理系大学院入試、研究計画書~志望理由書

理系人を目指す皆さんこんにちは。

いつも編入学の記事やどうでもいい雑学ばかり書いているので、今日は大学院入試に特化したお話をしてみようと思います。

一般的に言われている(あるいは認識されている)こととして、「大学院入試には、研究計画書の提出が求められる」ということがあります。

確かにこれはほぼ間違いないことです。ただし、頭に「文系または文理融合型の」とつけた方がより実態に近いといえると思います。だって理学系・工学系では研究計画書の提出が求められるところの方が少ないのですから。。。

そもそも研究計画書とは何なのか。それは、2年間の修士課程(ここでは修士に限定します。)のなかで、

  1. どのような学術的な意義の下で、
  2. どのような方法で、
  3. 何を明らかにするのか、

を予定として綴るものなのです。つまり、このような研究活動の主人公は、実質的にも名目的にも受験者自身ということになります。受験者が自由に研究テーマを決め、その研究を遂行する過程で(その研究を指導できる)指導教官の指導を受ける場所が大学院であるわけです。

一方で理学系や工学系の場合は少し事情が異なります。修士課程における研究活動の名目的な主人公は受験者自身ですが、実質的な主人公は指導教官(あるいは博士後期課程の先輩)だったりするのです。言葉は悪いですが、極端な話、修士の学生は先生のお手伝いとして研究をする、ようなイメージです。したがって、研究テーマを決める上での自由度は文系のそれとはまるで異なり、決して大きくありません。つまり受験者自身が入学以前に研究計画を立てることはあまり行われないということです。

裏を返せば、受験時に非常に苦労する研究計画書を書く必要がなく、数学や物理などの科目試験で大学院入試を突破できるということです。もちろん口頭試問はありますが、研究計画のプレゼンというよりはポートフォリオのプレゼンというイメージの方が強いですから、学部での卒業研究の進捗状況を分かりやすく論理的に発表できるようになっていることが大事です。

とはいえ、以上はあくまでも一般論です。例えば東工大あたりでは、志望理由書という名前のほぼ研究計画書を提出させる専攻もありますから、よーく出願書類はチェックしておくことをお勧めします。