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良いと言われることを素直にやってみましょう!

 立正大学心理学研究科臨床心理学専攻合格

 跡見学園女子大学院人文科学研究科臨床心理学専攻合格

 東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科臨床心理学領域合格

 濱洋子さん 社会人

――合格おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか?

 ありがとうございます。今はのんびりしていて、あれだけ毎日中ゼミに通って勉強した日々が嘘のようですが、大学院の授業が始まってついて行けるのかどうか心配です(笑)私は通年生で通っていて、中ゼミへはほぼ皆勤賞というくらい来ていたので。

――なぜ中ゼミを選んだのでしょうか?

 インターネットで調べていて、親身に相談に乗ってもらえるとか、再提出の制度があるとか、マンモス予備校にはない良さがあったのでここを選びました。

――実際に通ってみてどうでしたか?

 おおむね予想通りでした。特に、心理学の入門講座をとったのですが、たまたま常時出席者が3人だったりしたので、非常に密度の濃い授業も受けられました。

――勉強はどのように進めましたか?

 基本的に中ゼミの授業だけをやりました。再提出はその日のうちにやるとか、特に1学期はほとんど英語をやっていたのですが、授業中心の勉強でした。1学期は正直なところ、そこまで追い込んでいなかったので、家に帰っても復習以外の勉強はやりませんでしたね。2学期以降は、自分で本を読んだりとか、そういうことをやりました。振り返ってみると、ほぼ中ゼミにいて勉強した感じです。授業の2時間前には来ていましたし、授業の合間とかも自習室にいました。1学期は授業について行くのが精一杯だったので。2学期からはまじめに(笑) 授業中心にしつつ、自分でも色々とやっていきました。

――お勧めの授業などはありますか?

 英語の授業は全部良かったです。夏期講習の「英語長文要約演習」とかも、レギュラーにすればいいと思うんですけど。あとは千頭和先生ですね。時間の都合で長文しかとらなかったんですが、文法もとれば良かった。あとは伊藤先生の原書講読も良かったです。

 受講生の方の中には、途中で英語の授業に来なくなった方もいらしたんですが、私はあれが分からなかったですね。時間を区切ってあの緊張感の中で答案を書く練習をするというのは、ものすごくいいことだと感じましたし。それと、再提出をするおかげで実力が伸びたと思います。途中から来なくなってしまう方は、なんで?と思いましたね。何でなんでしょう(笑) 

――こちらも、授業には出席して頂きたいのですが・・・なぜでしょう(笑)

 単語テストも、現役の学生さんは結構頑張らない人が多いみたいで、すごく不思議でした。毎回100点は難しかったので、90点以上をとろうと目指してましたけど、学生さんはあんまり力を入れていなくて。

 私、毎回全部点数を手帳に記録していたんです。英語の先生は標準偏差を出して下さったので、毎回偏差値を出して、自分の中で成長が客観的に分かるようにしていました。英語は波があるというか、落ちるときはどの授業でも落ちるので、そういう波が自分で分かったのは良かったですね。ピークを本番に持って行きたかったのですが、それは出来なかったですけど(笑)

 みんなやってると思ったら、そうでもなくて逆にびっくりしました。でも客観視する事は大事だと思いますね。不思議なんですが、再提出をサボると翌週はだいたい成績が下がりましたね。直前は過去問対策などが必要だったので、再提出をやめたのですが、そうすると成績が落ちました。ただ1学期、2学期は専門・英語もすべて再提出しました。

――何かお勧めの本はありますか?

 上智大学の藤山先生が書かれた「集中講義精神分析」はとても良かったです。1学期は参考書とかそういうのばかりだったので、この本は1学期に読めれば良かったなぁ、と思いました。

――臨床心理士を目指そうと思った理由は、そもそも何だったのでしょうか

 企業で約27年勤めたのですが、そのうち15年以上が人事に関わる仕事でした。採用面接などもやりましたが、休職者や復職者との面談も数多くありました。抑うつの方などもいましたが「どうしてこの方が?」という人がいたり、また復職されるにしてもどういった部署が良いのだろうか、などを考えることが、年々増えていきました。

 自分でもパワハラを受けたことがあって「ああ、こんなに辛いんだ」と思ったことがあったんですが、その時にある先輩社員に相談したら、ふっと軽くなったんですね。それで人に話す、聞いてもらうのはこんなに救われるんだ、という経験もしました。

 そういうことを通して、人の心って何なんだろう? と思ったのが一番の出発点でしょうか。

――実際に受験を決意してからここに来るまでは、どれくらい時間がかかりましたか?

 1年以上迷っていました。仕事をすぐに辞められない、ということもありましたし。この時期ならやめられる、というのが受験の年の5月くらいでした。

――中央ゼミナールに入ってから、何か社会人受験生として感じたことはありますか?

 私は本当に心理がゼロからで、入門の授業から始めたものですから、難関クラスの方なんかを見ているとレベルが違うな、と勝手に思っていたことはありました。少しずつ勉強して周囲が見えtる用になってくると、私と同じような人もいるんだな、とか少しずつ分かってきました。レベルが違うと勝手に思い込んでいたので、そのまま「秋に受かるのは無理だな」と思い込んでしまって・・・

――秋受験では、2校受験されたんですよね?

 はい。1校は社会人入試で、これは面接練習のような感じで受けました。

――社会人入試を受けられた感想はいかがでした?

 私が受けたところでは、現職のスクールカウンセラーであるとか、そういう実務をやっている人しかいらないんだな、と強く感じました。年齢の事もあるのかもしれませんが、自分ではダメなんだな、ということは思いましたね。

 あとは、社会人を好まないところもあるんだな、というところでしょうか。合格報告カードにも書きましたけど、面接が終わってすごく寂しかったというのが正直なところですね。

 それから産業分野に関心があったのですが、面接では「産業カウンセラーでいいじゃない」と言われることがあって。もっと根本的に、なぜ臨床心理士を目指すのか自分の中で明確にしておけば良かったですね。

――一般入試はいかがでした?

 そういう意味では、勉強すれば少なくとも(現役の学生であれ、社会人学生であれ、心理学科を出ていなくても)合格点をとれば1次試験は通してくれるんだ、と。いろんな先生が「一般で受けなさい」と仰って下さったんですが、本当にその通りでした。

――一般入試の一次試験は、手応えとしていかがでしたか?

 全く手が出なかったというのは、新しい心理学というか「ポジティブ心理学」とか出題された大学があったんですが、家に帰って調べようとしてもちょっと難しい、今まさにトレンドのようなものは全く手が出なかったですね。あと、某大学の統計はダメでした(笑) 

 それ以外の大学では、完璧な答えは書けなかった、というのはありましたけど、全く手が出ないのはありませんでした。

――勉強を1年間やって、一番苦労したのは何ですか?

 専門心理の論文ですね。いかに論理的な構成で筋道を立てて書いていくか、というところでは基礎がないと太刀打ちできないなと思いました。とにかくいろんな参考書を調べまくって、常時3〜4冊を机において、答えを考えるようにしました。

――よく使った本などはありましたか?

 奥村書店の本は評判が悪いのですが、「臨床心理士指定大学院合格のためのテキスト」はH先生が「誤植とかあるけど、よくまとまっているよ」と仰っていて、2学期にやったのですが良かったです。あとは「臨床心理士試験対策 標準テキスト」、「臨床心理学キーワード」「心理学事典」はもちろんそうだったんですが、途中からそれでは足りなくなったので「臨床心理学事典」も買いました。だから、辞典は2冊買いましたね。あとは、医学書院から出ているDSM-Wも買いましたね。本当に分からないときは、これを調べました。東京大学出版会の「心理学」も良かったです。

 どうしてか、私はミネルヴァ書院の「よくわかる〜〜〜」は合いませんでしたね。講義形式がダメ、という訳でもないと思うのですが、一応読みましたけど、あまり肌に合いませんでした。

――統計学は苦労される方が多いのですが、やってみていかがでしたか? 必要だと思いました?

 大学院に入ったら必要だと思ったので、最後まで頑張ってやりましたけど、試験に限定すればそこまで必要ではなかったかなという感じです。お茶の水女子とかを受ける方は当然必要だと思うのですが、そこまで真剣にならなくても良かったのかな、という印象です。語句説明さえしっかり出来れば。

――モチベーションなどは1年持ちましたか?

 いい加減な気持ちで目指したわけではないので、そこは大丈夫でした。あとは、ある意味やり直しのきかない年齢でもあるので、なんとかこの1年で決めたいな、という思いは強くありました。もうこの方向に決めたからにはやるしかない、そういう気持ちが強かったですね。

 勉強していて、勉強自体が面白く感じた時期もあったので、あともう少し若ければ研究の道に進みたかったな、とか思ったりもしました。

――周囲の方と交流はありましたか?

 最後まで一緒に通年コースで勉強した人たちとは、今でも連絡を取り合っています。

――後悔したこと、やっておけば良かったことはありますか?

 秋受験に間に合うように研究計画書を早めに始めることですね。それにつきます(笑)私は初学者であるが故に、こんなレベルではダメなんじゃないかとか、時間をかけなければいけないんじゃないかとか、そういう思い込みが強かったように思います。点数がつかないので客観的に見られなかったというか、罠にはまってしまった感じがあります。

――では最後に、社会人受験を目指される方にメッセージをお願いします。

 良いと言われることを素直にやってみましょうよ、という事でしょうか。例えば「紙の辞書を使った方がいいですよ」とか「授業は休まないように」とか「英語は必ず再提出する」とか。あとは授業で先生たちが勧めている本とか参考書とかを手に取ってみるとか。これは初学者ならではの強みだったと思っています。こんな事やっても、とかそういうことを思わないで、素直にやるしか無かったという事なんですけどね。

 あとは、特に専門科目で参考書とか授業で使うような本ばっかり読んでいたので、先ほどの藤山先生の本とか、そういう本をもうちょっと早めに読めば良かったな、と思います。今から思えば1学期の頃の方が余裕はあったので、最初にそういうのを読んで良かったかな、と。

 最後に、秋受験を受けることですね。春が本番、なんて言ってもしょうがないと思います。もっと予備校側もそのことを言って頂けたら、私のように初学者が思い込まないのではと(笑)春しか試験がないところを受けるならまだしも、半年で決めるつもりで勉強しないと合格しないよ、というのはもっと厳しく助言してもらってよかったと思います。

 2学期になると人が本当に減るので、一年間一緒だった友人にも支えられました。2月にしか試験が無くて、2月が本番だよ、という人に囲まれたのは幸運だったと思います。最後まであっぷあっぷしながらでしたが、心理学も初学者で英語もほとんどゼロからやり直し、こういう人間でも合格するんだな、と思いました。

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