をご紹介します。

Q MBA大学院へ通う目的は?
A 実際に進学された方からいただいたお話をまとめると以下のようになります。
  ・いま抱えているビジネス上の問題を解決したい(今の時代の課題を解決したい)
  ・将来は独立して起業をと考えているので、経営者としてのスキルを学びたい
  ・事業承継にあたり、新たなビジネスモデルを模索する必要がある
  ・専門的な知識を身につけ社内でのキャリアアップに活かしたい
  ・一流の実務家である教授とつながりを持ちたい
  ・様々な業種から優れた人が集まるので、ビジネスで役立つ強い人脈を作りたい
  ・大学の教員など研究者としての道を開きたい(博士課程に進学したい)
  ・〇〇学部を卒業するのだけど経営学を学んでから就職したい
  ・学生時代に勉強をしなかったので、大学院でしっかりと勉強したい
  ・出馬や組織の代表になるにあたって、最終学歴を変えたい
  ・今まで自分が行ってきたビジネスを理論体系としてまとめたい
  ・失敗経験から「あのときの正解は何だったのか」を知りたい
  ・経営学の知識がゼロなので就職するにあたってしっかり勉強したい
  ・海外MBA進学の準備として勉強しておきたい

特に人脈形成の側面は大きいようです。大学院によって全く様子は変わるのですが、いくつかの大学院では土日の講義終了後に必ず懇親会が開かれ、講義でのディスカッションがお酒を交えた場で再開されているそうです。それを2年間も続ければ、たしかにものすごく絆の強い仲間ができますよね!

またMBA大学院の教員は多くの場合、実務家としてものすごい実績をお持ちの方々です。たとえば、虎ノ門大学院でメディア&エンターテイメント領域を担当されている北谷賢司教授のビジネス上の(研究経歴除く)ご経歴は「日本テレビ放送網顧問、TBSメディア総研社長、東京ドーム取締役兼米国法人社長、ソニー㈱執行役員兼米国本社エグゼクティブ・バイス・プレジデント、㈱ぴあ 取締役、㈱ローソン顧問」となっています(虎ノ門大学院HPより)。

凄いですよね!普通に生きていたら、このようなご経歴をお持ちの方と接する機会なんて、まず無いです。国内MBAに進学するということは、このような教授とすごく近い距離にいられ、卒業後も親身なおつきあいができるということでもあるんです。余談ですが、MBAに進学して、経験豊富な教授から人脈の紹介を受けたり、アイデアをいただき、コンサルしてもらいながら、自分自身の起業に成功した例はいくつもあるそうです。

人脈の面ばかり強調してしまいましたが、もちろん、大学院ですので、高度な研究を行うことも可能です!ビジネスに取り組むにあたり、「何を考えなければいけないのか」、そんな羅針盤を手に入れることもできます。「経営学とはMECEだ」という理解もありますから。

Q 国内MBAに進学しても意味がないとよく聞くし、ネットにもそう書いてあるんですが・・・
A それはご本人の考え方しだいです。

たしかにMBA進学とは、本来、海外MBA大学院で学位を取得することを意味していますので、その点に限ってみるのならば、「ちょっと違う」といえばそうなのかもしれません。

ですが、上にも述べましたように国内MBAならではのメリットもたくさんあります。もちろん、修士号というきちんとした学位を手に入れることもできます。資金や仕事の面といった現実問題も加味すると、国内MBAで得た知識や人脈を活かそうとすることにこそ最大の意味があるのではないでしょうか。余談ですが、MBAの本質にこだわるのならば慶應義塾大学のMBAコースのように「海外MBAと何ら変わらない」大学院もあります。

Q 大学院MBAと普通の大学院経営学研究科って何が違うんですか?
A 非常にややこしい問題です。

■原則(MBAと研究科の違い)

●MBA大学院では、ケースメソッド(事例)で経営学を学ぶ+修士論文無し
→入試は面接重視、経営学の高度な知識は「それほど」求められない
●経営学研究科では、文献研究を中心に新たな理論の構築を目指す+修士論文必須
→入試は「修士論文(研究)計画書」重視、口頭試問重視、高度な経営学の知識必要

※筆記試験の有無については、大学院の方針のため法則性はありません。

■MBA大学院の分類

①MBA大学院(MBAコースしか持っていない大学院大学)
②経営学・商学研究科の1つのコースとしてMBAを設置している大学院
③経営学・商学研究科とは独立したMBAコースを設置している大学院

①のケースでは完全なるMBAコースの色を持っています(修論無しが原則)
②のケースでは研究色とMBA色が混ざっていることが多いです(修論ありかも)
③のケースではMBAコースの色が強いです(修論ありかも)

■MBAコースで授与される学位

学位には大きく分けて2種類あります。職業人としての素養に与えられる「専門職学位」と研究業績に付与される「通常の学位」です。専門職学位は、経営学修士(専門職)・経営管理修士(専門職)となります。研究学位は、修士(経営学)・修士(経営管理)となります。研究学位と専門職学位は、どちらも等しい価値であると定められていますが、様々な考え方があるようです。

①のケースでは、専門職学位
②のケースでは、専門職学位(修論無し) or 研究学位(修論あり)
③のケースでは、専門職学位(修論無し) or 研究学位(修論あり)

となっていることが多いようです。

■まとめ

ややこしくなってきたのでMBA大学院の分類(原則)についてまとめると以下のようになります(もちろん例外はあります)。

研究科 修士論文 学位
なし なし 専門職
混合 なし/あり 専門職/研究
独立 なし/あり 専門職/研究
Q MBA大学院の入試はどのようなもの?中ゼミではどんな対策があるの?
A 多くの大学院では「志望理由書+筆記試験+面接」で合否判定されます。

■志望理由書

MBA大学院では、①なぜ入学を希望するのか、②入学後どんな能力を手に入れたいのか、③卒業後にその能力を活かして何を成し遂げたいのか、を明確に記した志望理由書(将来計画書など呼び方は大学によって異なります)の提出が求められます。

中ゼミでは、MBAコースにご入学いただいた方の志望理由書を個別に指導しています。度重なる面談を通じて、志望理由を明確にし、将来の目標に繋げていきます。何度も書き直しをして(多い方で10回以上!)説得力ある志望理由書を完成させ、自身をもって入試に挑めるようサポート致します。

※個別に対応可能なコースも多数ございますので、まずはご相談ください。

■筆記試験の内容

MBA大学院の半数近くが筆記試験を課しています。筆記試験の内容は「課題解決型論述」であることが多いです。設定された事例への対処法や課題文で与えられた社会問題についての考え方を問われます。事前対策をきちんとすれば十分に戦える内容です。

入試問題の具体例はこちらをご覧ください→こちら

中ゼミでは、「MBA進学総合コース」を設けています。
毎回の講義は、

論点講義→論述演習→添削答案返却→書き直し再提出→添削答案返却

の流れになっています。講義期間を通じて多くの過去問を扱いますので筆記試験対策は万全となります。

■面接の内容

①志望理由に関すること、②入学する目的、③解決したい課題、④卒業後のキャリアプランなどを中心に、具体的に厳しく質問されることが多いです。あいまいな答えを述べると好ましくない結果につながってしまいます。

中ゼミでは、個別に徹底した模擬面接を何度も何度も行います。「実際の入試よりも模擬面接の方が厳しかった」という合格者の声も多数寄せられています。備えあれば憂いなし。何を質問されても大丈夫という状態で入試に挑めるよう全力でサポート致します。

不確実性の高い時代、国内MBA大学院を受験しましょう!

国内MBA大学院にはたくさんの魅力があります。キャリアを積んだ社会人の方だけでなく、新卒での進学も増えてきています。

MBA大学院は、経営学研究科とは全く別物です。研究者となるべく文献研究を行なう大学院ではありません。高度職業人となるための実践的な実務のための大学院です。事前に高度な専門知識を持っている必要も無いため、幅広い人に門戸を開いています。

現代は、ネットワーク環境が急速に進化し、AI技術もあらゆる場面で応用されるようになってきています。今までの常識が根底から覆され、無くなっていく職業も多いと言われる反面、誰も予想だにしなかった市場が出現してきています。働き方も大きく変わります。つまり、過去に正解がない時代に突入していると言っても過言ではないでしょう。そんな時代だからこそ、MBAで「現代」というものをしっかりと学び、急速に変化を遂げる世の中で活躍していくためのスキルを身につけていきましょう!MBA進学はその始めの一歩です。

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