バレンタイン前に。

バレンタイン前に。

こんにちは、赤い実です。
昨日は豆まきでしたね。
いわゆる「暦の上では」今日は春が立つ日です。
でもまだ寒い。そりゃ寒い。
私が防寒のために買ったレギンスやインナーやタイツは、
今年だけで20着ぐらいになる勢い。
衣替えの時にはさぞウンザリすることでしょう。
さて、世の中はバレンタインに向けて茶色がかってます。
いろんな「○○チョコ」がありますが、
込められている意味や価格に差はあれど、
何はともあれまあ、結局のところチョコレートなわけです。
というわけで今日はチョコレートの話。
完璧な調査をしたわけではありませんが、
容易さに差はあっても、
チョコレートが入手できない国はないのではないでしょうか。
私はこれまで15か国ほど回りましたが、
滞在中少なくとも一度はチョコレートを食べたと思います。
銘柄も甘さも日本のそれとはかなり違いますが、
なぜかチョコレートを目にすると、
安心して予算オーバーでも買ってしまうのです。
チョコレートの本場と言ったらみなさんはどこを思い浮かべるでしょうか。
スイス?ベルギー?
いずれにしても、ヨーロッパ方面が多いかもしれません。
確かに、甘さのある今のチョコレートはヨーロッパで生まれです。
しかし、その原料となるカカオの主要な産地と、
その滋養効果をいち早く取り入れていたのは、中南米地域です。
カカオの生育にふさわしい環境は現代も変わっていないので、
私たちが世界中で目にするチョコレートの原料のカカオは、
今も中南米産のものがほとんどなのです。
そこで問題になっているのがカカオ産業における貧困国搾取の問題です。
口の中に広がる甘さに酔いしれている陰で過酷な労働が強いられているわけです。
ということを知ってからも、私はチョコレートの誘惑に勝てないわけですが、
でも、それを知っているのと知らないのとではきっと、世界の見え方が違う。
そんなジレンマの中で生きていた私(大げさ)に昨年末、新たな情報が飛び込んできました。
それはメキシコ以南のすべての中南米諸国33カ国が参加した
「中南米カリブ海諸国共同体」(CELAC)の発足です。
ここにはカカオの産地が全て含まれています。
先日の早稲田の英語試験でも出た地域共同体が、
どんな可能性を秘めているのか。
私は密かに「カカオ共同体」と名付けて注目しています。
チョコレートだけで長いなー。
あ、「ショコラ」という映画はおすすめです。

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