はじめに

東京大学はやはり何といっても日本の最高学府です。学歴社会はよくないという意見は常にありますが、東京大学を出ておくと、人生の選択肢が多くなるのは否定できない現実だと思います。

研究者を目指そうという方で研究環境(教授、施設、優秀な学生など)が整っている東京大学大学院進学を目指す方、大学受験での心残りを解消するために東京大学大学院を目指す方、就職活動でアドバンテージを得るために東京大学大学院を目指す方、その他さまざまな理由から東京大学大学院を目指すいろいろな方がいらっしゃることと思います。

インターネット、雑誌、本や人の話などで、「東大の大学院は、東大の学部入試よりも合格しやすい。」といったようなことを聞いたり読んだことがある方もいらっしゃるでしょう。

赤門(旧加賀藩屋敷御守殿門)

確かに、うまく情報を集めて合理的な受験戦略を立てて受験に臨めば、東大の大学院の合格証書を手に入れやすくなりますが、行き当たりばったりに受験をするとたいへんなことになります。

同じ東大の大学院の中でも、東大生でもなかなか合格できないようなところもあれば、受験生が足りずに、大阪で出張説明会をやって受験生をなんとか確保しようとしているような大学院もあり、東大の大学院内での難易度の格差は非常に大きなものとなっています。偏差値に例えるならば、イメージ偏差値は80近いようなところから、イメージ偏差値55ぐらいのところまであります。

「大学院受験は情報戦」でもありますので、しっかりとした情報収集をした上で、うまく受験戦略を立てて、受験準備をしていくことが重要です。

学部より大学院の方が募集人数が多い

東大の大学院は定員が多いところもあれば、若干名しか合格枠がないところもあります。内部生以外まず無理なところもあれば、定員を埋めるために、受験生集めに熱心な東大の大学院もあります。

東大の学部入試の定員は以下のようになっています。

  • 文科一類   401人
  • 文科二類   353人
  • 文科三類   469人
  • 理科一類  1108人
  • 理科二類   532人
  • 理科三類    97人
  • 合 計   2960人

東大の大学院の修士課程・専門職大学院の定員は以下のようになっています。

  • 人文社会系研究科       193人
  • 教育学研究科          88人
  • 法学政治学研究科総合法政    20人
  • 法学政治学研究科法曹養成   240人
  • 経済学研究科         110人
  • 総合文化研究科        269人
  • 理学系研究科         408人
  • 工学系研究科         619人
  • 工学系研究科(原子力)     15人
  • 農学生命科学研究科      293人
  • 医学系研究科保健学       46人
  • 医学系研究科医科学       20人
  • 医学系研究科公共健康医学    30人
  • 薬学系研究科         100人
  • 数理科学研究科         53人
  • 新領域創成科学研究科     366人
  • 情報理工学系研究科      158人
  • 学際情報           100人
  • 公共政策教育部        110人
  • 合 計           3238人

つまり、東大は学部よりも大学院の方が募集人数が多いのです。

学部の東大生がみんな大学院に行きたがるわけではありません(在学中にキャリア官僚の試験に合格したり、大手コンサル、大手金融、大手マスコミ、有力ITベンチャー企業などから内定を得た人たちは大学院には行きませんよね)ので、学部の大学院の3238人の中には、学部が東大以外の人もとても多いのです。

新しい学問名が次々と生まれ、東大生でも戸惑う

2016年の秋には、東京大学大学院総合文化研究科グローバル共生プログラムというところが募集停止を発表しました。つまり、東大の大学院が、受験生が集まらずにつぶれてしまったのです。

その一方で、東大生でもよほどの人でないと合格をいただけないような大学院もあるのです。

また、東大に入るには、学部の場合は、文1、文2、文3、理1、理2、理3のどれかを受けるという選択肢があります。(その他、推薦入試、外国の学校の出身者の入試もあります)学部の場合は、入試ガイドは山ほど売っており、文1から理3までの6種類からどれか一つを選んで受験すればいいわけですから、情報不足で失敗するということは起きにくいです。

しかし、東大の大学院の場合は、膨大な選択肢があり、自分はどこを受ければいいのかがよく分からなくなってしまうケースが東大生でも発生してしまいます。

東大では新しい学問名が次々と開発されています。例えば、次のような名前が、東大の学部、大学院にはあります。(変わったネーミングのほんの一部です)

  • 文化・人間情報学
  • 新領域創成科学
  • 社会文化環境学
  • 人間環境学
  • 社会基盤学
  • 学際先端工学
  • システム創成学
  • 相関社会科学
  • 相関基礎科学
  • 超域文化科学
  • 表象文化論
  • 言語情報科学
  • 広域科学
  • 広域システム科学
  • 複合系計画学
  • 文化資源学
  • 形態資料学
  • 多文化共生・統合人間学
  • デジタルヒューマニティーズ
  • 海洋学際
  • 海洋技術環境学
  • 水圏システム学
  • 日本・アジア学
  • 国際総合日本学
  • サスティナビリティ学
  • 生涯学習基盤経営学
  • こころの総合人間科学
  • 科学技術イノベーション政策の科学
  • 文化コンプレクシティ
  • 文化ダイナミクス
  • 学際日本文化論
  • 言語態・テクスト文化論
  • 学際科学

などいろいろあり、東大生でも自分に合ったところがどこなのか戸惑うようになっています。

東大の大学院は選択肢がいっぱい

東大の学部受験では文1から理3までの6種類から選べばいいですが、大学院の場合は数百の選択肢があります。研究科だけでも、以下のように学部よりも多いですし、これらの研究科の中に、専攻、コースがたくさん分かれています。

  • 東京大学大学院 人文社会系研究科
  • 東京大学大学院 教育学研究科
  • 東京大学大学院 法学政治学研究科
  • 東京大学大学院 経済学研究科
  • 東京大学大学院 総合文化研究科
  • 東京大学大学院 理学系研究科
  • 東京大学大学院 工学系研究科
  • 東京大学大学院 農学生命科学研究科
  • 東京大学大学院 医学系研究科
  • 東京大学大学院 薬学研究科
  • 東京大学大学院 数理科学研究科
  • 東京大学大学院 新領域創成科学研究科
  • 東京大学大学院 情報理工学系研究科
  • 東京大学大学院 情報学環・学際情報学府
  • 東京大学大学院 公共政策大学院(公共政策学連携研究部・教育部)

このように東京大学大学院は学部よりも多くあります。これらの研究科の中に細かく、専攻、専修、コースが分かれているため、200を優に超える受験選択肢があります。

また、学部の東大は同じ日に入試がありますが、大学院の研究科の場合は、日程はバラバラ(一部は同じ日)ですので、うまく受験戦略を立てれば、同じような受験勉強で幾つも併願することができます。

東大の大学院の入試科目はいろいろ(二ヵ国語の和訳のところから、面接だけのところまで)

入試科目は、

  • 二ヵ国語の和訳、専門論文、面接
  • 一ヵ国語の和訳、専門論文、面接
  • TOEFL、専門論文、面接
  • TOEFL、面接
  • 面接のみ(外国語、論文などなし)

と東大の大学院入試はいろいろな入試科目の大学院があります。日本語であっても何が書いてあるのかよくわからないような内容の英文を和訳するのは苦手でも、TOEFLならば何とかなる人もいらっしゃいますし、試験会場で時間内に論文を書くのはたいへんでも、家でじっくりと書類を作成して面接だけを受けるだけの方式で勝負したい方もいらっしゃると思いますので、しっかりと情報収集をして、自分に合った入試科目の大学院を受けることも合格を引き寄せるポイントだと思います。

大学受験のように5教科7科目ではないため、学部の東大入試は歯が立たなかった方でも大学院入試は突破できるケースが多々あります。

もちろん1つだけ受けるというやり方もありますが、うまく併願するという作戦もあります。大学受験では、学部ごとに日程が違う早稲田大学、慶應義塾大学の受験では、複数の学部を受ける人が多いように、東大の大学院を複数受ける人もいます。

東大生の東大大学院合格作戦の例

中央ゼミナールには、東大生も受験相談に訪れることがしばしばありますが、東大生の場合は、慎重に受験戦略を立てる傾向にあります。全国屈指の進学校出身の人たちは、ものすごい秀才の同級生でも入試に落ちるのを見ているため、受験の怖さを知っています。そのため、受験情報の収集に熱心で、うまく受験戦略を立てる傾向にあります。

以下に、数名の東大生との話し合いの例です。

将来、政治学者になりたい東大生

東京大学大学院法学政治学研究科が第一志望であるが、そこだけだと危ない。(東京大学大学院法学政治学研究科の修士課程は、公法、私法、政治学の3専攻で10数人しか合格できない)そこで、以下のような大学院で政治学をしっかり研究できると話し合い。

  • 東京大学大学院法学政治学研究科(9月)
  • 東京大学大学院総合文化研究科(1月)
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府(8月、一部専攻は年明けにも募集)
  • (東京大学大学院公共政策教育部は専門職大学院のため受験しない)

東大の歴史学の大学院に進学したい東大文学部3年生

文学部の大学院である東京大学大学院人文社会系研究科(1月試験)が第一位希望だが、そこだけではあぶない(東大の内部生でも半分は落ちるため)ので夏から秋にかけての歴史学を研究できる他の東大内の選択肢も知りたい人には以下のようにアドバイスをしました。

  • 東京大学大学院人文社会系研究科(1月)
  • 東京大学大学院教育学研究科(9月)
  • 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻(8月)
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府(8月、一部専攻は年明けにも募集)
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻(8月)
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科農業・資源経済学専攻(8月)

その他、歴史社会学、社会史、経済史、政治史なども入れれば、もっと選択肢は増えます。

大手金融系に入社したい東大3年生

就職浪人はできないので、経済系の東大にはどんな選択肢があるか知りたい。経済学研究科は、経済学マニアでないと難しいので、他の選択肢も知りたい人には以下のようなアドバイスをしました。就職活動が微妙だったら、どんどん併願することに。

  • 東京大学大学院経済学研究科(9月)
  • 東京大学大学院公共政策教育部(9月)
  • 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻(8月)
  • 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(1月)
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府(8月、一部の専攻は年明けにも募集)
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科農業資源経済学(8月)
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際(8月)
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学(8月)
  • 東京大学大学院工学系研究科技術戦略経営(9月)
  • 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学専修文化経営学(1月)
  • 東京大学大学院教育学研究科生涯学習基盤経営コース(9月)
  • 東京大学大学院教育学研究科大学経営コース(9月)
  • 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻(9月)

年明けの入試で観光まちづくりの研究をできる東大を受けたい東大生

秋以降の大学院受験を考え、年明けの東大で観光まちづくりの研究ができる研究科で、同じような受験勉強で併願できるところとして以下のような選択肢を示しました。

  • 東京大学大学院総合文化研究科
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府(文化・人間情報学専攻の2次募集)

後悔しない受け方を

どんなに優秀な人でも落ちてしまうこともあることを知っている東大生は、大学院受験の際には、うまく情報を集めて、無理なく併願できるところを探して受験戦略を立てて、行くところがなくなるリスクを減らそうと工夫する傾向があります。もちろん、一発勝負にかけるやり方もあります。

もしも学部入試の東大が、文1から理3まで、6日に分かれて自由に受験をできるならば、複数を受ける人が多くなると思います。しかし、開成、灘、桜蔭、筑駒の高校生でも1つしか受けられないため、成績上位者でも運悪く落ちてしまうこともあります。大学院の場合は複数受験できるためリスクヘッジをできるようになっています。

不思議なもので、学力が高いからといってどんどん受かるわけでもありません。TOEFLが100点近い人が東大を2年間で7つ受験して1勝6敗だったり、TOEFLが60点台の人が東大を3つ受けて2勝1敗だったりします。もちろん、1つ受験して一撃で東大を仕留める人もいますが、3つぐらい受験して1つなんとか合格するというパターンも目立ちます。

1つにしぼって受験するやり方もいいですし、2,3にしぼって受けるのもいいですし、とにかくどんどん受けるのもいいと思います。よく情報収集した上で、受験戦略を立てて、後悔しないようになさってください。

自分に合った教授は思わぬところに

最近は大学院の研究科が多様化しており、様々な名前の大学院がたくさんできました。そのため、どういう専攻の教授がどこに所属しているのかが分かりにくくなっています。

例えば、『スッキリ!』などのコメンテーターなどでも知られる日本文学者のロバート・キャンベル教授は、東大の文学部の国文科の教授ではなく、東京大学大学院総合文化研究科越域文化科学専攻の教授です。

『朝まで生テレビ』などでも知られる政治学者の姜尚中名誉教授は、東大の法学部の政治学科の教授ではなく、東京大学大学院情報学環・学際情報学府社会情報学専攻の教授でした。

このように、○○学者は、○○学部にいるという常識は通じなくなっています。そのため、例えば、東大の中で、一番自分に合っている教授は、分かりやすい名前のところにいらっしゃるという訳ではなくなっています。もし、しっかりと情報を集めて分析して、うまく受験戦略を立てると、より自分に合った教授のところで研究生活を送れる可能性が高まります。また、同じ受験勉強でうまく併願すれば、あこがれの学校に入れる可能性が高まります。

そこで、自分の興味のある学問分野を研究できる東大の大学院をピックアップし、自分の問題関心、教授の研究内容、過去問の傾向などから総合的に第一志望と併願先を選ぶといい結果を引き寄せやすくなります。一つしか受けないという作戦ですと、教授との相性が悪ければ進学先がなくなってしまいます。

名前にとらわれないと、いろいろな選択肢が見つかる

研究科、専攻の名前がバラバラですと、併願しにくいのではないかと思う方がいらっしゃいますが、外国語(二ヵ国語の和訳、一ヵ国語の和訳、TOEFLなどのバリエーションはあります)と論文の勉強の2つをすればいい訳であり、その論文も意外と似ている出題のところが多いため、名前がバラバラの大学院もうまく併願しやすくなっています。研究計画書は、中核となるテーマを決めておくと、出願先に応じて微調整、アンレジすれば、いろいろと出願できるものです。

美学・芸術学

例えば、「美学・芸術学」の研究志望であれば以下のような選択肢があります。より実務的な文化政策学、アートマネジメントの研究であれば、教育学研究科生涯学基盤経営コースなどもあります。

  • 東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学
  • 東京大学大学院人文社会系研究科美術史
  • 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学
  • 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科超地文化科学専攻比較文学比較文化コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府社会情報学専攻
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府文化・人間情報学専攻など

昆虫学

例えば、「昆虫学」であれば、以下のような選択肢があります。同じ昆虫学とは言いましても、害虫としての昆虫を駆除しようといったスタンスの研究室もあれば、昆虫の神秘を解明しようというような研究室もありますので、各自の問題関心により合致したところを見つけて第一志望を決めて行くといいと思います。

  • 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科生産・環境生物学専攻
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命科学専攻
  • 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻など

国際協力・途上国支援

例えば、「国際協力・途上国支援」であれば、以下のような選択肢があります。農学生命科学研究科といった農学部の大学院でも文系の方も問題なく受験できます。新領域創成科学研究科は理系が多い大学院ですが、国際協力学専攻は文理融合の専攻ですので、文系の方でも受験できます。

  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学専攻
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻
  • 東京大学大学院総合文化研究科人間の安全保障プログラムなど

地理学

例えば、東京大学大学院で、地理学の研究室があるところは以下のようなところがあります。地理学は幅広い学問で、人文地理学、経済地理学、自然地理学、宗教地理学、観光地理学など○○地理学がかなりいろいろありますが、東大の大学院の場合は以下のように多くの選択肢があります。地理学が大好きな方々は、各自の問題意識、受験科目の都合などから、受験ターゲットを選べるようになっています。

  • 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系複合系計画学大講座人文地理学教室
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻
  • 東京大学大学院経済学研究科経済専攻
  • 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻
  • 東京大学大学院理学系研究科地球惑星環境学科

韓国学

例えば、東京大学大学院のなかで、韓国について総合的に研究する韓国学(コリアンスタディーズ)であれば、以下のように多くの選択肢があります。韓国の言語、韓国の社会、韓国の文化などいろいろなことを研究できる専攻、研究室が数多くあります。たくさんの選択肢がありますから、教授の研究内容、研究スタンス、受験科目などを考慮に入れて第一希望を決めて行くことができます。

  • 東京大学大学院人文社会系研究科韓国朝鮮文化研究専攻歴史文化コース
  • 東京大学大学院人文社会系研究科韓国朝鮮文化研究専攻言語社会コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
  • 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻文化人類学コース
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府文化・人間情報学専攻

アートマネジメント・文化政策学

「芸術・文化と現代社会との最も好ましいかかわりを探求し、アートのなかにある力を社会にひろく解放することによって、成熟した社会を実現するための知識、方法、活動の総体」(美山良夫氏の定義)であるアートマネジメント学の研究が社会的ニーズの高まりとともに、大学院での研究が盛んになっています。そのため、東京大学大学院でもアートマネジメントを研究できる環境が整っています。

  • 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府社会情報学専攻
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府文化・人間情報学専攻
  • 東京大学大学院教育学研究科生涯学習基盤経営コース

学問分野別ターゲット校

人文科学、教育学、心理学、法学・政治学、経済学・経営学、社会学、文化人類学、文理融合、自然科学の東大の大学院の主な受験ターゲットをピックアップしてみます。

人文科学系

文学、言語、哲学、倫理学、歴史学、人文地理学、美学、芸術学、音楽学、演劇学など

  • 東京大学大学院人文社会系研究科いろいろ
  • 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学
  • 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻比較文学比較文化コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
  • 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻
  • 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学コース
  • 東京大学大学院教育学研究科
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻
  • 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科農業資源・経済学専攻など

教育学

  • 東京大学大学院教育学研究科
  • 東京大学大学院総合文化研究科
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科
  • 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻など

心理学

  • 東京大学大学院人文社会系研究科心理学専修
  • 東京大学大学院人文社会系研究科社会心理学専修
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府社会情報学専攻
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府文化・人間情報学専攻
  • 東京大学大学院教育学研究科臨床心理学
  • 東京大学大学院教育学研究科教育心理学
  • 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科など

法学・政治学

  • 東京大学大学院法学政治学研究科
  • 東京大学大学院公共政策教育部
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府
  • 東京大学大学院総合文化研究科
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科
  • 東京大学法科大学院
  • 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻など

経済学・経営学

  • 東京大学大学院経済学研究科経済学専攻
  • 東京大学大学院経済学研究科マネジメント専攻
  • 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻国際関係論コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科農業資源経済学
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学
  • 東京大学大学院工学系研究科技術戦略経営
  • 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学
  • 東京大学大学院教育学研究科生涯学習基盤経営コース
  • 東京大学大学院教育学研究科大学経営コース
  • 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻
  • 東京大学大学院公共政策教育部など

社会学

  • 東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会学研究室
  • 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府社会情報学コース
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府文化・人間情報学コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系科学技術基礎論大講座
  • 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学研究系社会文化環境学専攻
  • 東京大学大学院教育学研究科比較教育社会学コース
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科農業・資源経済学専攻
  • 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻など

文化人類学・宗教学・比較文化論など

  • 東京大学大学院人文社会系研究科宗教学宗教史学専修
  • 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学専修
  • 東京大学大学院人文社会系研究科韓国朝鮮文化研究専修
  • 東京大学大学院人文社会系研究科インド哲学仏教学専修
  • 東京大学大学院人文社会系研究科イスラム学専修
  • 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻文化人類学コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻比較文学比較文化コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境専攻など

文理融合・学際系の大学院

  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科
  • 東京大学大学院総合文化研究科
  • 東京大学大学院工学系研究科(まちづくり大学院)
  • 東京大学大学院工学系研究科技術戦略経営専攻
  • 東京大学大学院教育学研究科
  • 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻
  • 東京大学大学院公共政策教育部など

自然科学系

  • 理学系研究科
  • 工学系研究科
  • 農学生命科学研究科
  • 医学系研究科保健学
  • 薬学系研究科
  • 総合文化研究科
  • 数理科学研究科
  • 新領域創成科学研究科
  • 情報理工学系研究科
  • 情報学環・学際情報学府など

中ゼミ式東大合格作戦の例「社会学・学際系」

各分野それぞれ、より細かく見て行きますと、多様な併願のやり方があります。そこで、ここで一つの例として、中央ゼミナールの大学院コースの社会学・学際系の場合の東大合格作戦を以下に見て行きたいと思います。

中央ゼミナールでは、社会学系のみなさんは、学際分野(学問の垣根を超えて分野横断的に学ぶアプローチ。要素還元論のひずみから台頭して来たアプローチ。)の勉強もして、東大、京大、一橋、東工大、早稲田、慶應、MARCHなどを受けにいく人たちが多い傾向にあります。

以下に、中央ゼミナールの「社会学・学際系」のみなさんの東大合格作戦を少し細かく見て行きたいと思います。

受験ターゲット

  • 東京大学大学院 人文社会系研究科 社会文化研究専攻 社会学研究室
  • 東京大学大学院 人文社会系研究科 基礎文化研究専攻 宗教学宗教史学研究室
  • 東京大学大学院 人文社会系研究科 文化資源学研究専攻
  • 東京大学大学院 人文社会系研究科 韓国朝鮮文化研究専攻
  • 東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 社会情報学コース
  • 東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 文化・人間情報学コース
  • 東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 アジア情報社会コース
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 相関基礎科学系 科学技術基礎論大講座
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系 複合系計画学大講座
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 国際社会科学専攻 相関社会科学コース
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻 文化人類学コース
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻 比較文学比較文化コース
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻 表象文化論コース
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 イギリス
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 フランス
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 ドイツ
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 ロシア・東欧
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 地中海
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 北米
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 中南米
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 中国
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 韓国朝鮮
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 日本
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 東南アジア・南・西アジア
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 アフリカ
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻 オセアニア
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 人間の安全保障プログラム
  • 東京大学大学院 総合文化研究科 国際人材プログラム(GSP)
  • 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境学研究系 社会文化環境学専攻
  • 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境学研究系 国際協力学専攻
  • 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境学研究系 人間環境学専攻
  • 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境学研究系 海洋技術環境学専攻
  • 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境学研究系 サスティナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラム
  • 東京大学大学院 教育学研究科 比較教育社会学コース
  • 東京大学大学院 教育学研究科 生涯学習基盤経営コース
  • 東京大学大学院 農学生命科学研究科 農学国際専攻
  • 東京大学大学院 農学生命科学研究科 農業・資源経済学専攻
  • 東京大学大学院 医学系研究科 公共健康医学専攻
  • 東京大学大学院 工学系研究科 技術戦略経営専攻
  • 東京大学 まちづくり大学院
  • 東京大学大学院 公共政策教育部
  • 東京大学 法学部学士編入
  • 東京大学 文学部学士編入など

受験科目

ご紹介した受験ターゲットには、さまざまな入試科目のところがあります。

  • 二ヵ国語の和訳が必要なところ
  • 一ヵ国語でいいところ
  • TOEFLを東大の試験当日にうけるところ
  • TOEFLのスコアを出願時に提出するところ
  • 外国語は一切不要で面接だけでいいところ

など様々な入試科目のところがあります。二ヵ国語を得点源にして合格を目指す人もいれば、TOEFLにしぼって受験準備をしていく人、英文和訳にしぼって勉強する人など、和訳もTOEFLもやる人、英語が無くていい東大にしぼる人などがいます。各自の勉強の得意不得意、状況に応じて受験戦略をみなさん立てています。全部をやると共倒れになりそうであれば、しぼることも大切です。

外国語にプラスして、「大学院社会学論文」「大学院学際・複合・新領域論文」(「大学院文化人類学論文」、「大学院国際協力・環境・農業論文」)などを履修していただきながら、個人でも本をどんどん読んでいくと、一年間に東大を10回以上受けることもできます。

ほんとうに10以上受けた人は今まではいませんが、多めに受験選択肢を考えておきながら、勉強の進み具合、研究内容、教授との相性などを加味して総合的な観点から実際に出願するところを決めて行きます。

以上のように、中央ゼミナール大学院コースの社会学・学際系コースの受験ターゲットはたくさんあります。名前はバラバラですが、併願しやすい組み合わせがたくさんあります。

1つにしぼって受ける方もいますし、複数受けてなんとか1つは合格しようという方もいます。中央ゼミナールでは個別の相談もしていますので、様々な情報と今までの人の例などから広い視点からアドバイスさせていただいています。お気軽にご相談ください。

併願の例

東大の試験当日にTOEFLを受けて、あとは論文の筆記試験と面接という方式のところを受けようと思えば、

  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科

の組み合わせがいいでしょう。

英語一ヵ国語の和訳と筆記試験の論文と面接という方式がよければ、

  • 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻文化人類学コース
  • 東京大学大学院教育学研究科比較教育社会学コース
  • 東京大学大学院教育学研究科生涯学習基盤経営コース

などがいいでしょう。その他、一人の教授にしぼりこんで受けて行くやり方、メディア論を研究できるところにしぼりこんで受けて行くやり方などいろいろな受け方があります。

まちづくり、地域活性化などのような地域の問題を研究しようということであれば、

  • 東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会学研究室
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府社会情報学コース
  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府文化・人間情報学コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系複合系計画学大講座
  • 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学コース
  • 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻文化人類学コース
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学研究系社会文化環境学専攻
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学研究系国際協力学専攻
  • 東京大学大学院教育学研究科生涯学習基盤経営コース
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科農業・資源経済学専攻
  • 東京大学まちづくり大学院
  • 東京大学大学院公共政策教育部

などが受験選択肢として考えられるでしょう。

TOEFLと書類の提出と面接でいい入試の東大を複数受けるやり方もあります。

  • 東京大学大学院情報学環・学際情報学府文化・人間情報学コース(2月募集)
  • 東京大学大学院総合文化研究科人間の安全保障プログラム(社会人)
  • 東京大学大学院総合文化研究科国際人材プログラム
  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学研究系サスティナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラム
  • 東京大学大学院公共政策教育部(社会人)

その他、外国語が一切なく、筆記試験もなく、面接だけでOKの東京大学大学院も一部あります。

このように、東大の中でも多くの大学院がありますので、おひとりおひとりの興味関心、受験科目の都合などにより、合格の可能性を高める受験プランがありますので、お気軽にご相談ください。

中ゼミでカバーしている分野

中央ゼミナールでは、人文科学、社会科学、自然科学、学際系の各分野を以下のようにカテゴライズしています。

  • 文学・文化・言語
  • 哲学・歴史・芸術
  • 法学・政治学
  • 経済学・経営学
  • 社会学
  • 自然科学
  • 学際・複合領域(公共政策/国際協力/環境問題/農村開発/メディア・ジャーナリズム論/文化人類学/文化政策学など)

これまでにご相談があり、東大他の大学院に合格した学問分野の例としては、

  • 公共政策学
  • 国際関係論
  • 国際協力論
  • 文化人類学
  • 地域研究
  • 観光学
  • 環境学
  • まちづくり論
  • 多文化共生論
  • NPO・ボランティア論
  • 医療政策・マネジメント
  • 福祉政策・マネジメント
  • スポーツマネジメント
  • 死生学
  • 脳科学
  • メディア論
  • ジェンダー論
  • サブカルチャー論
  • ジャーナリズム論
  • コンテンツ制作
  • 映像論
  • 食文化論
  • コミュニケーション論
  • 比較文化論
  • 文化政策学(アートマネジメント、文化資源学、文化経済学、博物館学など)
  • 障害学
  • 老年学
  • ソーシャルイノベーション論
  • 認知科学
  • 意思決定論
  • 科学論(科学技術社会論、サイエンスコミュニケーション、科学史、科学哲学、科学社会学、科学人類学など)

などが挙げられます。

もちろん全ての学問分野に対応させていただけるわけではありませんが、お役に立てることがあるかもしれませんので、お気軽にご相談ください。

まとめ

大学院受験は、しっかりと情報収集をして、うまく受験戦略を立てて、受験準備をして行けば、合格の確率が高まります。もしよろしければ、大学院進学の老舗予備校である中央ゼミナールをうまくご活用ください。

中央ゼミナールをご利用いただき、難関大学院に合格して行った方々が口々にいうのは、「大学院は情報戦だ」ということです。大学院入試は、大学入試のようなガイドブックもほとんどありませんし、インターネット上の大学院受験情報もどの情報が信憑性があるのかも初めて大学院を受験する方にはなかなか読み解けません。

そこで、進学目的(研究者志望のために教授職に就きやすい学校にステップアップ、企業への就職のためのステップアップなど)、研究内容、受験科目、開講時間(全日制、昼夜開講制、平日夜間と土曜日など)、ネームバリューなど総合的に検討し、受験作成を立てて、受験勉強をすると、いい結果に結びつきやすいです。

中央ゼミナールは、研究者志望の方から、生涯学習、社会人の再教育、趣味・生きがいの探求、いわゆる学歴ロンダリングを目指す方まで、多様な目的の受験生のみなさんを支援しております。

これまで蓄積して来たノウハウ、情報をもとにして、みなさんの大学院受験の支援を出来る限りさせていただいております。