月別アーカイブ: 9月 2013

『あまちゃん』も研究テーマになります

『あまちゃん』も研究テーマになります

 

こんにちは、まりもです。

『あまちゃん』、終わっちゃいましたね・・・。

途中から家族全員で見始めて、

小学生の子供たちまで、「星よりひそかに~~、雨よりやさしく~~♪」と

橋幸夫の「いつでも夢を」が歌えるようになりました。

もちろん、鼻歌は「潮騒のメモリー」です。

 

その「あまちゃん」最終回を見てふと、これは「女子の連帯の物語」なのだな、と感じました。

その時、ひらめいたのが「シスターフッド」という言葉です。

シスターフッドとは、マイペディアによれば

「女性解放という大きな目標に従った女性同士の連帯のこと」

いじめられっこのアキと、女子から嫌われるユイの友情の紆余曲折や

ヤンキー上がりの春子と芸能界の一大スター鈴鹿ひろみの確執を超えてともに仕事をする仲になるまで、などなど・・・

女同士の肯定的で前向きで、真剣だけどふざけてて、ださいけどかっこいい。

そんな連帯のありように目が離せませんでした。

 

そういえば、連続テレビ小説に見るヒロイン像の変遷について、

同志社大学大学院社会学研究科メディア学専攻の方が論文を書かれているし、

法政大学社会学部宇野ゼミナールでも、とりあげられていますね。

 

「シスターフッド」をキーワードに、連続テレビ小説の女性の連帯を研究する、

あるいは、そうした女性の連帯を描く「男性脚本家」の意識の変遷を研究する、というのもおもしろそう。

 

テレビの世界にも、研究テーマはごろごろ転がっていますよ!

10/14(月・祝) 模試があります

10/14(月・祝) 模試があります

 

こんにちは、まりもです。

8月の猛暑が嘘のように、寒くなってきましたね。

真夏はあまりの暑さに、思考停止状態でしたが、

ようやく脳が働き始めました。

フランスのように、バカンス休暇とバカンスチケットがあればな~~、と

切実に思いましたよ。

(しかもフランスでは、バカンス時期には、車会社が、バカンス用の車を貸してくれるそうですよ)

 

受験生の皆さんにとっては、非常に苛酷な夏でしたが、

気を緩めず、試験まで突っ走ってくださいね!!

 

中ゼミでは、10/14(月・祝)に、模試を行います。

試験目前の皆さん、実力を把握する試験の雰囲気に慣れておくことは

合格への一歩です。

校内生の皆さんも、また独力で受験勉強をしている方も、ぜひこの機会をご利用ください。

今年の出題傾向のヒントにもなるかも!?

詳細はこちら → http://www.chuo-seminar.ac.jp/test/

 

『半沢直樹』を学問すると?その2

『半沢直樹』を学問すると?その2

 

本日2度目のまりもです。

先ほどは、ジェンダー × 国際比較でしたが、

今回は、昇進 × 国際比較をみてみましょう。

 

半沢直樹は、平成2年入社でドラマ時点で43歳らしいですね。

ということは、入社20年ですね。

日本では、20 歳代後半から40 歳代前半の「働き盛り」の男性で

「週に60 時間以上働いた」人は、各年齢層の2割ということですが、

きっとこの銀行のみなさんは、この2割の枠に入るでしょうね。

 

さて、昇進プロセスの国際比較によれば、日本はべらぼうに昇進までの期間が長いんですよ。

初めて昇進に差が付き始めるのが、

アメリカ 3.42年、ドイツ 3.71年に対し、日本は7.85年!

 

そして、昇進の見込みがない人が約5割に達するのが、

アメリカ 9.10年、ドイツ 11.48年なので、

33歳くらいになれば、昇進の見込みがあるかないかが明確になるわけですね。

では、日本はというと・・・なんと驚きの22.30年!!

 

43歳は、まさに5割に達する瀬戸際なわけですね。

それでもまだ5割の人には昇進の見込みがあるわけです。

 

とすると、当然小説は続いてるわけで、半沢は出向先からどう巻き返してくるのかが気になるところ。

こんなことも、社会学的考察のテーマになるんですよ。

 

ちなみに、「出向」もまた社会学のテーマになります。

一橋大学の博士論文でも、雇用関係ルールにおける社会学的考察がなされていますね。

それによると、

「雇用保障法理が機能しなくなりつつある現在、労働条件の不利益変更法理の不透明性の持つ意味は大きく、

雇用関係の一方の当事者である労働者は

極めて大きなリスクを負いながら雇用関係を継続していかなければならない状態にある」

のだそうです。

 

現実にはリスクを背負っている労働者だからこそ、

半沢の「倍返し」はカタルシスになるわけで、

むしろ現実の厳しさに目を開かされるドラマなのでした。

 

『半沢直樹』を学問すると?その1

『半沢直樹』を学問すると?その1

 

こんにちは、まりもです。

昨晩は、つい先々週?あたりから見始めた『半沢直樹』最終回をみてしまいました。

初めて見た日こそ、「こりゃ~、すかっとするなぁ~」と思いましたが、

冷静によ~~く見ていると、昭和の匂いが濃厚ですよね。

『半沢』をネタに学問すると、どんな切り口があるでしょうか。

 

わかりやすいところではジェンダーですね。

お堅い銀行なのでリアルに考えると男率100%は「あたりまえ」の風景だけど、

世界ではこれが「あたりまえ」ではありません。

日本の女性役員比率はなんと1.1%(45か国中44位)、

一方、1位のノルウェー36.1%(世界ランキング統計局)。なんと、3割以上が女性を占めるわけです。

 

この背景には、女性役員比率を40%にすることが義務付けられるという

「クオータ制/割当制」が導入されたことがあります。

このクオータ制、北欧だけでなくアメリカ、カナダ、オーストラリアでも採用されているんですよ。

3割以上が女性の取締役会を想像すると、

『半沢』の世界も、やや違って見えてくる気がしますね。
登場した女性キャラクターの属性を見ても、

専業主婦の妻、愛人でクラブ経営、不正を働く専務、といったところで

なんとなく、『男性の抱く典型的な女性パターン』という感じでしょうか。

専業主婦=良い、働く女=悪い、といってしまうと単純すぎ?

(まあでも、屈折した専業主婦もいましたね)

サラリーマンマンガで描かれる男女のライフコースを分析した

石黒久仁子さん、ピーター・マタンレさんの論文にもそんなことが書かれていたような。

 

・・・と、ジェンダー視点 × 国際的状況から見ると、

『半沢』の何が新しいのかな?って思ってしまいます^^;

現実が古色蒼然としてるということなんでしょうけどね。

 

社会人で大学院希望の方、必見

社会人で大学院希望の方、必見

 

こんにちは、まりもです。

台風の影響もあり、学生さんの面談もキャンセル続出?と予想していましたが、

受験直前の学生さんも多く、みなさん、きっちりと来校されていました。

今日、受験の方もいたと思いますが、

思いがけない突発時であっても、あわてず騒がず、

「なんとかなる」と平静を保ち続けることも、受験の時の重要なスキルです。

学生のみなさん、アクシデントに左右されず、全力を出し切ってくださいね!

 

さて、今週末は、

社会人のための大学院入試受験対策〈無料〉相談会

が開催されます。

20代の若者に交じって説明会に行くのはどうも・・・と二の足を踏んでいた方、

絶好のチャンスです。

 

実は、社会人の中ゼミ生さんは、意外に多いんですよ。

育児中の方、定年退職後の方、仕事しながら夜間の院を希望する方などなど。

 

社会人の場合、学卒の若者とは違って、特有の院入試対策が必要だったり、

数十年ぶりに勉強する方には、最適な学習方法をお知らせするなど、

社会人には社会人のための対策が必要です。

 

大学の時だって予備校なんて行ったことないし、

予備校に通ってまでなぁ・・・独学でもなんとかなるんじゃないかなぁ・・・

と思っている方、受験は情報戦です。

 

とくに社会人にとっては、時間こそが最大の資源。

最小の時間で、最大の効果を得るために、予備校の活用は非常に有効です。

 

大学院進学を考えている社会人のみなさん、ぜひこの機会をお見逃しなく!

9月22日13:00から。事前予約が必須です。ぜひ、お電話ください。

詳細はこちら → http://www.chuo-seminar.ac.jp/guidance/

予言は必ず成就する

予言は必ず成就する

 

こんにちは、まりもです。

夜は寒くなってきました。

編入試験シーズンもいよいよ到来。10~12月は、各大学で編入試験ラッシュです。

受験生の皆さん、体力を過信せず、季節の変わり目の体調変化に気を付けて

風邪をひかないよう、あるいは長引かせないようにしましょう。

 

さてさて、今朝、テレビの星占い、うお座は最下位でした。

そんなうお座のラッキーアイテムは「かつ丼」といわれたからには、

やっぱり今日のランチはかつ丼だろう~と探すこと30分。

目当てのお店は閉店してて、チェーン店のかつ丼は今ひとつな感じ・・・

よし!コンビニだ!と思うも、ローソン、ニューデイズ、サンクスにも、東急ストアにもなく、

泣く泣く別のものを食べることに。

占いって、気にし始めると気になりますよね~。

 

ところで、占いや予言って、実は「当たったり当たらなかったりするもの」じゃなくて、

「人が、当たるように行動してしまうもの」だって、知ってましたか?

 

それが、社会学者のR.K.マートンによるトマスの公理

 

「もし人びとが状況をリアルなものとして規定すれば、

 

その状況は結果においてもリアルなものになる」

 

ことなのです。

つまりどういうことかというと、たとえ非現実的な予言をいわれたとしても、

その非現実的な予言を現実的なものと考えた瞬間から、

その人は、予言を成就するためのプロセスを歩むことになる、ということ。

 

「かつ丼」を食べられなくて、最悪の運勢にちがいない、と思えば、今日の出来事が最悪になるように行動し、

「かつ丼」のことをこんなに探したんだから、アンラッキーは吹き飛ばせたに違いない、

と思えば、最悪なことは防げるように行動する。

今日起きた出来事への主観的意味付によって、行為の選択とその結果は変わってきます。

 

こんなふうに、予言や占いも社会学にかかればアカデミックになるんですね~。

 

ちなみに、平安女学院大学客員教授には鏡リュウジ先生もいて、

社会学的にでなくても、占星術が学べるようですよ。

 

居酒屋学!?

居酒屋学!?

 

こんにちは、まりもです。

気が付けば9月。

昼間はむしむしと熱いですが、夜には暑さも和らぎ、

時折秋の風を感じるようになりましたね。

 

昨晩は、高校時代の友人が集まって久しぶりのプチ同窓会。

上京してくる友人のために、食べログから居酒屋本、ビストロ本、Hanako、散達など

ほんとにいろんな本でお店を探しました。

 

そんな折、一橋大学社会学研究科教授 マイク・モラスキー氏のこんな本を発見!

『呑めば、都――居酒屋の東京』

 

これまで資生堂のデザイナーだった太田和彦さんの本を愛読していましたが、

学者さんが居酒屋本を執筆しているとは!

さらにさらに、階級論で著名な早稲大学人間科学学術院教授 橋本健二先生は、

『居酒屋ほろ酔い考現学』

を書いてらっしゃいます。

(ちなみに考現学とは考古学と同じように、現代の世相や風俗を分析する学問のことです)

 

居酒屋の変遷を社会学的に分析する、とかもおもしろそうですよね~。

昭和レトロな居酒屋が消えつつある今、こうした居酒屋を対象にした社会学的研究もありかも?

だれか居酒屋大好きな方、ぜひ研究してみませんか。