こんにちは、まりもです。
ここ数週間、
午後1:30から午後8:00までの面談の枠が
ほぼ埋まっているという込み具合でしたが、
東京女子大の出願が一段落したためか、
今日は面談の枠がちらほらと空いております。
ということで、本日2回目のブログです。
最近、ふと
中野卓
『口述の生活史――或る女の愛と呪いの日本近代』
を読みました。
明治34年に生まれた女性が、83歳のときに知り合った著者(調査研究者)と出会い、
その後、おりにふれて、中野さんがこの女性を尋ね、
口述で、これまでの人生を聞いてきた言葉を記した作品です。
この当時の人たちの生き方は、戦争があったこともあり、
ほんとうに波乱万丈ですよね。
話し言葉のため、最初は「読みにくいな~」と思っていましたが、
拾い読みするうちに、「え!?どうして、こうなったの?これからどうなるの!?」
と、結局あっというまに読み切ってしまいました。
たった一人の人生の記録でも、
生きた時間の時代背景や、社会的な風潮などを映し出しています。
だから、こうした口述の生活史だけでなく、
日記や手紙も、社会学の分析の対象になるんですよ。
たとえば、ひいおばあちゃんの書いてた日記がみつかった!
っていう方は、超ラッキー!(笑)
もちろん、そんなラッキーがなくても、
これまで公刊されている日記を、
改めて社会学的に分析する、というのもありなわけです。
受験生のみなさま、
志望理由を考えるときに、
ヒントにしてみてくださいね~~。
まぁ、そんな日記分析に関心のない方も、
ぜひ、上述の本を手に取ってみてください!
とくに、広島、山口県民(わたくし山口県出身です)には、
なつかしい方言てんこもりです^^/