こんにちは、 まりもです。
ずいぶん、暖かい日も多くなりました。
とはいえ、まだまだ三寒四温の時期、
鍼灸師さんによれば、暖かくなって毛穴が開いたところに、急激な冷えがはいるこの時期は、
思いがけず体調を悪化させやすいのだそうです。
筑波、明治の編入を受験する予定の皆さん、首筋を温めて、風邪をひかないように気を付けてくださいね!
さて、前回に引き続き「鉄道」押しでいきます。
メディア論や文化社会学がご専門で、中央大学文学部の
辻 泉 教授 は、大学HPで、こんな本を紹介されています。
(余談ですが、「社会学部」でなくても、社会学を学ぶ方法はあるんですよ☆)
『鉄道旅行の歴史―19世紀における空間と時間の工業化』
ヴォルフガング・シベルブシュ著/加藤二郎訳 (法政大学出版局)
http://booklog.kinokuniya.co.jp/tsuji/archives/2012/04/19.html
辻教授によれば、この本が示しているのは、鉄道メディアによる時空間統合論。
各地に点々とあった村々が、鉄道で結びつけられるとともに、
まずは、鉄道の時間を中心に、標準的な時間が浸透していき、
ローカルな共同体が、ナショナルな国土として統合されていくのだ・・・ということです。
(書評から察するに、こんな感じかと。すいません、未読です。いつか読みます^^;。
本書を読まれて、「違う!」という方は中ゼミまでご一報ください)
普段何気なく利用している鉄道も、近代の発展とナショナリズムの勃興の歴史に連なる延長線上にある、
と考えると、なんだかわくわくしますね。
鉄道=メディア(媒体)という見方も新鮮!
前回紹介した、鉄道が生活や文化をうみだす、というのも、鉄道自体がメディアだからなんですね。
さらに、国鉄闘争を題材にとれば、労働問題という視点から、鉄道を研究するという方法もあります。
鉄道×文化
鉄道×時間
鉄道×労働
鉄道×近代化
鉄道×〇〇〇 ・・・・・・
鉄道好きのあなたなら、〇〇〇に、何を入れますか!?
懐の深い社会学なら、どんなコラボも可能ですよ!!