――潮田さんは昨年、女性アスリートのサポートを担う団体「Woman’s ways」を設立しています。この経緯は?

実は取材がきっかけだったんです。女性アスリートの抱える問題で切っても切り離せない、月経に関する現役時代の悩みや経験を語る対談があったんです。「正しい知識を身につけてコンディションを整えられたら、もっといいパフォーマンスができるのでは」という結論で終わったんですけど、家に帰ってからも「私が現役だったころは、正しい知識を得る機会はほとんどなかったな」と何となく考えていて。実は私、19歳のときに子宮内膜症になったんです。そこで初めて婦人科へ行き自分の体と向き合ったんですけど、それまでは我慢一択だったんですよね。もっと知識があって、女性ホルモンの周期に合わせてトレーニング方法を変えていたら、もしかしたらパフォーマンスが上がっていたかもしれない。上がらないにしても、もっとストレスなく過ごせたかもしれない。でもそれって、自ら知ろうと思わないとなかなか得られない知識です。そういう問題に取り組む団体があるといいなと思い、立ち上げました。

仕事、子育て、女性支援…潮田玲子が切り開くセカンドキャリア「いかに社会に貢献できるかは、今後の人生のテーマ」【連載:Museの素顔 #9】(WEBザテレビジョン) – Yahoo!ニュース