R is for Rocket

R is for Rocket

邦題にすると『ウは宇宙船のウ』ですね。ご存知のお方もございましょうが、アメリカの生んだ偉大なSF・ファンタジー作家のひとり、レイ・ブラッドベリの短編集です。SFといってもハードなものではなく、抒情豊かで詩的なのがブラッドベリの持ち味です。『華氏451度』の原作者でもあり、これはマイケル・ムーア監督の『華氏911』のタイトルの元にもなっています。
ずいぶん熱っぽい解説ですね。はい、好きなのです。SFというと、ロケット?ロボット?宇宙?ときょとんとしがちですけども、実はある科学技術があったら社会や人間はどうなるか、というのが小説という形で書かれているもので、科学ではなく人間や社会、特に他者の文化に興味がある人にとってはかなり面白い読み物なのですよ。
と熱い思いはさておき
こんにちはバラックです。
マーチ紹介シリーズも三回目の「ー」に突入しました。
マーチの「-」は日本語で書くと「ー」ですが、アルファベットで書くとR、そう、つまり立教大学です。
中ゼミ社会学系編入で立教を目指す場合、実際に受験するのはコミュニティ福祉学部がターゲットになります。
そして社会学系では毎年5人以上の合格者を出しているお得意様になります。コミュニティ福祉と言われてもピンとこないかもしれませんが、福祉学科とコミュニティ政策学科があり、政策学科の方では社会学やジェンダーなども学ぶことができます。もちろん福祉学科を受験して合格される方もたくさんいます。
試験はまず1に英語、2に英語。英語の試験内容自体は長文総合問題、和訳や内容一致、語句の選択問題、内容説明などの記述型などで、Sレベルとそこまで難しいわけではありません。それゆえしっかりと点をとること、ミスを犯さないことが求められます。
論文の方は以前は課題文型で新聞記事やグラフなどが出題されていましたが、ここ数年はテーマ型が多いようです。内容はいのちの尊厳や社会的弱者、高齢者などなど。1次を合格した人が二次の面接に進むことができます。これまではあまり面接で落ちる人はいなかったのですが、去年は珍しく二次で不合格という人も少しでましたので油断できません。
さてもう一つ編入で重要な志望理由書。ここにはなぜ編入したいのか、入った後は何を学び研究したいのか、どうしてその大学・学部なのか、将来はどうするのかといったことを書く必要があります。そこで問題になるのが研究テーマですが、立教コミュ福の場合には「誰を助けたいのか」ということをとっかかりに考えていくと良いでしょう。ここ数年人気のテーマは「子育て支援」でした。「老老介護」や「高齢者の孤独死」などもわかりやすいですね。その辺をうまく「コミュニティ」という視点を入れてからめてやるとばっちりこの大学・学部に適したテーマになります。
それからここを受験するうえで欠かせないがのが『コミュニティ福祉学入門』という本を読むことです。福祉やコミュニティに関する概念をしっかり押さえ筆記対策や面接対策とするだけではなく、入った後の研究テーマもこの本を読みながら探しておくとよいでしょう。もしぜったい立教に受かりたい!という人は必読の一冊ですよ~
また立教コミュ福の編入試験は10月とちょうど編入試験のピーク時の中でも少し早めに来ます。立教志望のひとはこの受験を中心にスケジュールを組み立てていくと良いでしょう。
今までの大学紹介に比べるとかなり実践的な内容でしたね・・・字が多くて読むのに疲れたという人、社会学系編入のカギはいかにしっかり文章を読めるかですよ。なんていったって本を読むことが勉強なのですから。
さてさてそんな具合で次回はマーチ紹介第四弾です。

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