面接対策ガイダンスを実施しました

部長の宍戸です。98日に面接対策ガイダンスを開催しました。台風が来ると予想される中、朝早くから参加してくださった皆さん、ありがとうございました。それに多くの方が感想を書いてくださって、うれしく思いました。これでまた、私も頑張れます。

 当日の資料ですが、現在事務室で配布中です。ご希望の方は取りに来てください。

 さて、当日お話ししたポイントを、いくつか説明します。

 まず、面接対策で大事なことは面接も試験だと肝に銘じて臨むことです。私は中ゼミ生が、筆記試験の力はあるのに面接で失敗して落ちたところを、長い中ゼミ生活の中で何度となくみてきました。面接を甘くみていた、学力があれば受かると過信していた、というところでしょうか。

 面接で大切なのは、大学が編入を実施する目的を認識し、その上で大学側がどのような受験生を望んでいるのか、それを踏まえて対策することです。3年次か2年次か、異系統からか同系統からかでも、求められることは異なってきます。そのためには、しっかりとした志望理由書を事前に準備することが大切です。思い込みやひとりよがりではよい結果は出ません。(もっともこれは、面接に限りませんが…。)

 また、当日の面接では、面接官に自分の言っていることが、正確にわかりやすく伝わるように、話し方、話す順番などを工夫する、これも大切です。このあたりは、実際にガイダンスに出てくださった方にはお話しできたのですが、ここで説明するのは難しいです。

 志望理由書や面接対策で悩んでいる、中ゼミでどの先生に見てもらえばよいかわからない…このような中ゼミ生は、よかったら私のところに面談を申し込んでください。いろいろな分野の方を見てきましたので、お気軽にどうぞ。

 志望理由書の作成や面接対策は、自分の思いを人に伝える作業となります。大学案内を見て書けるものではありません。そのためには、誰か話を聞いてくれる人が必要です。中ゼミのスタッフを信頼して、ぜひ、面談を活用してください。

 

 

2020年度編入試験情報(法政大学)

 法政大学の2020年度編入試験ですが、大学のホームページに募集学科が発表されています(こちらから)。昨年は8月初旬までわからず、相談にあたってとても困りましたから、今年はずいぶん早いなと思ったら…、同時に変更点が発表されていたんですね。

 具体的には下記の一部学部学科で英語外部試験が導入がされていました。英語の筆記はなくなりました。

まず、経営学部です。

 ①経営学部全学科は、TOEFLiBT・ IELTS限定でスコア提出のみ。

→ちょっと驚きです。TOEICが使えないわけですね。ただし、TOEFLはスコアを出せばよくて、基準はありません。とは言え、TOEFLは受験料が高い、受験手続きもややこしいなど、受験するのもかなり面倒な試験です。でも、それだけに、特に今年に関しては、この試験のためにTOEFLに取り組むと、有利かなと思います。受験者が減ることも予想されますし…。このチャンスをつかむために、中ゼミでは6月12日からTOEFLの入門講座を設置します。詳細は下の方でご確認ください。

次に文学部です。次の3学科で、英語外部試験のスコア提出が必要です。 

文学部日本文学科は、英検・TOEFL・ IELTS・TOEICでスコア提出のみ。特に基準はありません。

→日本文学科ですからハードルは低いということでしょう。英検では合格不合格は問わないというくらいです。日文志望の人、チャンスが増えましたね。

③文学部史学科は英検準2級以上、TOEFL iBT40点以上、TOEIC685点以上でそれぞれ4技能。IELTS 他の試験でも可で基準あり   

→こちらも 英検 とTOEFLはかなりハードルは低いですね。史学科は西洋史専攻であれば、英語力は必要なはずですが…。日本史志望もいるからでしょうか。TOEICも4技能であることを考えると、高い基準とは言えません。

④文学部心理学科は英検準1級以上、TOEFL iBT62 点以上、TOEIC940 点以上でそれぞれ4技能。
IELTS 他の試験でも可で基準あり。

→心理は急にハードルがあがりました。TOEICは、4技能で1390点満点ですから、940点というと68%程度の得点になります。一方で、TOEFLの62点はTOEICに比べるとやややさしいというイメージがあります。                   

 実際、TOEFLの61点は英検では2級レベル、TOEICだと550点(ただし2技能)程度に相当するといわれています。今から始めるならTOEFLがお勧めです

当校では、上記の状況を踏まえて、TOEFL講座を設置します。6月12日(水)から始めて、10月2日(水)までの間で、12回です。時間は午後7時20分から9時までです。TOEFLについて一から説明します。ライティングなども基礎から指導しますので安心してください。途中1回、練習でTOEFLを受験し、法政の出願に間に合うように、10月3日以降にもう1回受験して頂くことが望ましいでしょう。   

ご相談はお気軽にどうぞ。

大学編入と新大学1年生

春先きの中ゼミへの来校者には、多くの高校生が含まれています。といっても高校生なのは3月までで、4月になれば大学1年生ですが…。
受験が終わって思うような結果が出ず、受かった大学にそのまま行って、内心、不満を抱きながらも、編入のために勉強するのはもうイヤだし、お金もかかる、絶対受かるとは限らない…、「しかたがない」とあきらめてそのまま卒業する…。多くの方がこのような道を通っています。それどころか、編入試験の存在すら知らずに終わる方もいるかもしれません。実際、編入試験にチャレンジするのは、現状に納得できない本当に本当に多くの方の中でもごくごく一握りの人たちです。
そのような熱意を持った新1年生のために、今日は2年次編入について説明したいと思います。

 2年次編入とは、大学1年修了見込み(30単位以上取得見込み)で受ける試験です。単位の規定は大学によって異なるので注意して下さいね。残念ながら3年次編入とは異なり、実施大学が少ないのです。それに一口に2年次編入といっても、実は大学2年修了(見込み)、あるいは大学卒業(見込み)でないと、受験できないケースもあります。編入って本当にわかりにくいんです。

 その2年次編入ですが 文学部や社会学部希望なら、法政と明治(文学部、情コミ)の併願、女性ならあわせて日本女子大学を受験するとチャンスが広がります。それでは法学部は?経済経営系は?…。

 この続きは、令和元年5月19日に中央ゼミナールで開催する大学1年生を対象とした編入説明会で…。2年次編入実施大学の一覧や過去問題の例なども、差し上げます。お気軽にどうぞ。

大学編入あるある~編入のメリットは、学部学科を変えられること 

最近、入学相談にいらした方の中に、今大学で在学している学部・学科とは異なる分野への編入が、できないと思っている方が複数見受けられました。でも、それこそが大学編入最大のメリットです。


たとえば、理系の大学へ推薦で進学したけれども、ミスマッチだった…という方。現在の大学で所定の単位さえ取っていれば文系各学部への編入が可能です。中退していても同じです。所定の単位というのは編入を実施している大学・学部で異なりますが、出身・在学大学で卒業に必要な単位62を持っていれば、あるいは取得できる見込みで実際に取得すれば、編入試験を実施しているたいていの大学は受験できます。


単位認定も最近では60単位程度を一括あるいは包括で認定する大学が多いので、出身学部学科にかかわらず、2年間で卒業できるわけです。
もちろん、中には同系統でないと受験できない…というケースもまれにあります。文系からの理転には多少の制約もありますし、卒業に3年かかることもあります。でも、理系からの文転は多くは2年間で卒業できますし、さまざまな学部学科にチャレンジできます。
そのほか、大学3年生は3年次編入できるのだろうか…という質問もあります。受験資格は大学2年以上在学だったり、2年次修了ですから、それを満たしている大学3年生は、もちろん受験できます。
みなさん、意外に編入の入り口で迷ってしまったり、勘違いしてあきらめてしまったりしているんだなと、あらためて思います。これから何回か、こういうケースを取り上げて、説明していきます。

2年目の学生について~在学生全体に占める割合と合格率 

中央ゼミナールには、前年に在籍し、翌年4月から再度入学する、つまり2年続けて入学してくれる学生がいます。中ゼミでは2年目生と呼んでいます。数的には、中ゼミの調べでは、大学編入コース在学学生数に2年目学生の占める割合は、2017年度が8.0%、2016年度が7.6%、2015年度がやや多くて12.2%です。

また、1年目も2年目も総合生という方ばかりではなく、この数には1科目から履修する単科生も含まれています。単科生には、次年度受験のために1年前から入学する学生も一定数います。ですから、2年続きで受験する方の率は、さらに低くなります。

もちろん、2年目生の多くは、前年受験して結果が出ず、再度チャレンジする方でしょう。中でも大学1年の時に2年次編入を受験し、2年目に3年次編入にチャレンジするケースが多いと思われます。

それではどうして2年続けて中央ゼミナールに入学してくれるのでしょうか。それは、1年目の受験の時に、もう少し中ゼミでがんばれば合格できたという実感があったからではないでしょうか。

たとえば、私が、担任としてみている看護編入。2年目生は毎年1人いるかいないかです。その少ない数の中で、1年目の一番最初に受験した筑波大学に不合格になって、その時点で受験をやめて、翌年もう一度筑波にチャレンジした方が4人もいます。どうしてなのか聞いてみると、みな、あと1年頑張れば、合格できると思ったからといいます。実際、そのうち3人が2年目で筑波に合格し、1人は名古屋大学(現在は編入なし)に編入しました。

それは看護系の3年次編入の話、大学編入コース全体での合格率はどうなのか…と、心配する方もいらっしゃるでしょう。

安心してください。この前お伝えした中ゼミ生全体の合格率よりも高いのです。たとえば、2015年度は58.3%、2016年度は66.7%が合格しています。例年の中ゼミ生全体の合格率が50%前後であることを考えると、よい数字ですね。といっても、そもそも、2年目生の数が少ないので、1人合格するかどうかで数字は大きく変わってきます。また、2年目に単科生の多い年も、合格率は下がります。

もちろん、2年続けてチャレンジするのは大きな決断です。それなりの覚悟が必要です。
それは私たち、受験生を支える側にとっても同じです。本当にその人にとって、受験生を2年間続けることがよいことなのか、考えさせられることもあります。それだけに、入学していただいたときは、今度こそ受かってもらいたいという思いを持ちながらの指導になります。前年の反省を踏まえて、毎回緊張して、取り組んでいます。今年、2年目生が筑波大学に合格してくれたときは、本当にうれしかったです。

2年受験を続けるかどうか、最後は本人の決断です。私に言えることは、1年目にも自分なりにがんばっていた人に、2年目のチャンスはほほえむということです。1年目に全く勉強せず、中ゼミへの通学も滞りがちだった、だから、新たに1年間頑張れば今度は合格できる…では、場合によっては2年目も同じことを繰り返す可能性があります。

しっかり自分を見つめ直して、決断してください。

中ゼミ生の合格率 

今日は中ゼミ生の合格率について。

中ゼミで説明会を行ったり、入学相談をしていると、多くの方が心配するのが、「編入試験って本当に受かるんだろうか」 ということです。当然ですね。編入試験を受ける方の多くが、今、大学に在学しています。高校生の大学進学とは異なり、絶対に受験しなければいけない試験ではありません。中ゼミに高い学費を出すだけの価値はあるのだろうか?本当に受かるのだろうか? 誰もがそのように思うでしょう。

それでは中ゼミ生の合格率ってどのようなものでしょうか
中ゼミの調べでは、大学編入コース生の合格率は2015年度が54%、2016年度、2017年度がいずれも47%です。一人の人が複数合格している分が延べで数で計上されているのでは…。いえ、そんなことはありません。あくまで在学した学生のうち、何人が合格したかという率です(合格した在学生数/在学生数)。講習生や通信教育生は? 入っていません。中央ゼミナールに通学して授業を受けている方だけの数です。

注目したいのは、在学生数には次のような方もかなりの数含まれているということです。
■せっかく入学したのに、それだけで満足してきちんと通学しない、中ゼミを利用しない
■中ゼミに来てはいるけれども、復習や予習など、自分でやるべきことをやらない
このようなケースでは、当然合格は難しくなります。

それに加えて、ほかにやりたいことを見つけて受験自体をやめてしまう方もいますし、大学生活が楽しくなって編入に対する意欲が薄れてしまう方もいます。中にはアルバイトやサークル活動で手一杯という方も…。

在学生数=受験者数ではないということですね。

それから、中ゼミにとって、というか、私にとって一番残念なのは、合格しても報告してくれない人がかなりの数いるということです。実際、友達からは「受かっている、時間ができたら挨拶に行くと言っていた」と聞いているのに、全然連絡がない人もいます。本人から直接報告がないと、合格者としてのカウントはできません。実際、1年、2年経ってから、今度は大学院を受験しようと思って中ゼミに相談で来校し、そこで初めて「実は受かっていました」という人が、不思議に何人もいるんです。

連絡しようと思いつつ、ばたばたしていて連絡しそこねているうちに時間が経って、今度は時間が空いたことで連絡しづらくなってしまった…ということのようです。いつになってもかまわないから連絡をくださいと、心からお願いしたいですね。指導していた学生がどうなっているのか、とても気になっているのです。むしろ、結果が出なかった人のほうが、その後の相談のために連絡してくださったり来校しているようにも思います。

このような状況を考えると、中ゼミをしっかり利用して、かつ、自分でも頑張っている方の合格率は、かなり高いと確信しています。

私が大学編入コースを作って、もう30年経ちます。今は多くのスタッフがいるため、おもに看護編入コース学生の担任をしていますがずっと面談にきている学生については、8割が合格していると実感しています。その多くが国立大学への合格です。

もちろん、面接や志望理由書対策が大きくものをいう看護編入と、筆記試験の結果が大きい経済学部や法学部への編入では、合格に向けた厳しさは違います。それでも、どんなに少なく見積もっても、頑張っている人の6割以上は合格しているでしょう。私の印象では、頑張ってくれれば7割以上、合格しているのですが、こればかりは数字にすることができず、残念です。

しかも、中ゼミ生が合格しているのは一般入試の時には受からなかった大学です。浪人してもだめだったのに、編入では合格したというケースは少なくありません。

それに編入試験は一般入試のように、受験できる大学や受験方法がたくさんある試験ではありません。その中ではこのような合格率が出ているのは、中ゼミで頑張ってくれる受験生の努力だと思います。また、受験にあたって中ゼミを選んでくれたことも大きいでしょう。

みなさんも中ゼミの先輩のように、頑張ってみませんか? 来校した方には受験体験記を差し上げています。迷ったら、ぜひ中央ゼミナールで相談を! お待ちしています。

※次回は、2年目学生の在学生全体に占める割合や合格率について書きたいと思います。1月5日にアップする予定です。

編入情報(日本大学2年次編入)

今日は、大学1年生向けの情報です。日本大学危機管理学部が、今年から2年次編入を開始します。英語・専門・面接です。興味ある人は、調べてみてはいかがでしょうか。
すでにお知らせしたとおり、東京農大も今年から大学1年を対象とした2年次編入を実施します。このような大学学部が増えるとよいのですが。

さて、中ゼミでは夏期講習が開講しました。来週からはいよいよ本格的に講座がスタートします。大学1年の方にお勧めなのは社会学・学際分野ですね。今現在、今年度の法政大学の実施学部が発表になっていませんが、社会学部でもし実施がなくても、人間環境学部やキャリアデザイン学部の受験は可能です。また、明治大学は情報コミュニケーション学部と文学部社会心理学科の併願ができます。十分チャンスはありますので、チャレンジを考えてみてはいかがでしょうか。

編入情報(金沢大・神戸大)

部長の宍戸です。暑いですね。今日は夏期講習の説明会がありましたが、なんだか頭がクラクラしました(>_<)。

さて、中ゼミでは先週から校内生の夏期講習手続きが始まっています。

 

そして、3日からは校外生の手続きもスタートします。
校外生の方のお手元には、先週から発送しているパンフレットがそろそろ届く頃からと思います。お気軽にご相談ください。
夏期期間中は、男子寮の利用も可能です(古い建物ですが…)。遠距離の方のご参加もお待ちしています!

さて、今日は、国立大学の情報を二つほど、アップしますね。

①金沢大学人間社会学域法学類
●試験の時期が昨年までの9月上旬から、年明け2月に変更になりました。
●従来の出願資格に加え、法学検定試験ベーシックコース以上に合格していること。
●英語検定試験については、従来に加え新たにIELTS 5.0以上の者も可。
●選考方法 提出書類と面接に基づいて合否を判断(筆記試験は行わない)
→編入試験で法学検定を利用する大学はごく少ないのですが、金沢大学狙いであれば、対策は立てやすいかもしれません。年明け試験であることも、時間的に余裕ができますね。

②神戸大学国際人間科学部
H1より従来の発達学部での募集は終了します。H29親切の国際人間科学部で3年次 編入学を実施します。出願書類としてはTOEFL iBT公式スコアレポートが必要となります。は終了します。H29親切の国際人間科学部で3年次 編入学を実施します。出願書類としてはTOEFL iBT公式スコアレポートが必要となります。

編入情報(東京女子大)

中ゼミ宍戸です。今日は東京女子大の編入について。よい情報と残念な情報があります。

まず、残念な話から…。今年は人文学科と人間科学科で、一般編入・一般学士編入の募集がないそうです。

募集があるのは、国際社会学科、数理科学科のみとのこと。

あくまで2019年度試験の話で、2020年度は、まだわかりません。

それから、外国語・検定試験の基準が、少々厳しくなったかもしれません。ご確認ください。

次によい情報。新年度から受験資格が緩和されています。

まず、一般編入については、専門士にも門戸が開かれました。

それから学士については、「専門を変えて入学を志願する者」が削除されました。たとえば、すでに心理学科を卒業した人が、

心理学科3年次に編入できることになったということです。

次回は、国立大学の情報を掲載する予定です。

編入情報(東京農業大学)

今年度の編入試験です。東京農業大学が大学1年在学者で30単位以上修得者(見込み可・単位には教職・学芸員等の資格科目除く)を対象とした2年次編入を今年から実施するそうです。
試験の名称は転入学入試とのこと。あわせて、毎年9月だった試験日が、今年は12月1日になるとのこと、これは短大生等を対象とした3年次編入、そして学士編入も
同様です。

これは中ゼミスタッフからすると朗報です。今までは東京農大は大学生が受験できなかったので…。今年すでに何人かは受験しそうです。

さて、中ゼミには今、全国の大学にお願いしていたアンケートがかなり戻ってきています。次回も新しい情報をお知らせしたいと思います。