こんにちは、まりもです。
編入の入試のピークが過ぎ、
中ゼミでは、
このところ、ややゆったりした空気が流れています。
来年度のご入学についてのお問い合わせは、
今がチャンス!
ゆっくりじっくりお話しできますよ。
さて、今回は『プリンセスメゾン』と女性のすまい。
マンガを借りて読んだのですが、
「ほのぼの」で「じんわり」なのに
女性に「喝!」を入れてくれるような、
なかなかに芯のあるマンガです。
すまい、って実は生活の半分以上をしめるのに、
この日本では、おざなりにされてる気がします。
自分にあうすまいと街をさがすために、
労力を惜しまない主人公の沼ちゃんに、
「すまい」をめぐる一人暮らしの女性たちの話に、
「すまい」の質がわたしたちにどれほど大きな影響をもたらすのか、
を改めて感じます。
社会学でも、「住宅」や「マイホーム」を取り扱った研究がありますよ。
信州大学の祐成保志先生は、
『〈住宅〉の歴史社会学――日常生活をめぐる啓蒙・動員・産業化』
のなかで、「住宅難」という感覚があることを指摘しています。
また、東京大学の山本里奈先生は、
『マイホーム神話の生成と臨海――住宅社会学の試み』で、
住空間の変遷などを通して、ライフスタイルの根底的な変化を読み取る、
というものらしいです。
「すまい」に注目した研究もアリ!ですよ~。