人文科学系編入

英米文学・英語学

英語英文系学科では、英米文学、英語学、英語教育学、異文化間コミュニケーションといった分野について学べます。文学作品の社会的・文化的背景、英語という言語の特徴、効果的な英語教授法、異文化間で摩擦が生じる原因などなど、英語にまつわる様々なテーマについて研究することができます。

英米文学・英語系の試験対策について

A.外国語

英文系の編入試験では、他の系統よりも、英語の出来が合否を大きく左右します。また、筆記試験や英語面接を通じて「読む・書く・聞く・話す」という四技能が総合的に試されることが多いのも特徴です。中ゼミには英文和訳、長文読解、文法、英作文とさまざまなタイプの授業が設置されています。受験大学では出題されない形式であっても、総合的な英語力をつけるために多様な英語の授業を履修しておくとよいでしょう。

B.専門

英文系の専門科目は「語句説明形式」「論述形式」「専門的な英語の課題文を読み、問いに答える形式」など大学によってさまざまです。志望大学の編入試験で専門科目が課される場合には、「どのような分野について」「どのような形式で」出題されているかを過去問でしっかり確認し、効率よく勉強を進める必要があります。

英文系では、地方国公立大学や一部の私立大学を除くと、専門試験が課されない場合も多くあります。しかしながら、英語試験で出題される英語の長文(あるいは、専門科目の英語課題文)は、英語学、英米文学、異文化間コミュニケーション論などの分野から選ばれていることが多く、その分野に関する背景知識なしでは正確な読解ができないような文章もあります。また、志望理由書を書くためにも専門に関する知識は必要とされるので、受験大学と自分の研究テーマを絞り込んでいく過程で、スタッフと相談しながら、どのような専門の勉強をするべきか見定めていくとよいでしょう。

C.小論文

英文系の編入試験では、小論文が課されないこともあります(国公立大では小論文が出題されることが多く、関東の私立大では出題はまれです)。しかし、「学術的な日本語を書く力」は英語や専門科目の試験で高得点を取るためには必須ですし、しっかりした志望理由書を書くためにも学術的な日本語力は必要です。このような理由から、中ゼミでは、志望大学の試験には小論文が出題されないひとにも小論文の受講を薦めています。

英米文学・英語系の履修モデル

上智・外大などの難関校を受ける方

  • ①「文学部の添削英語SH~H」
  • ②「文学部の添削英語BS~S」
  • ③「添削英作文S~SH」
  • ④「英語記述式・要約対策」
  • ⑤「編入小論文基礎」
  • ⑥「英語英文専門対策講座」

マーチレベルの人気校を受ける方

  • ①「文学部の添削英語SH~H」
  • ②「文学部の添削英語BS~S」
  • ③「添削英作文S~SH」
  • ④「総合英語演習S」
  • ⑤「編入小論文基礎」
  • ⑥「英語英文専門対策講座」

中堅私立レベルの大学を受ける方

  • ①「添削英語BS」
  • ②「添削英語基礎徹底」
  • ③「添削英作文B~BS」
  • ④「総合英語演習B」
  • ⑤「編入小論文基礎」
  • ⑥「英語英文専門対策講座」
  • (※受験大学でエッセイが出題される場合には「添削英作文S~SH」を追加)

英米文学・英語系のターゲット校

国立

  • 埼玉大学教養学部ヨーロッパ文化・アメリカ研究専攻
  • 千葉大学文学部国際言語文化学科
  • お茶の水女子大学文教育学部言語文化学科英語圏言語文化コース
  • 東京外国語大学言語文化学部言語文化学科
  • 名古屋大学文学部人文学科
  • 大阪大学外国語学部外国語学科英語専攻 ほか

公立

  • 都留文科大学文学部英文学科
  • 大阪市立大学文学部言語文化専攻

私立

  • 青山学院大学文学部英米文学科
  • 学習院大学文学部英語英米文化専攻
  • 学習院女子大学国際文化交流学部国際コミュニケーション学科
  • 駒澤大学文学部英米文学科
  • 上智大学外国語学部英語学科
  • 白百合女子大学文学部英語英文学科
  • 聖心女子大学文学部英語文化コミュニケーション学科(2年次)
  • 清泉女子大学文学部英語英文学科
  • 津田塾大学学芸学部英文学科
  • 東京女子大学現代教養学部国際英語学科
  • 東洋大学文学部英米文学科
  • 獨協大学外国語学部英語学科
  • 日本大学文理学部英文学科
  • 日本女子大学文学部英文学科
  • フェリス女学院大学文学部英文学科
  • 法政大学文学部英文学科
  • 明治大学文学部文学科英米文学専攻
  • 明治学院大学文学部英文学科
  • 南山大学外国語学部英米学科
  • 同志社大学文学部英文学科

日本文学・日本語学

日本文学であれば、『万葉集』『源氏物語』『こゝろ』のような文学作品について、その特徴や作成当時の社会や文化との関係などを探ります。日本語学であれば、日本語の時代ごと・地域ごとの特徴や、現在どのように用いられているかなどを研究します。大学によっては、日本文化や日本語教育を学ぶこともできます。

日本文学・日本語学の試験対策について

A.外国語

日文系の編入試験に関しては、英語を受けなくてよいところも少なくはありませんが、半分以上の大学が英語試験を課してきます(上智・東京女子・法政などは英語外部試験のスコア提出が必要)。つまり英語の対策をしているか否かは、受験できる大学の数を左右するのです。中ゼミの英語授業は長文和訳や文法問題など、問題傾向別に分かれているので、広く授業を履修し、さまざまな問題に対応できるだけの力をつけましょう。

B.専門

志望大学の編入試験で専門科目が課される場合には、「どのような分野について」「どのような形式で」出題されているかを過去問でしっかり確認し、効率よく勉強を進める必要があります。日文系の専門科目のうち、多くの大学で課されるのは「現代文」「古典読解(古文)」「文学史」の3分野です。これらはそれぞれ中ゼミの「編入現代文」「日本古典文学」「近現代日本文学史」の授業に対応しているので、基幹授業として以上三つを受講しましょう。

大学によっては、漢文読解や日本語学(国語学)、くずし字読解を課すところもあります。以上のような問題を出題する大学の受験を検討する方は、勉強法について講師や日文系の指導スタッフのアドバイスを受けるようにしてください。志望理由書を作成する際に、どんなテーマで書いたらよいかわからないといった場合にも、早めに指導スタッフに相談するようにしましょう。

C.小論文

日文系の編入試験で小論文を課す大学は全体の半分程度で、地方国立だと「課題文を読んだうえで書かせるもの」、私立だと「設定されたテーマについて書かせるもの」か「志望理由を書かせるもの」が多いです。ただ、小論文を書く練習をすることは自分の知識・考えを学術的にアウトプットする基礎を作ることと同じです。そのため、小論文が受験科目としては必要ない人も、文章を書くという経験がそれほどない場合には、小論文講座を受講することを強くお勧めします。

日本文学・日本語学系履修モデル

A.外国語

  • ①「添削英語」(総合コースでは通例2科目)
  • ②「総合英語演習」
  • ③「添削英作文」

※添削英語のレベルは、難関国立大学志望者の場合S~SH(H)、その他の大学を志望する人の場合BS~Sが最終目標です。

B.専門

  • ①「日本古典文学」
  • ②「編入現代文」
  • ③「近現代日本文学史」

C.小論文

  • ①「編入小論文基礎」
  • ②「大学編入・大学院教養論文」

※学力に合わせて受講してください。

日本文学・日本語学・日本文化のターゲット校

国公立

  • 埼玉大学教養学部(日本・アジア文化専修課程日本文化専攻)
  • 千葉大学文学部(日本・ユーラシア文化コース)
  • お茶の水女子大学文教育学部(日本語・日本文学プログラム)
  • 新潟大学人文学部(日本・アジア言語文化学プログラムほか)
  • 名古屋大学文学部(文芸言語学コース 日本文学分野/日本語学分野)
  • 奈良女子大学文学部(日本アジア言語文化学コース)
  • 広島大学文学部(日本・中国文学語学コース日本文学語学専門分野)
  • 都留文科大学文学部国文学科 ほか

私立

  • 青山学院大学文学部日本文学科
  • 学習院大学文学部日本語日本文学科
  • 学習院女子大学国際交流学部日本文化学科
  • 國學院大學文学部日本文学科
  • 駒澤大学文学部国文学科
  • 白百合女子大学文学部国語国文学科
  • 聖心女子大学文学部日本語日本文学科
  • 清泉女子大学文学部日本語日本文学科
  • 専修大学文学部日本文学文化学科
  • 東京女子大学現代教養学部(日本文学専攻)
  • 東洋大学文学部日本文学文化学科
  • 二松學舎大学文学部国文学科
  • 日本大学文理学部国文学科ほか
  • 日本女子大学文学部日本文学科ほか
  • 法政大学文学部日本文学科
  • 明治大学文学部(日本文学専攻/文芸メディア専攻)
  • フェリス女学院大学文学部日本語日本文学科
  • 同志社大学文学部国文学科 ほか

歴史学

歴史学では、ある歴史的事象が起きるに至った因果関係を公文書や当時の人々の日記などを使って明らかにしたり、その時代に生きた人々がある歴史的事象をどのようにとらえていたのかなどを読み解いたりします。日本史ではなぜ日独伊三国同盟が結ばれるに至ったのか、西洋史であればギルドのもとでどのように人々が生活していたのかなどについて学べるでしょう。

歴史学の試験対策について

A.専門試験

専門試験の内容は日本史、西洋史、東洋史の3分野によって大きく異なるので、どれか一分野に専門を定めましょう。問題形式は大きく分けて、①各分野に関する知識問題(語句説明)、②各分野の大きなテーマに関する長文論述問題、③資料読解問題、の3つのタイプにわかれます。③タイプの問題は日本史分野でまれに課される場合があります。その場合は古文や崩し字の読解も勉強しなくてはいけません。

B.語学

語学に関しては英語の授業が中心になります。中ゼミの英語は長文和訳や文法問題など問題傾向別に分かれています。各傾向の授業を履修し、あらゆる問題に対応できるだけの力をつけましょう。また、英語以外の語学の授業として、ドイツ語、フランス語の授業を設けています。中国語は授業はありませんが、個別指導で対応します。英語以外の語学については担当講師の了解が必要な授業もありますので、ご相談ください。

C.小論文

専門科目および語学に加えて、「編入小論文基礎」および「大学編入・大学院教養論文」から1クラスを選び小論文のトレーニングも行うとよいでしょう。編入試験では語学、専門共に論述問題が中心ですので、しっかりした日本語の文章を書けるようにしておくことが大切です。大学によっては、歴史学の編入学試験でも小論文の試験が課される場合もありますので、小論文科目の履修はそれらの対策にもなるでしょう。

歴史学の履修モデル

難関国立大学志望

ターゲット校:名古屋大学、東京外国語大学など

  • ①「文学部の添削英語SH~H」
  • ②「文学部の添削英語BS~S」
  • ③「総合英語演習S」
  • ④「添削英作文B~BS」
  • ⑤「英語記述式・要約対策」
  • ⑥「大学編入・大学院教養論文」
  • ⑦「歴史専門科目」
  •   日本史(個別指導)※
  •   西洋史(個別指導)※

※個別指導の受講を希望する場合はご相談ください

中堅国公立大学、難関私立大学志望

ターゲット校:埼玉大、大阪市立、上智、学習院、法政(英語はスコア提出)、明治、東京女子、日本女子、など

  • ①「文学部の添削英語BS~S」
  • ②「添削英語BS」
  • ③「総合英語演習S」
  • ④「徹底マスター英語長文」
  • ⑤「徹底マスター英語文法」
  • ⑥「添削英作文B~BS」
  • ⑦「大学編入・大学院教養論文」
  • ⑥「歴史専門科目」
  •   日本史(個別指導)※
  •   西洋史(個別指導)※

※個別指導の受講を希望する場合はご相談ください

中堅私立大学志望

ターゲット校:日大、東洋大、聖心女子大など

  • ①「添削英語B」
  • ②「添削英語基礎徹底」
  • ③「総合英語演習B」
  • ④「徹底マスター英語長文」
  • ⑤「徹底マスター英語文法」
  • ⑥「添削英作文B~BS」
  • ⑦「大学編入・大学院教養論文」
  • ⑥「歴史専門科目」
  •   日本史(個別指導)※
  •   西洋史(個別指導)※

※個別指導の受講を希望する場合はご相談ください

歴史学のターゲット校

国公立

  • 東京外国語大学国際社会学部(国際社会学科)
  • 埼玉大学教養学部(哲学歴史専修)
  • 千葉大学文学部(史学科)
  • 信州大学人文学部(歴史学コース)
  • 名古屋大学文学部人文学科
  • 大阪市立大学文学部(哲学歴史学科)
  • 広島大学文学部(歴史学コース) ほか

私立

  • 学習院大学文学部(史学科)
  • 國學院大學文学部(史学科)
  • 駒澤大学文学部(歴史学科)
  • 上智大学文学部(史学科)
  • 聖心女子大学文学部史学科※2年次のみ
  • 東京女子大学現代教養学部人文学科(歴史文化専攻)
  • 東洋大学文学部(史学科)
  • 日本大学文理学部(史学科)※2・3年次
  • 日本女子大学文学部(史学科)※2・3年次
  • 法政大学文学部(史学科)※2・3年次
  • 明治大学文学部(史学地理学科)※2年次
  • 同志社大学文学部(文化史学科)
  • 関西大学文学部(歴史学専修) ほか

地理学

地理学には自然地理学、人文地理学などの種類がありますが、自然地理学ではある地域の地層や河川がどのような因果関係により変化・形成してきたのかなどの分析が可能です。人文地理学では人々の生活が地理的、地域的要素といかに関わっているのか、あるいは人口の分布、食料や産業の分布がいかなる地理的要素、地域的要素に規定されているのかなどについても学ぶことが可能です。

地理学の試験対策について

A.専門試験

専門試験の内容は地理学です。問題形式は大きく分けて、①専門知識問題(語句説明形式)、②大きなテーマに関する長文論述問題、③資料読解問題、の3つのタイプにわかれます。③の資料読解問題とは地形図から土地利用や人の流れの移り変わりを読み取る問題で、多くの大学で出題されます。またごくまれにグラフの読解問題も出題されます。専門知識を身に付けるだけではなく、こうした資料を読み取る練習も必須となります。

B.語学

語学に関しては英語の授業が中心になります。中ゼミの英語は長文和訳や文法問題など問題傾向別に分かれています。各分野の授業を履修し、あらゆる問題に対応できるだけの力をつけましょう。また、英語以外の語学の授業として、ドイツ語、フランス語の授業を設けています。中国語の全体授業はありませんが、個別指導で対応します。英語以外の語学については担当講師の了解が必要な授業もありますので、ご相談ください。

C.小論文

専門科目・語学に加えて「編入小論文基礎」および「大学編入・大学院教養論文」から1クラスを選び小論文のトレーニングも行うとよいでしょう。編入試験では語学、専門共に論述問題が中心ですので、しっかりした日本語の文章を書けるようにしておくことが大切です。大学によっては、地理学の編入学試験でも小論文の試験が課される場合もありますので、小論文科目の履修はそれらの対策にもなるでしょう。

地理学の履修モデル

難関国立大学志望

ターゲット校:名古屋大学、奈良女子大(英語はスコア提出)など

  • ①「文学部の添削英語SH~H」
  • ②「文学部の添削英語BS~S」
  • ③「総合英語演習S」
  • ④「添削英作文B~BS」
  • ⑤「編入小論文基礎」
  •  「地理学」(個別指導)※

※個別指導の受講を希望する場合はご相談ください

中堅国公立大学、難関私立大学志望

ターゲット校:埼玉大、広島大、法政大(英語はスコア提出)、明治大など

  • ①「文学部の添削英語BS~S」
  • ②「添削英語BS」
  • ③「総合英語演習S」
  • ④「添削英作文B~BS」
  • ⑤「編入小論文基礎」
  •  「地理学」(個別指導)※

※個別指導の受講を希望する場合はご相談ください

中堅私立大学志望

ターゲット校:日大、駒沢大、立正大など

  • ①「添削英語B」
  • ②「添削英語基礎徹底」
  • ③「総合英語演習B」
  • ④「添削英作文B~BS」
  • ⑤「編入小論文基礎」
  •  「地理学」(個別指導)※

※個別指導の受講を希望する場合はご相談ください

地理学のターゲット校

国公立

  • 埼玉大学教養学部(現代社会専修課程・地理学文化人類学専攻)
  • 名古屋大学文学部(環境行動学コース)
  • 大阪市立大学文学部(人間行動学科地理学コース)
  • 奈良女子大学文学部(地域環境学コース)
  • 広島大学文学部(地理学・考古学・文化財学コース)ほか

私立

  • 関西大学文学部(地理学・地球環境学専修)
  • 駒沢大学文学部(地理学科)
  • 日本大学文理学部(地理学科)※2・3年次
  • 法政大学文学部(地理学科)※2・3年次
  • 明治大学文学部(史学地理学科地理学専攻)※2年次のみ
  • 専修大学文学部(環境地理学科)※2年次のみ
  • 立正大学地球環境科学部(地理学科)※2年次のみ
  • 帝京大学文学部(史学科地理学コース)※試験形態注意 ほか

哲学

空の青と海の青は「同じ青」なのにどうして違う色なのだろう?「青」とは何を意味しているのだろう?そもそも「同じ」であるとはどういう意味なのだろう?日々生きていく中では当たり前に思えるこんな疑問を、とことん論理的に考えていく学問が哲学です。常識を疑い、一つ一つの物事を根本から考えていきたい人にはおすすめです。

哲学の試験対策について

A.専門試験

編入哲学の専門試験で出題される問題は、大きく分けて西洋哲学史に関する語句説明と、特定のテーマによる長文論述問題に分けられます。語句説明では「イデア」、「弁証法」など、古代ギリシャから20世紀に至るまでの哲学者の様々な理論について簡潔に説明(200字程度)することが求められます。一方、長文論述問題では、「真理とは何か」、「思考は言語に依存するのか」、「弁証法の意義について」といった大きなテーマについて、哲学の理論を応用してオリジナルな論述をすることが求められます。

B.語学

語学に関しては英語の授業が中心になります。中ゼミの英語は長文和訳や文法問題など問題傾向別に分かれています。各分野の授業を履修し、あらゆる問題に対応できるだけの力をつけましょう。英語以外の語学で受験する人、あるいは第2外国語が必要な大学(東大、京大、東北大などの学士編入)を受験する人はフランス語、ドイツ語から1つ選んで勉強する必要があります。

C.小論文

専門科目・語学に加えて「編入小論文基礎」で文章のトレーニングをするとよいでしょう。編入試験では語学、専門共に論述問題が中心です。しっかりした日本語の文章を書けるようにしておくことが大切です。

哲学の履修モデル

難関国立大学志望

ターゲット校:名古屋大、千葉大など

  • ①「文学部の添削英語SH~H」
  • ②「文学部の添削英語BS~S」
  • ③「総合英語演習S」
  • ④「添削英作文B~BS」
  • ⑤「編入小論文基礎」
  • ⑥「哲学」

中堅国公立大学、難関私立大学志望

ターゲット校:大阪市立大、埼玉大、上智、学習院、法政、同志社、東京女子など

  • ①「文学部の添削英語BS~S」
  • ②「添削英語BS」
  • ③「総合英語演習S」
  • ④「添削英作文B~BS」
  • ⑤「編入小論文基礎」
  • ⑥「哲学」

中堅私立大学志望

ターゲット校:國學院大学、聖心女子大学など

  • ①「英文和訳基礎徹底」
  • ②「基礎からの添削英語」
  • ③「総合英語演習B」
  • ④「得点力アップの英文法B」
  • ⑤「添削英作文B~BS」
  • ⑥「編入小論文基礎」
  • ⑦「哲学」

哲学のターゲット校

国公立

  • 埼玉大学教養学部(哲学専攻)
  • 千葉大学文学部(哲学専修)
  • 信州大学人文学部(哲学・思想論分野)
  • 名古屋大学文学部(哲学倫理学コース)
  • 大阪市立大学文学部(哲学コース) ほか

私立

  • 学習院大学文学部(哲学科)
  • 國學院大學文学部(哲学科)
  • 上智大学文学部(哲学科)
  • 聖心女子大学文学部(哲学科)
  • 東京女子大学現代教養学部(哲学専攻)
  • 法政大学文学部(哲学科)
  • 同志社大学文学部(哲学科)
  • 関西大学文学部(哲学倫理学専修)ほか

芸術系(美術、演劇、映画、音楽など)

大学では美大や音大の専門実技とは別の形で、芸術について深く学ぶことができます。絵が好きな人は、絵を観て「いいな」と思うと同時に、どうしてこの画家は人物の顔を青色で描いているのだろうか、どうして絵の中のこの人物は意味ありげに空を見上げているのだろうか、といった様々な疑問を抱くでしょう。映画が好きな人は、観て笑ったり、泣いたりするだけでなく、どうしてここでは人物を下から見上げるような角度で撮っているのだろうか、どうしてこの場面は遠方から俯瞰するようなショットで撮るのだろうか、といったことに興味を持つかもしれません。芸術系の学科では、絵を観たり、映画を観たり、舞台を観たりする中で感じる疑問・関心を、制作者の考えや作品の背景となる時代や社会の状況などを学びながら掘り下げていきます。さらに近年では現代アートや西洋美術、クラシック音楽、オペラ、バレエといったいわゆるハイ・カルチャーだけではなく、雑誌の表紙やポスターなどの商業デザイン、マンガ、アニメ、ミュージカル、J-POPなどのエンタメ一般も含めて学んでいくことができます。観たり聴いたりする中で感じる「どうして?なぜ?」という問いを深めていきたい人は、ぜひ芸術系の学科にチャレンジしてみてください。

美学・芸術系の試験対策について

A.専門試験

芸術系の編入試験では、近年、美術や演劇といった各ジャンルの専門知識を問うことは少なくなりました。「芸術における革新性について」、「劇場という場の持つ力について」といったテーマ型の長文論述問題が中心になっています。対策としては、論述の題材になるよう、特定の作家(画家、映画監督、作曲家、アーティストなど)や作品など、自分が多くを語れる対象をいくつか持っておくことが大切になります。また長文論述のためには文章力を磨いておくことも必要です。特定のジャンルが学べる大学(美術史学科や演劇学科など)と、芸術系を幅広く学べる大学(芸術学科など)がありますので、学びたいジャンルに合わせて志望大学を選びましょう。個別指導で志望大学に合わせた対策を指導します。

B.語学

英語の授業が中心になります。中央ゼミナールの英語講座は長文和訳や文法問題など問題傾向別に分かれています。各分野の授業を履修し、あらゆる問題に対応できるだけの力をつけましょう。

C.小論文

専門科目・語学に加えて「編入小論文基礎」を選び小論文のトレーニングを行いましょう。編入試験では語学、専門共に論述問題が中心です。しっかりした日本語の文章を書けるようにしておくことが大切です。

芸術系(美術、演劇、映画、音楽など)の履修モデル

難関大学志望

ターゲット校:埼玉大、信州大、大阪市立大、明治、同志社など

  • ①「文学部の添削英語SH~H」
  • ②「文学部の添削英語BS~S」
  • ③「総合英語演習S」
  • ④「編入小論文基礎」
  •  「美術史」(個別指導)※

※個別指導の受講を希望する場合はご相談ください

中堅私立大学志望

ターゲット校:明治学院、國學院、学習院女子、実践女子、共立女子など

  • ①「添削英語B」
  • ②「基礎からの添削英語」
  • ③「総合英語演習B」
  • ④「編入小論文基礎」
  •  「美術史」(個別指導)※

※個別指導の受講を希望する場合はご相談ください

芸術系のターゲット校

国公立

  • 群馬県立女子大学文学部(美学美術史学科)
  • 埼玉大学教養学部(哲学歴史専修課程 芸術論専攻)
  • 信州大学人文学部(哲学・芸術論コース芸術コミュニケーション)
  • 大阪市立大学文学部(文化構想学科 表現文化コース) ほか

私立

  • 学習院大学文学部(哲学科 美学・美術史系)
  • 学習院女子大学国際文化交流学部(日本文化学科)
  • 國學院大學文学部(哲学科 美学・芸術学コース)
  • 共立女子大学文芸学部(芸術領域 劇芸術専修/美術史専修)
  • 実践女子大学文学部(美学美術史学科)
  • 明治学院大学文学部(芸術学科)
  • 明治大学文学部(演劇学科)
  • 同志社大学文学部(美学芸術学科)
  • 関西大学文学部(総合人文学科 芸術学美術史専修/映像文化専修)
  • 関西学院大学文学部(文化歴史学科 美学芸術学専修)ほか

ドイツ文学・ドイツ語学

この分野での勉強の中心はもちろん語学ですが、単に語学を勉強するだけでは足りず、研究対象はドイツ語を用いた文学やドイツ語圏の文化、そしてドイツ語そのものということになります。そのため、研究対象の国や地域について深い関心を持つことが求められます。

独文・独語系の試験対策について

A.ドイツ語

ドイツ語・ドイツ文学系の学科の専門の試験で出題される問題は、大きく分けてドイツ語の語学試験とドイツの文化・文学等に関する問題に分けることができます。ドイツ語の語学試験では多くの大学では長文和訳、長文読解が中心になります。大学によってはドイツ語の文法問題も出題されます。ドイツ語文法を一通り身に付けた上で、ドイツ語の長文の読解の練習を積むことが求められています。レベル的にはドイツ語検定2級程度を目安に考えておくとよいでしょう。また難関大学ではドイツ語面接も課される場合がありますので、初歩的な会話力も必要になります。中ゼミのドイツ語講読の授業では、初心者からすでにドイツ語を学んだことのある人まで、各学生のレベルに合わせた課題が出されます。

B.専門

専門試験はドイツの歴史や文化、ドイツ文学の知識等が課されますが、多くの大学は語学試験が中心であり、専門知識を問う大学は数としては非常に少ないです。ただし志望理由書や面接等では編入後の研究テーマを説明することが求められますので、必要に応じてこれらの専門分野に関する本を数冊読むなりして、研究テーマを準備する必要があります。「ドイツ語がうまくなりたい」という動機は、志望理由としては不十分なので注意しましょう。

C.小論文

また、文章や小論文の書き方に慣れていない人は、これらに加えて「編入小論文基礎」を受講し、小論文のトレーニングを行うとよいでしょう。編入試験では語学、専門ともに論述問題が中心です。しっかりした日本語の文章を書けるようにしておくことも大切です。志望大学の出題に特徴的なタイプの論述問題がある場合は、第二外国語担当の指導スタッフにご相談ください。

独文・独語系の履修モデル

難関国立大学志望

ターゲット校:東京外国語大学、名古屋大学、大阪大学外国語学部など

  • ①「ドイツ語講読」
  • ②「編入小論文基礎」

中堅国公立大学、難関私立大学志望

ターゲット校:埼玉大学、上智大学、学習院大学、明治大学、関西大学など

  • ①「ドイツ語講読」
  • ②「編入小論文基礎」

中堅私立大学志望

ターゲット校:日本大学、獨協大学、京都外国語大学など

  • ①「ドイツ語講読」
  • ②「編入小論文基礎」

注:獨協大学では英語のスコア提出もあるので注意

独文・独語系のターゲット校

国公立

  • 埼玉大学教養学部(ヨーロッパ・アメリカ文化専修課程ヨーロッパ文化専攻)
  • 東京外国語大学言語文化学科(超域コース/地域コース)
  • 千葉大学文学部(国際言語文化学コース)
  • 名古屋大学文学部(文芸言語学コース ドイツ語ドイツ文学分野)
  • 大阪大学外国語学部(ドイツ語専攻)
  • 大阪市立大学文学部(ドイツ語フランス語圏言語文化コース) ほか

私立

  • 学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科
  • 上智大学文学部ドイツ文学科、外国語学部ドイツ語学科
  • 日本大学文理学部ドイツ文学科
  • 明治大学文学部ドイツ文学科
  • 獨協大学外国語学部ドイツ語学科
  • 関西大学文学部(ヨーロッパ文化専修)
  • 京都外国語大学外国語学部ドイツ語学科 ほか

フランス文学・フランス語学

この分野での勉強の中心はもちろん語学ですが、単に語学を勉強するだけでは足りず、研究対象はフランス語を用いた文学やフランス語圏の文化、そしてフランス語そのものということになります。そのため、研究対象の国や地域について深い関心を持つことが求められます。

仏文・仏語系の試験対策について

A.フランス語

フランス語・フランス文学系の学科の専門の試験で出題される問題は、大きく分けてフランス語の語学試験とフランスの文化・文学等に関する問題に分けることができます。フランス語の語学試験では多くの大学では長文和訳、長文読解が中心になります。大学によってはフランス語の文法問題も出題されます。フランス語文法を一通り身に付けた上で、フランス語の長文の読解の練習を積むことが求められています。レベル的にはフランス語検定2級程度を目安に考えておくとよいでしょう。また難関大学ではフランス語面接も課される場合がありますので、初歩的な会話力も必要になります。中ゼミのフランス語講読の授業では、初心者からすでにフランス語を学んだことのある人まで、各学生のレベルに合わせた課題が出されます。

B.専門

専門試験はフランスの歴史や文化、フランス文学の知識等が課されますが、多くの大学は語学試験が中心であり、専門知識を問う大学は数としては非常に少ないです。ただし志望理由書や面接等では編入後の研究テーマを説明することが求められますので、必要に応じてこれらの専門分野に関する本を数冊読むなりして、研究テーマを準備する必要があります。「フランス語がうまくなりたい」という動機は、志望理由としては不十分なので注意しましょう。

C.小論文

また、文章や小論文の書き方に慣れていない人は、これらに加えて「編入小論文基礎」を受講し、小論文のトレーニングを行うとよいでしょう。編入試験では語学、専門ともに論述問題が中心です。しっかりした日本語の文章を書けるようにしておくことも大切です。志望大学の出題に特徴的なタイプの論述問題がある場合は、第二外国語担当の指導スタッフにご相談ください。

仏文・仏語系の履修モデル

難関国立大学志望

ターゲット校:お茶の水女子大学、東京外国語大学、名古屋大学、大阪大学外国語学部など

  • ①「フランス語講読」
  • ②「編入小論文基礎」

中堅国公立大学、難関私立大学志望

ターゲット校:青山学院大学、学習院大学、明治大学、上智大学、関西大学など

  • ①「フランス語講読」
  • ②「編入小論文基礎」

中堅私立大学志望

ターゲット校:獨協大学、京都外国語大学、明治学院大学、白百合女子大学など

  • ①「フランス語講読」
  • ②「編入小論文基礎」

注:獨協大学では英語のスコア提出もあるので注意

仏文・仏語系のターゲット校

国公立

  • お茶の水女子大学文教育学部(フランス語圏言語文化コース)
  • 東京外国語大学言語文化学部(超域コース/地域コース)
  • 千葉大学文学部(国際言語文化学コース)
  • 名古屋大学文学部(文芸言語学コース フランス語フランス文学分野
  • 大阪大学外国語学部(フランス語専攻)
  • 大阪市立大学文学部(ドイツ語フランス語圏言語文化コース)ほか

私立

  • 青山学院大学文学部フランス文学科(学士・青山学院短大生のみ))
  • 学習院大学文学部フランス語圏文化学科
  • 上智大学文学部フランス文学科、外国語学部フランス語学科
  • 白百合女子大学文学部フランス語フランス文学科
  • 明治大学文学部フランス文学科
  • 明治学院大学文学部フランス文学科
  • 獨協大学外国語学部フランス語学科
  • 関西大学文学部(ヨーロッパ文化専修)
  • 京都外国語大学外国語学部フランス語学科 ほか

中国文学・中国語学

この分野での勉強の中心はもちろん語学ですが、単に語学を勉強するだけでは足りず、研究対象は中国語を用いた文学や中国語圏の文化、そして中国語そのものということになります。そのため、研究対象の国や地域について深い関心を持つことが求められます。

中文・中国語系の試験対策について

A.中国語

中国語・中国文学系の学科の専門の試験で出題される問題は、大きく分けて中国語の語学試験と中国の文化・文学等に関する問題に分けることができます。中国語の語学試験では多くの大学では長文和訳、長文読解が中心になります。大学によっては中国語の文法問題も出題されます。中国語文法を一通り身に付けた上で、中国語の長文の読解の練習を積むことが求められています。レベル的には中国語検定2級程度を目安に考えておくとよいでしょう。また難関大学では中国語面接も課される場合がありますので、初歩的な会話力も必要になります。中ゼミでは、中国語の対策は個別指導で対応します。受験生の方々それぞれのレベルに合った指導を受けることができます。

B.専門

専門試験は中国の歴史や文化、中国文学の知識等が課されますが、多くの大学は語学試験が中心であり、専門知識を問う大学は数としては非常に少ないです。ただし志望理由書や面接等では編入後の研究テーマを説明することが求められますので、必要に応じてこれらの専門分野に関する本を数冊読むなりして、研究テーマを準備する必要があります。「中国語がうまくなりたい」という動機は、志望理由としては不十分なので注意しましょう。

C.小論文

また、文章や小論文の書き方に慣れていない人は、これらに加えて「編入小論文基礎」を受講し、小論文のトレーニングを行うとよいでしょう。編入試験では語学、専門ともに論述問題が中心です。しっかりした日本語の文章を書けるようにしておくことも大切です。志望大学の出題に特徴的なタイプの論述問題がある場合は、第二外国語担当の指導スタッフにご相談ください。

中文・中国語系の履修モデル

2022年度の「中国語」個別指導は定員満了のため受付終了しました。

難関国立大学志望

ターゲット校:お茶の水女子大学、名古屋大学、東京外国語大学、大阪大学外国語学部など

  • ①「中国語」(個別指導)
  • ②「編入小論文基礎」

中堅国公立大学、難関私立大学志望

ターゲット校:関西大学など

  • ①「中国語」(個別指導)
  • ②「編入小論文基礎」

中堅私立大学志望

ターゲット校:京都外国語大学、國學院大學、東洋大学、日本大学など

  • ①「中国語」(個別指導)
  • ②「編入小論文基礎」

中文・中国語系のターゲット校

国公立

  • 埼玉大学教養学部(日本・アジア文化専修課程 東アジア文化専攻)
  • お茶の水女子大学文教育学部(中国語圏言語文化コース)
  • 東京外国語大学言語文化学部(超域コース/地域コース)
  • 名古屋大学文学部(文芸言語学コース 中国語中国文学分野)
  • 大阪大学外国語学部(中国語専攻)
  • 大阪市立大学文学部(中国語中国文学コース) ほか

私立

  • 國學院大學文学部中国文学科
  • 東洋大学文学部東洋思想文化学科
  • 日本大学文理学部中国語中国文化学科
  • 関西大学文学部(アジア文化専修)
  • 京都外国語大学外国語学部中国語学科 ほか

合格者インタビュー

津田塾大学学芸学部英語英文学科3年次編入

出身:短期大学

合格した時の気持ちをお聞かせください?

津田塾の試験直後には合格できるとは思っていなかったので、合格通知が家に届いたときには目の前が真っ白になったような感じでした。

試験の手応えはどうでしたか?

津田塾は今年度から試験の形式が変わっていましたし、問題も例年よりは難しかったと思います。過去問を解いたときはターゲットで十分対応できるという感触だったのですが、今年度の英文和訳にはターゲットに載っていないような単語も出てきました。

合格できた要因は何だと思いますか?

編入に対する「熱意」だと思います。私は現役のときに大学受験を失敗してしまって、編入学をするつもりで短大に入りました。小論文でも面接でも、自分の意見を求められる場面では「入学したい」という熱意を込めて伝えるようにしました。入学後にやりたいこと、短大で頑張ったことについて、明確に具体的に語るように心がけました。

R.S.さんが強い意志をもって編入試験に臨もうとしているというのは、中ゼミに入ってきた時から伝わってきましたよ。

とにかく必死だったんだと思います。編入試験を受けるということは、時間も労力もお金もかかることだというのは分かっていましたし、だからこそ、がんばりたいという気持ちもありました。中ゼミに入ってからは、新しいことを知ることの楽しさが分かって、必死さも楽しさに変わっていきました。

中ゼミを知ったきっかけ、中ゼミを選んだ理由は何ですか?

短大の先輩から聞きました。1年生の10月頃に初めて入学相談に来たとき、先生が親身になって話を聞いてくれましたし、たくさんの資料を示しながら受けられる大学について教えてくれました。編入向けの授業が充実していて、しっかり指導してもらえると思ったので、中ゼミに決めました。

中ゼミで役立った授業は?

受講した授業は編入試験を受けるうえで基本的に全部役に立ちました。なかでも、山崎先生の「添削英語BS」では、自分の弱点だった文法やイディオムについて一から教えてもらいました。初歩の分からない点を、先生のところに何回も何回も質問に行ったのですが、その度に丁寧に答えてくれました。今でも覚えているのですが、1学期の第2回の点数が14点だったんです。そこから、先生に質問に行って、メモして、家で復習してというのを繰り返していくうちに点数が伸びていき、最終的には8~9割ぐらい取れるようになって、先生からも「本当に向上されています!」という感動のメモをいただきました。試験前の不安な気持ちのときなどは、先生からもらったメモを読みなおすと自信回復することができました。あとは、千頭和先生の授業で受験に対する考え方を学べたことです。千頭和先生に言われて、1学期のうちに中学校の文法をやり直せたことは、英語の基礎を固めるうえで大きかったと思います。

他の授業はどうですか?

加々美先生にエッセイ・ライティングの基礎を学べたこと、佐々木先生の「添削英語」で難解な英文を読んだこと、日比野先生に英語面接対策をしていただいたのも本当に役立ちました。また、日比野先生の授業では、言語や文化について考えるための教養を身に付けられたと思います。それまで考えたことのなかった知識やものの見方を学ぶことができてよかったです。

中ゼミ以外の時間をどう使いましたか?

中ゼミでもらったプリントは必ず復習していましたし、予習が必要だと言われたものは必ず予習していました。特に一日のスケジュールを決めたりはせず、その時その時に各授業の復習をすることを心がけていました。再提出は100%しました。

100%はすごいですね!

「再提出をちゃんとやっているひとが受かる」ということは最初に聞いていたので、これは真似するしかないなと思いました。実際、自分が何を覚えているのか、何を覚えていないのかを確認するのに、再提出はとても重要です。私は、再提出した後しばらく経ってからもう一度解いてみて、再度確認するということも行っていました。

苦しかったときはどうやって乗り越えましたか?

私は夏休みから試験の前までずっとつらかったです。自信が持てなかったし、自分で自分にプレッシャーを与えていたのもあると思います。私は、気分転換をするというよりは…泣いていました(笑)ばーっと泣いて、弱音もすべて吐いて、それですっきりしていました。

これから編入を志すひとへのアドバイスはありますか?

私は、馴れ合いになってしまうのが嫌だったので、中ゼミで新たに友だちを作らないようにしていました。中ゼミでは他の人と話さないので孤独だったし、寂しかったのはありましたが、それに耐えたことが成功につながったと思っています。あとは、あきらめないことです。私自身、9~10月頃、短大で周りが指定校推薦を決めていった時期はつらかったです。なんで自分だけこんな苦労しなければいけないんだっていう気持ちが芽生えてしまって。そんななか、ある友だちが「ここであきらめたらこれまで頑張ってきた自分が可哀想だよ」って言ってくれたんです。そこでもう一度気持ちを立て直して、最後まであきらめずに頑張り通すことができました。

いろいろな人に支えられて乗り越えてきたんですね。

両親も津田塾に合格したことを本当に喜んでくれていて、先生に津田の受験をすすめていただいて本当によかったです。入学後は、英語の勉強も引き続き頑張りたいと思っていますし、いろいろな経験を積んで、楽しく明るい大学生活を送りたいと思っています。