中ゼミ生の合格率 

今日は中ゼミ生の合格率について。

中ゼミで説明会を行ったり、入学相談をしていると、多くの方が心配するのが、「編入試験って本当に受かるんだろうか」 ということです。当然ですね。編入試験を受ける方の多くが、今、大学に在学しています。高校生の大学進学とは異なり、絶対に受験しなければいけない試験ではありません。中ゼミに高い学費を出すだけの価値はあるのだろうか?本当に受かるのだろうか? 誰もがそのように思うでしょう。

それでは中ゼミ生の合格率ってどのようなものでしょうか
中ゼミの調べでは、大学編入コース生の合格率は2015年度が54%、2016年度、2017年度がいずれも47%です。一人の人が複数合格している分が延べで数で計上されているのでは…。いえ、そんなことはありません。あくまで在学した学生のうち、何人が合格したかという率です(合格した在学生数/在学生数)。講習生や通信教育生は? 入っていません。中央ゼミナールに通学して授業を受けている方だけの数です。

注目したいのは、在学生数には次のような方もかなりの数含まれているということです。
■せっかく入学したのに、それだけで満足してきちんと通学しない、中ゼミを利用しない
■中ゼミに来てはいるけれども、復習や予習など、自分でやるべきことをやらない
このようなケースでは、当然合格は難しくなります。

それに加えて、ほかにやりたいことを見つけて受験自体をやめてしまう方もいますし、大学生活が楽しくなって編入に対する意欲が薄れてしまう方もいます。中にはアルバイトやサークル活動で手一杯という方も…。

在学生数=受験者数ではないということですね。

それから、中ゼミにとって、というか、私にとって一番残念なのは、合格しても報告してくれない人がかなりの数いるということです。実際、友達からは「受かっている、時間ができたら挨拶に行くと言っていた」と聞いているのに、全然連絡がない人もいます。本人から直接報告がないと、合格者としてのカウントはできません。実際、1年、2年経ってから、今度は大学院を受験しようと思って中ゼミに相談で来校し、そこで初めて「実は受かっていました」という人が、不思議に何人もいるんです。

連絡しようと思いつつ、ばたばたしていて連絡しそこねているうちに時間が経って、今度は時間が空いたことで連絡しづらくなってしまった…ということのようです。いつになってもかまわないから連絡をくださいと、心からお願いしたいですね。指導していた学生がどうなっているのか、とても気になっているのです。むしろ、結果が出なかった人のほうが、その後の相談のために連絡してくださったり来校しているようにも思います。

このような状況を考えると、中ゼミをしっかり利用して、かつ、自分でも頑張っている方の合格率は、かなり高いと確信しています。

私が大学編入コースを作って、もう30年経ちます。今は多くのスタッフがいるため、おもに看護編入コース学生の担任をしていますがずっと面談にきている学生については、8割が合格していると実感しています。その多くが国立大学への合格です。

もちろん、面接や志望理由書対策が大きくものをいう看護編入と、筆記試験の結果が大きい経済学部や法学部への編入では、合格に向けた厳しさは違います。それでも、どんなに少なく見積もっても、頑張っている人の6割以上は合格しているでしょう。私の印象では、頑張ってくれれば7割以上、合格しているのですが、こればかりは数字にすることができず、残念です。

しかも、中ゼミ生が合格しているのは一般入試の時には受からなかった大学です。浪人してもだめだったのに、編入では合格したというケースは少なくありません。

それに編入試験は一般入試のように、受験できる大学や受験方法がたくさんある試験ではありません。その中ではこのような合格率が出ているのは、中ゼミで頑張ってくれる受験生の努力だと思います。また、受験にあたって中ゼミを選んでくれたことも大きいでしょう。

みなさんも中ゼミの先輩のように、頑張ってみませんか? 来校した方には受験体験記を差し上げています。迷ったら、ぜひ中央ゼミナールで相談を! お待ちしています。

※次回は、2年目学生の在学生全体に占める割合や合格率について書きたいと思います。1月5日にアップする予定です。